TOYO TIREは、グローバル・フラッグシップタイヤブランド「PROXES」シリーズにおいて、SUV専用の新商品として「PROXES CL1 SUV」を2021年1月14日より国内市場で発売すると発表した。
発売サイズは全20サイズで、価格はオープン価格となる。
SUVは、デザイン性やレジャーシーンにおける使い勝手の良さなどから、日本国内で着実に人気が高まっており、同カテゴリの新車販売台数も年々増加している*1。ハイブリッドなど環境に配慮したモデルのラインアップも充実していることから、SUVに装着するタイヤには、車重の増加による摩耗の促進を抑え、エンジン音が発生しない走行時に聞こえるノイズを低減することが求められている。
*1:日本自動車販売協会連合会の統計データ、2016年から2019年(1月から12月)による。
「PROXES CL1 SUV」は、SUVの快適な走行をサポートするため、静粛性能と耐摩耗性能を高めたSUV専用タイヤである。タイヤパターンの設計にあたっては、同社独自のタイヤ設計基盤技術「T-MODE」を活用し、トレッドパターン*2内で機能を分担させる非対称パターンを採用した。最適なパターン設計により、局所的な摩耗を抑えるとともに、ノイズを同社従来品(PROXES CF2 SUV)比で22%低減することに成功した。また、同社独自の材料設計基盤技術「Nano Balance Technology」を駆使したゴムの配合により、すべてのサイズで、国内タイヤラベリング制度の転がり抵抗性能「A」、ウエットグリップ性能「b」を取得し、低燃費タイヤとしての性能も確保している。
*2:トレッドパターン:タイヤのトレッド部に刻まれている、溝や切り込み。