YOKOHAMA:天然ゴム加工会社がタイの豪雨洪水被災地を支援

横浜ゴムの天然ゴム加工会社である、Y.T. Rubber Co., Ltd.(ワイ・ティー・ラバー)は、2020年12月、同社が立地する、タイ・スラタ二地区で発生した豪雨に伴う洪水で、被災した世帯に支援物資を寄贈した。支援したのは、同社に隣接する2つの村の被災した全360世帯で、それぞれに米 5 kgと、500mlペットボトル水12本を手渡しで配布した。危機的な状況にあった被災世帯に、従業員自らが迅速に必要物資を届けたことにより、周辺住民との信頼関係をより高めることができたとしている。

Y.T. Rubber Co., Ltd.は、従来より地域社会への貢献と信頼関係の構築を目指した活動を行っていて、今回のような災害支援だけでなく、地域の各種イベントへの協賛や、周辺緑化のための苗木の提供に加え、工場敷地内で生育している魚とパームヤシを食用や収益源として提供するなど、地域発展に貢献する支援を積極的に行っている。また、横浜ゴムの「持続可能な天然ゴムの調達方針」に基づき、タイ・スラタニ地区周辺における天然ゴム農園の訪問調査や、天然ゴムの品質および、生産性向上に向けたセミナーイベントを開催するなど、天然ゴム農家を支援する活動を実施している。

支援物資を手渡す横浜ゴムグループスタッフ
支援物資を届けた横浜ゴムグループスタッフと洪水で被災したスラタニ地区の方々