BRIDGESTONE:JALとブリヂストン、タイヤ摩耗予測技術を活用し航空機整備作業を効率化、新たな価値の共創へ

日本航空株式会社(JAL)とブリヂストンは、大阪国際空港を拠点に、JALグループの地域路線を運航する株式会社ジェイエア(J-AIR)の航空機を対象に、タイヤ摩耗予測技術を活用した、より精度の高い計画的なタイヤ交換を2020年5月より開始した。
航空機用タイヤは、機体の速度と重量を支えながら、離着陸を繰り返すという過酷な条件下で使用され、通常、航空機が数百回離着陸する毎に新しいタイヤに交換する必要がある。さらに、使用環境によってタイヤの摩耗進展速度が異なるため、これまで、突発的なタイヤ交換や、交換時期の集中が発生していた。今回、JAL/J-AIRの持つ航空機に関する知見・フライトデータと、ブリヂストンの持つタイヤに関する知見・デジタルを活用した摩耗予測技術をかけ合わせることで、タイヤの交換時期を予測することが出来るようになり、精度の高い計画的なタイヤ交換が可能となった。
その結果、ホイール・タイヤ在庫の削減および、航空機整備作業の効率化などが期待される。また、生産・使用過程でのCO2排出量を削減することで「地球との共生」へと繋げていくとしている。
JALとブリヂストンは、協働でのチャレンジを続け、その先にある新しい価値の創造と地域・世界への貢献を目指していくとした。

開始時期:2020年5月
対象機材:エンブラエルE170・E190型機
なお、実際の整備処置は、JAL/J-AIR機材の整備を担っている株式会社JALエンジニアリングが実施。