TOYO TIREは、株式会社NOVEL(「NOVEL racing」)とパートナーシップ契約を結び、5月21日~24日に、ドイツで開催される「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に参戦すると発表した。
ニュルブルクリンクは、ライラント=プファルツ州(ドイツ)のニュルブルクにある、全長約25kmのサーキットコースで、自動車メーカーやタイヤメーカーが開発テストを行なうことでも知られている。高低差300m、コーナー約200カ所を持つほか、山間部特有の急な天候変化に見舞われやすい世界有数の難関コースとして有名で、通称「ニュル」と呼ばれている。このコースを24時間走り続けなければならないこのレースは、世界で最も過酷な耐久レースのひとつといえる。
今回、同社は「NOVEL racing」とともにこのレースに参戦する。NOVEL racingは、LEXUS「F」モデル用に高機能パーツを開発、販売する、LEXUS専門チューナーで、2016年からこのレースに参戦してきた。2018年には、参戦車輌が2台ともSP8クラス2位、3位に入賞する快挙を成し遂げてもいる。同社は「NOVEL racing」が今回、このレースに投入するLEXUS RC FとTOYOTA Supra GT4向けにタイヤを開発、供給し、その挑戦を積極的にサポートするとともに、TOYO TIRESブランドの訴求を図るとした。
同社は、レース車輌に供給するレーシングタイヤの開発において、同社最新型の試験機にて高速コーナリングの評価を実施し、データベース化も行なっていくとのこと。これら高速走行試験の結果から得られた知見を商品開発に活用することで、高品質、高機能なタイヤをグローバルに供給するとしている。