Goodyear:自己再生型コンセプトタイヤ “reCharge”を発表

カスタマイズされたカプセル(カートリッジ)により、タイヤを自己再生

ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー(グッドイヤー)は、画期的な自己再生型コンセプトタイヤ「reCharge」 を発表した。このコンセプトタイヤは、タイヤ自らが環境に適応、変化し、利用者のモビリティニーズに応えるたいやだという。
Mike Rytokoski グッドイヤー・ヨーロッパ、Vice President 兼Chief Marketing Officer は、「グッドイヤーは、個々の消費者のモビリティニーズに、より確実に応えられるタイヤを追い求めてき。当社はこの度、パーソナライズ化と簡易化が進む、電動モビリティの将来に適合するコンセプトタイヤを完成した」 と述べた。
この「reCharge」 コンセプトには、多くの革新的な特徴があるが、それは次の3 つのポイントに集約される。

パーソナライズ
●「reCharge 」コンセプトの核となるのは、再充填が可能で、生成分解できるトレッドコンパウンドである。個々のカプセル(カ
ートリッジ)による再充填が可能となるため、タイヤ交換のプロセスが劇的に簡易なものとなる。カスタマイズされた液体コンパウンドを含有したカプセル(カートリッジ)を充填することで、トレッドを再生、天候や路面の状態、またドライバーの運転方法にも、時間の経過とともにタイヤが適応することを可能にする。AI により、個々のドライバーのプロフィールが生成され、カスタマイズされた液体コンパウンドが作成される。これにより、利用者の用途にあわせ調合されたコンパウンドが生成される。

 

 

 

 

 

サステナブル
●コンパウンドは、生物由来物質を原料とし、世界で最も強力な天然素材のひとつである「蜘蛛の糸」から発想を得た繊維で強化されている。これにより、耐久性が極めて高く、100%生分解が可能なものとなっている。

 

 

手間要らず
●再充填可能なカプセルを使うことで、タイヤ交換のプロセスが劇的に簡易なものとなるだけでなく、軽量なエアレス・フレームがトレッドを支えるトール・アンド・ナロー形状となる。これは薄くて頑丈なメンテナンスを要さない構造であり、これにより、空気圧のメンテナンスや、パンクによる無駄な時間が無くなる。

ルクセンブルク・グッドイヤーイノベーションセンターの主任デザイナーを務める、Sebastien Fontaine は、「グッドイヤーeCharge
は、妥協の一切ないコンセプトタイヤである。パーソナライズされ、サステナブル、そして手間要らずで、電動モビリティの一翼を担うと確信している」と述べています。

reCharge のプロモーションムービーは、下記参照
https://youtu.be /ziMVIZPu2XU