FALKEN :『ニュルブルクリンク耐久 シリーズ 』で総合優勝

ファルケンタイヤヨーロッパは、7月8日にドイツで開催された『ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NÜRBURGRING ENDURANCE SERIES)』の第6戦となる6時間耐久レースに、FALKENモータースポーツチームとして参戦し 「Porsche 911 GT3R(992)」3号車が総合優勝を果たした 。
今回の『ニュルブルクリンク耐久シリーズ』には 「Porsche 911 GT3R (992)」2台体制で挑んだ。
3号車は、3番手、4号車は、21番手からスタートし、徐々にペースをアップ。 好天に恵まれたレース当日は、路面温度が50度を超える厳しいコンディションに、ライバルたちが苦戦する中、高温下でも高いパフォーマンスを発揮するFALKENタイヤとチームの作戦が奏功し、スタート1時間後には、3号車と4号車がそれぞれ実質、1位と2位に上がり、FALKENモータースポーツチームによるワン・ツー体制を築くことに成功した。
FALKENカラーを纏った2台のポルシェは、その後もマシン及びタイヤ共にトラブルフリーで後続を引き離し、最後は2台揃ってチェッカーフラッグを受けた。
残念ながら、2位に入った4号車は、レース後に、車両規則違反により失格となったが、3号車の総合優勝は、今年「Porsche」のGT3R車両が新型に変更後、ニュルブルクリンク耐久シリーズでの初優勝となる。
今回のレースに使用されたタイヤの開発にあたっては、同社の進化させたモデルベースタイヤ開発技術が力を発揮した。車両のデジタルモデルと、目指す性能のタイヤのデジタルモデルを作成し、それをベースにシミュレーションを行った。
その結果、試作をする前にタイヤの仕様を絞りこむ事ができるようになった。デジタルモデルを利用した予測・設計工程を繰り返し行う事で、試験機によるテストや、実車テストの工程が削減可能となり、開発の効率化や、試作タイヤの削減を実現したという。