YOKOHAMA:ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを評価する「D&I AWARD 2024」で最高評価に認定

横浜ゴムは、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に取り組む企業を評価する日本最大規模の認定制度「D&I AWARD 2024」において、最高評価の「ベストワークプレイス」に認定された。

「D&I AWARD」はJobRainbowが運営する認定制度で、100項目の「ダイバーシティスコア」を指標とし、特に「ジェンダーギャップ」「LGBT」「障がい」「多文化共生」「育児・介護」の5つに注目して参加企業を評価している。
最高評価の「ベストワークプレイス」には、日本だけでなく世界的にも高い水準でD&I推進に取り組むD&I先進カンパニーで、D&Iの企業文化の醸成はもちろん、社員一人ひとりがD&I推進を担う個として積極的に活動していると評価された企業が認定される。

同社では、ダイバーシティ&インクルージョン推進タスクを中心に、多様な人材および働き方を認め合うインクルージョン風土の醸成に取り組んでおり、今回、誰もが働きやすい職場環境の整備に向けた社内制度の拡充やジェンダーギャップの解消に向けた研修、キャリア形成支援に加え、多様な人材の活用に向けた採用・育成活動、各種セミナーの開催など、D&Iに関する幅広い取り組みが評価された。

TOYO TIRES:「TOKYO AUTO SALON 2025」にTOYO TIRESブースを出展

TOYO TIREは、2025年1月10日から12日までの3日間、千葉県千葉市美浜区の幕張メッセで開催される、世界最大級のカスタムカーショー「TOKYO AUTO SALON 2025」にTOYO TIRESブースを出展すると発表した。
TOYO TIRESブースでは、SUV用ブランド「OPEN COUNTRY」シリーズと、グローバル・フラッグシップブランド「PROXES」シリーズを中心に、同社製タイヤを装着した国内外のモータースポーツ車両や、オリジナルのカスタムカーを展示する。また、2025年度発売予定の新商品や、サステナブル素材を採用したコンセプトタイヤを参考出品する。
展示品や各種イベントを通じ、両ブランドの魅力や、さらなる飛躍に向けて挑戦を続ける同社の取り組みに触れる事ができるブースとなる。

ステージプログラムでは、ブランドアンバサダーの、Michael Whiddett(マイケル・ウィデット、愛称:マッド・マイク)選手と、川畑真人選手の対談、「OPEN COUNTRY」と「PROXES」シリーズの商品を愛用いただいている著名人や、モータースポーツで活躍する選手によるトークショーのほか、人気ゲーム「グランツーリスモ7」の世界チャンピオンと、大学自動車部の学生が熱戦を繰り広げるイベントなども予定しているとの事。

MICHELIN:ブレンボとグローバル契約を締結 

ミシュランは、2024年12月11日、高性能ブレーキシステムの世界的リーダーであるブレンボと、インテリジェントソリューションの可能性を最大限に引き出すためのグローバル契約を締結した。このパートナーシップを通じて、車両性能の革新を実現し、ドライバーにこれまでにない最高レベルの安全性と快適性を提供するとしている。
このパートナーシップでは、ブレンボが持つブレーキシステム、車両モデリング、人工知能の卓越した技術と、ミシュランが誇るタイヤモデリングやアルゴリズム開発の専門性が融合される。
この技術革新は、ミシュランのコネクテッドソリューションソフトウェアと、ブレンボの革新的なSENSIFY®ブレーキシステムの間でデータをリアルタイムに継続的に交換する仕組みに支えられている。
ミシュランが提供するタイヤのグリップデータにより、エンジニアはブレーキシステムを極めて精密に調整することが可能となり、SENSIFY®の性能がさらに引き上げられるとの事。

DUNLOP:製造実行システム(MES)を白河工場に実装  ~グローバルで工場運営の効率化・高度化を目指す~

住友ゴム工業は、今回、産業オートメーションおよび、デジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーである、ロックウェル・オートメーションの製造実行システム(MES)を、福島県白河工場に実装する事を決めた。2025年下期より稼働を開始するとの事。これにより、タイヤ生産におけるデジタル技術の活用を推進し、グローバルで工場運営の効率化・高度化を目指すとしている。

近年、製造業では、経営環境の急速な変化、国内では、生産年齢人口の減少による人手不足など、多くの課題がある。
同社は、生産計画ノウハウの共有や、効率改善、製造拠点のデータ標準化が求められる中、ステップ1として、工場内の生産ラインや製造拠点によって異なるデータを統合するため、2019年から各種デジタルテクノロジーを提供する企業であるPTCなどとIoTプラットフォームの導入・アプリケーション開発を進めてきた。現在、このシステムは、タイヤ製造工場11拠点のうち、国内全4工場を含む9拠点で導入し、高品質・高効率なタイヤ生産システムの構築に取り組んでいる。

ステップ2として、2025年下期からMESを稼働開始するという。MESの導入により、体系化されたデータ整理が進み、グローバルレベルで品質や生産予測といった価値を社内ノウハウとして蓄積し、知見として共有することが可能となります。収集・管理されたデータを、基幹業務システム(ERP)と連携することで、グローバルに広がる各製造現場の状況を経営側で管理します。全社でデータを共有・活用する事で、スピーディーな意思決定を行い、工場運営の効率化・高度化を目指すとの事。
国内最大規模の白河工場から2025年下期に稼働し、その後、2026年末での効果検証を経て、標準化の上、国内外工場への展開を目指すという。

DUNLOP:高精度のタイヤ騒音予測手法を新開発  ~凹凸路面における性能予測において予測誤差1%を達成~

によるタイヤへの振動入力と路面の吸音特性を考慮する事で、特定のタイヤにおいて実測値と予測値の誤差は、約1%となり予測精度が大幅に向上した。これにより、今後、より静粛性能の高いタイヤ開発が可能になり、乗員の快適性が向上する。また、開発工数削減による納期短縮や試作の削減による省資源を図る事が期待できる。同社は、高機能タイヤや車両のモデルベース開発など、多様なユーザーニーズに迅速に対応するとともに、地球環境に優しいタイヤ開発を進めるとしている。

同社では、タイヤパターンが、凹凸路面に接地する際に発生するパターンノイズ解析に関する特許を、2014年に取得し、パターンデザインの開発にシミュレーションを活用してきた。
今回、従来の手法に加え、路面の凹凸がタイヤを振動させる事と凹凸がパターンノイズを吸音する事による音圧レベルの変化の要素を追加したシミュレーション手法を新開発(特許出願中)した。これにより、実際のタイヤで発生するパターンノイズをより正確に予測する事が可能になる。また、その結果を2024年自動車技術会秋季講演会にて「路面性状を考慮したタイヤパターンノイズ予測について」として学会発表した。

今回、特定のタイヤにおけるシミュレーション結果と実際のタイヤでの計測結果の比較検証では、両者の音圧レベルの誤差は、従来の約5%から、約1%となり、より高い精度でシミュレーションできる事が確認できた。また、従来は、約1カ月を要していた計算期間を、約1週間に短縮できた。
この手法確立により、今後、より静粛性能の高いタイヤ開発が可能になるとともに、試作タイヤによる実車テストの工数削減による開発納期の短縮や資源削減を図ることが期待できる。また、車両のモデルベース開発への対応も可能となる。

自動車における騒音規制の国際基準(UN R51-03 Phase3)が2024年から施行され、自動車騒音のさらなる低減が求められている。そして、今後、普及が予想されるEVではエンジン音が発生しないため、タイヤから発生する音の寄与率が相対的に高くなる。このため、タイヤの静粛性能の向上が今まで以上に求められている。
同社では、タイヤ内部の空気が共鳴して発生する「空洞共鳴音」を低減する独自技術の「サイレントコア」の採用や、タイヤと車両の相互の振動によって発生する音の低減に関するシミュレーション技術の開発など、これまでもタイヤの静粛性能を追求してきたが、走行する車両のタイヤ付近の空力性能を最適化するタイヤ形状の開発においても独自のシミュレーション技術を駆使している。

同社は、今後も、シミュレーション技術を進化させ、EVタイヤなどの高機能タイヤ、モデルベース開発など、多様なユーザーニーズに迅速に対応するとともに、資源の有効活用により、地球環境に優しいタイヤ開発を進めていくとしている。

TOYO TIRES:トラック・バス用タイヤの状態管理デジタル・アプリケーション「Tire SAPRI」を開発 =物流事業ユーザーのソリューションに向け、テストマーケティングを開始=

TOYO TIREは、トラック・バス用タイヤの使用環境や、使用状態を把握、管理するデジタル・アプリケーション「Tire SAPRI」を開発し、一部のユーザーに、テストマーケティングを開始しました。
同社は、タイヤ摩耗状態の予測による表示や、空気圧・温度のモニタリングによる異常通知など、独自のデジタル・データ処理技術に基づき、物流事業者の車両運行上の効率的な管理や、運行トラブルの未然防止など、ソリューションによる新たな価値創造を図っていくとしている。

BRIDGESTONE:LGBTQに関する取り組みを評価する「PRIDE指標」で、7年連続最高評価の「ゴールド」を受賞 =多様性を尊重し、すべての人が自分らしい毎日を歩める社会づくりを推進=

ブリヂストンは、一般社団法人work with Pride※1がLGBTQなどの性的マイノリティ(LGBTQ)に関する取り組みを評価する「PRIDE指標」において、最高評価の「ゴールド」を7年連続で受賞した。

LGBTQに関する取り組みを評価する「PRIDE指標」で7年連続最高評価の「ゴールド」を受賞 多様性を尊重し、すべての人が自分らしい毎日を歩める社会づくりを推進 | ニュースリリース | 株式会社ブリヂストン

BRIDGESTONE:積水ハウスと、日本初となる給水給湯樹脂配管の水平リサイクルを開始 ~ サーキュラーエコノミー実現に向けた取り組み

ブリヂストンは、積水ハウスと、積水ハウスの住宅で使用する給水給湯樹脂配管について、新築施工時に排出される端材を同製品部材に水平リサイクル(クローズドループリサイクル)※1する共創を開始した。
両社は、双方のビジョンに共通する持続可能な社会の実現に向けて、給水給湯樹脂配管のリサイクルについて検討を進めている。
※1使用済み製品を素材として、同じ製品を新たに作ること。生産者が自らの製品をリサイクルすること。

 

TOYO TIRES:欧州新会社を設立し、在欧地域販売機能を集約

TOYO TIREは、Toyo Tire Sales and Marketing Europe d.o.o. Indija(セルビア共和国、以下「TSE」)を設立し、2025年1月より、同社を通じて欧州市場における販売事業を開始すると発表した。
現欧州統括会社、Toyo Tire Holdings of Europe GmbH(ドイツ、以下「TTHE」)の販売統括機能を2025年中にTSEへ移管し、欧州における事業体制を再編するという。これに伴い、TTHEの販売子会社である、Toyo Tire Deutschland GmbH(ドイツ)、Toyo Tire Benelux B.V.(オランダ)、Toyo Tire Italia S.p.A.(イタリア)、および、Toyo Tyre (UK) Ltd.(イギリス)は、2025年1月より順次事業活動を停止する。
同社は、2019年11月の、ドイツへのR&Dセンター新設を足がかりに、中期経営計画「中計’21」に掲げるグローバルでの成長戦略の一環として、2022年7月、セルビア共和国に新工場を開設し、主力の中核市場である北米に向けた高付加価値商品の生産供給補完を果たすとともに、欧州市場に対する供給体制の再構築に取り組んできた。
さらに、欧州地域に点在する販売機能を生産拠点のあるセルビア共和国に新設する販売会社へ集約するとともに、現セルビア工場敷地内にR&Dセンターを新設し、現ドイツR&Dセンターの機能の一部を移管する予定との事。
同社は、欧州全域に対する、生・販・技の事業体制を一元的に集積し、欧州における事業経営基盤をさらに強固なものにするとともに、柔軟かつスピーディーな事業展開を志向していく。
さらに、同社は、同地域における顧客満足を高め、TOYO TIRESブランドのプレゼンス向上に努める一方、グローバルでの当社タイヤビジネスの強靭化を図っていくとしている。

DUNLOP:『FIM Intercontinental Games』の公式タイヤパートナーに就任

住友ゴム工業は、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)が主催し、11月30日から12月1日、スペインで開催されるロードレース『FIM Intercontinental Games』(ICG)の公式タイヤパートナーに就任し、DUNLOPタイヤを供給する。

ICGは、FIMの創立120周年を記念し初めて開催されるロードレースで、世界的に有名な、スペイン・へレスサーキットを舞台に、スーパースポーツと、スーパースポーツ300という2つのクラスで競技が行われる。
世界6大陸から選出された各大陸の代表ライダーがチームを編成し、勝利を目指して競い合う。
各大陸チームは世界選手権経験者のキャプテン、各国国内選手権出場者、女性選手で構成され、同社が公式タイヤスポンサーを務める『アジアロードレース選手権』出身のライダーもアジア大陸代表として参加するという。

レース会場でのタイヤ供給サービスの様子
レースで使用される公式車両
(YAMAHA YZF-R7/YZF-R3)