DUNLOP:国連グローバル・コンパクトに署名

住友ゴム工業は、国際連合が提唱する「国連グローバル・コンパクト」(UNGC)に署名を行い、2022年5月19日付で参加企業として登録された。

UNGCは、国連と企業や団体が手を結び、健全なグローバル社会を築くための世界最大のサステナビリティ イニシアチブで、UNGCに署名する企業・団体は、人権の保護、不当な労働の排除、環境への対応、そして腐敗の防止に関わる10の原則に賛同する企業トップ自らのコミットメントのもと、その実現に向けて努力を継続することが求められる。

同社は、気候変動をはじめとする環境問題など地球規模の社会課題が深刻化する中、社会と同社が持続的成長を遂げていくには、2050年を見越した長期視点での方針が必要と考え、2021年8月にサステナビリティ長期方針「はずむ未来チャレンジ2050」※を策定した。その中で、環境、社会、ガバナンスそれぞれにおいて持続可能で豊かな社会の実現に向けた目標テーマを掲げている。

同社は、この「はずむ未来チャレンジ2050」を通して、UNSGの定める 4 分野(人権、労働、環境、腐敗防止)10原則を事業活動の中で実践することで、社会課題の解決と持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。

国連グローバル・コンパクトの4分野10原則
<人権>
原則 1: 企業は国際的に宣言されている人権の保護を支持、尊重すべきである
原則 2: 企業は自らが人権侵害に加担しないよう確保すべきである
<労働>
原則 3: 企業は結社の自由と団体交渉の実効的な承認を支持すべきである
原則 4: 企業はあらゆる形態の強制労働の撤廃を支持すべきである
原則 5: 企業は児童労働の実効的な廃止を支持すべきである
原則 6: 企業は雇用と職業における差別の撤廃を支持すべきである
<環境>
原則 7: 企業は環境上の課題に対する予防原則的アプローチを支持すべきである
原則 8: 企業は環境に関するより大きな責任を率先して引き受けるべきである
原則 9: 企業は環境にやさしい技術の開発と普及を奨励すべきである
<腐敗防止>
原則 10: 企業は強要と贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組むべきである