BRIDGESTONE:石橋秀一 取締役 代表執行役 Global CEO、2021年、年頭所感

2021年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年はCOVID-19感染拡大が世界中で猛威をふるい、グローバル経済や我々一人ひとりの生活にも大きな影響を与えました。当社グループにとっても、様々な変化への適応を迫られるなど、過去に類を見ない厳しい1年となりました。

こうした環境下において、創業より受け継がれてきた当社グループの使命「最高の品質で社会に貢献」はより一層その重要性を増しています。当社グループは昨年を、1931年の創業、1988年のファイアストン買収を契機とした第二の創業に続く「第三の創業」と位置付け、「2050年にもサステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社であり続けること」をビジョンとして掲げ、新たなチャプターへと踏み出しました。そして、そのビジョンの実現に向け7月に発表した中長期事業戦略の実行化を着実に進めてまいりました。

本年は、第三の創業の2年目として、筋肉質で環境変化に適応できる「強いブリヂストン」への進化に向けて結果を出していく年となります。コア事業であるタイヤ・ゴム事業の稼ぐ力を引き続き徹底的に強化していくとともに、デジタルトランスフォーメーションやイノベーションには戦略的成長投資を行い、これらをベースに成長事業であるソリューション事業をさらに進化・拡大してまいります。更に、将来に向けた取り組みとして、SDGs達成への貢献など、サステナビリティの分野にも注力してまいります。

当社グループは、引き続きサステナビリティを経営の中核に据え、タイヤ・ゴム事業の強みを活かした当社独自のソリューション事業を通じて、社会価値の創造と顧客価値の創造を両立させ、競争優位を獲得することで、社会・お客様と共に持続可能な会社へ成長してまいります。

本年も皆様の一層のご指導、ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。