TOYO TIRES:清水社長が社内に向け、2019年、年頭訓示を述べる

TOYO TIRE株式会社では、2019年度の始業にあたり、清水隆史代表取締役社長より、社内に対して、年頭訓示が述べられた。

【年頭訓示】
「当社は2019年1月1日をもって、TOYO TIRE株式会社へ社名を変更した。これまで70有余年にわたって、多くの関係者の皆様に支えてきていただいた歴史を受け継ぎ、そして、その財産を将来へと引き継いでいくため、新しい大きな扉を押し開いた。
当社は、自ら道をつくるという挑戦を重ねてきた。そのような生き方によって会社のアイデンティティが研ぎ澄まされてきた。培ってきた当社らしさ、独自性や強みに自信を持ってそれらを守り、一方、勇気を持って一歩を踏み出し、新しい世界を切り開くチャレンジを重ねていく。守るべきもの、変えるべきものを見据えながら、狭間に生まれるチャンスをモノにしていく。会社としての転換点に立っているからこそ、「不易流行」を意識して自分たちの道をつくっていきたい。
当社は、本年を「第二の創業の年」と位置づける。創業とは「事業、仕事を一から興す」こと。当社は74年さかのぼる終戦の年に事業を興した。当時は主力工場を空襲で被災し、社会も生活も混乱のさなか、マイナスからの出発だった。労働環境も調達物資もすべて、安定や安心とは対極にあった時代。そうした中で事業に邁進させたのは、「よい製品をつくって、世の中のために役立つ」という気概や覚悟、事業に従事する責任や誇りだった。道とすら呼ばれていないところを走り、その走りで新しい道をつくってきた。当社はそういったDNAを持っている。
今、我々が開いた扉の先には、デジタル化のうねり、新興国の台頭、100年に一度という自動車産業界の一大変革、業界地図の再編など、何が起こってもおかしくない、安定や安心とはほど遠い空間が広がっている。確固として約束された道が未来の方向へ延びているわけではなく、「ここを真っすぐ行けば確実だ、安心だ」と道が保証され、用意されているような時代を我々は今、生きていない。
このような時代を「飛躍へのチャンス」として捉え、また、期せずして、このようなタイミングに社名変更を行なうことになった巡り合わせを、あえて意義深く捉えたい。事業を興し、事業を守り、事業を成長させる。そういった創業者精神を互いに主体的に発揮し合っていかねばならない。
仲間と知恵を出し合い、周りと協力し合いながら、それぞれの持っているリソースを機動的に、自在に結びつけていくことで、必ず喜ばれる新たな価値を生み出していくことができる。社名に「TIRE」と掲げるメーカーは国内では当社だけだ。名実ともに、モビリティビジネスを支え、社会から喜んでいただける存在になるため、道なき道も勇気をもって果敢に走り、そこに新たな道をつくっていく。そういった挑戦の一年として臨んでいきたい」