株式会社エイワの、センターロック式タイヤチェンジャー「ウィングCL121」が、2020年度グッドデザイン賞を受賞した。
ホイールの固定に、独自のスマートロックを使用したセンターロック方式を採用し、ビード落としや、タイヤチェンジャーへの取り付けにおける困難な作業を根本から見直した新しいコンセプトに加えて、パラレル・リジッド構造を採用した高剛性の本体デザインが高く評価された。同社では、今回の受賞を契機に「ものづくりにおけるデザインの活用」を積極的に推進し、プロの技術を可視化する最新機器の開発、安全で快適なカーライフの実現に寄与する企業を目指すとしている。
■製品名称:ウィングCL121
■製品概要:
①新方式「センターロック方式」はビード落としと取付け(セット)作業が一度に安全に、楽な姿勢で行なえる。
②「パラレル・リジッド構造」の支柱は上下、横方向へのねじれに強く、作業の安心度が格段にアップする。
③理想的な作業動線を提供し、流れるようなプロの作業を車輌オーナーに見ていただく「技術の可視化」を実現。
【グッドデザイン賞 審査委員による評価コメント】
作業難易度が高く、危険を伴うタイヤ交換作業を、安全かつ低い作業負荷で行なえるように、多数の工夫を盛り込んだタイヤ交換作業機である。近年のタイヤの性能向上により、その交換作業は、ますます難易度が高く、経験や腕力を要するものになってきている。この作業機では、方式を根本的に見直すことで、これらの問題を根幹から解決しており、これまでにない作業環境を実現したことを評価した。