住友ゴム工業は、政府からの要請に対応するため、マレーシア工場のニトリルゴム薄手手袋の生産能力を、200万双/月に増強することを発表した。
増産の開始は2021年5月を予定しており、国内の医療機関や食品メーカー工場などを中心に供給していくとのこと。
同社手袋事業は、今回増強を決定したマレーシア工場と、タイなどの協力工場で生産、海外・日本国内で販売を行なっている。
ニトリルゴム薄手手袋は、医療機関や食品メーカー工場など、さまざまな場所で使用されており、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い需要が高まっている。
今年4月には、医療支援として、9万7500双を日本政府に寄付した※。
今回、政府の「海外サプライチェーン多元化等支援事業補助金」を活用することで、設備投資を拡大し、200万双/月の生産体制を構築するという。
【マレーシア工場概要】
所在地 :マレーシア ケダ州スンガイペタニ市
生産品目:ゴム手袋(家庭用、作業用)、タイヤパンク修理剤
操業開始:1981年
投資総額:1億5000万円