YOKOHAMA:“人とAIとの協奏”によるAI利活用を構想

横浜ゴムは、デジタル革新のためのAI利活用構想「HAICoLab※(ハイコラボ)」を策定した。
“人とAIとの協奏”によって、AIが苦手とするデータの存在しない領域(未踏領域)も含めた知見の探索を可能とし、プロセスや製品、サービスの革新を目指しすとした。これにより、ユーザーエクスペリエンスの向上および、内閣府が提唱する、AIやIoTなどの革新技術により実現する、新たな未来社会の姿「Society 5.0」の実現に貢献するとのこと。
※Humans and AI collaborate for digital innovationをもとにした造語で、人とAIとの共同研究所という意味合いも込めた

「HAICoLab」の特徴は、人間特有のひらめきや発想力と、AIが得意とする膨大なデータ処理能力との協奏によって、新たな発見を促しデジタル革新を目指すこと。
人が設定する仮説に沿ってデータ(IoTなどによる現実データと、シミュレーションなどによる仮想データ)を生成・収集し、AIにより予測・分析・探索することで、新たな知見の獲得が可能となる。
仮説設定では、行動心理学や、行動経済学を活用し、新しい発見の障壁となる思い込みなどのバイアスを意識的に排除。さらに、得られた知見が記憶の断片となり、それらの結合により新しいアイデアの創出(ひらめき)が期待できる。このバイアス排除とひらめきによる仮説設定によって、未踏領域での知見の探索を目指すとしている。

<「HAICoLab」の活用により目指すこと>
・構造と材料の設計開発プロセスに活用し、開発の効率化およびスピード向上を実現
・生産プロセスの自動化や品質指標の安定化に活用し、製品品質の安定を実現
・ひらめきやバイアス排除によって、過去のデータから直接導き出せない新しい技術やソリューションを発見
・暗黙知や技術的なやり取りをデジタル化し、共有化を実現

同社は「HAICoLab」の策定に先駆け、材料やタイヤの設計開発プロセスにおいてAI利活用による技術開発を進めており、2017年にマテリアルズ・インフォマティクスによるゴム材料開発技術、インフォマティクス技術を活用したタイヤ設計技術を発表している。

「HAICoLab」の概念図

CONTINENTAL:電動ロボタクシーのタイヤコンセプトでタイヤ技術賞を受賞

・コンチネンタルが革新的Conti C.A.R.E.コンセプトで栄誉あるタイヤ技術賞を受賞
・将来の電動モビリティ・ソリューションのためのタイヤコンセプトが、タイヤのデジタル化が将来の環境対応型モビリティにどのように貢献できるかについての窓を開く
・コンチネンタルのイノベーション、IT、ひらめきのあるインスピレーションを得たエンジニアリングの融合が審査員の高い評価を獲得

欧州ゴムジャーナル(ERJ)が贈る「オートメーションへのジャーニー」賞の審査員は、コンチネンタルを同賞の6つのカテゴリーの総合優勝者、および名誉あるタイヤ技術賞の受賞者に指名した。英国を拠点とするこの業界誌は、未来の電動モビリティ・ソリューションであるコンチネンタルのタイヤコンセプト「Conti C.A.R.E.*1(コンチ・ケア)」を高く評価した。

Conti C.A.R.E.は、クラウドへのコネクティビティ―により、特にフリートオペレーターにとって効率的なモビリティ管理の手段を提供するホイール/タイヤコンセプトである。
自動運転電気タクシーのフリートは、その好例であり、未来のサスティナブル・モビリティ(持続可能な移動社会)の多くのコンセプトにおいて重要な役割を果たしている。

審査員は、コンチネンタルが、イノベーション、IT、そしてひらめきのあるエンジニアリングをうまく融合させた点を高く評価した。 また、このプロジェクトは、「自動車業界全体に大きな影響を与える技術水準で自動車メーカーの要求を先読みした積極的なアプローチ」を採用している点も評価されたと欧州ゴムジャーナルは書いている。
授賞式は9月中旬にバーチャルセレモニーで行なわれた。

Conti C.A.R.E.は、タイヤの構造に組み込まれ、クラウドに接続されたセンサーを備えている。これらのセンサーは、タイヤトレッドの溝深さ、損傷の可能性、タイヤの温度、空気圧に関するデータを生成し、それらのデータを継続的に評価する。
ContiSense*2(コンチ・センス)と名付けられたこの制御システムは、クラウドにリアルタイムでデータを送信する。
このデータを使って、IT ツール:ContiConnect Live (コンチ・コネクト・ライブ)は車輌管理者がモビリティの管理を効率的に行なえるようにする。同時に、コンチネンタルのSilentWheel(サイレント・ホイール)コンセプトでは、ホイールリムが、走行中に発生する振動を低減するため、乗客は非常に快適な乗心地を楽しむことができる。
また、ホイールに組み込まれた遠心ポンプによって、タイヤの空気圧を能動的に調整するというアイデアも評価された。車輌が加速すると、ホイール内の遠心力がポンプに作用して圧縮空気を生成する。この耐圧技術により、タイヤの空気圧を常に理想的な範囲内に保ち、CO2排出量を持続的に削減することができる。余った圧縮空気は、一体型タンクに貯蔵されるが、増圧技術により、この圧縮空気は、さまざまな運転状況に応じてタイヤ空気圧を即時に調整するために使用される。その結果、自動運転電気タクシーは、タイヤの空気圧を上げることで、より重い荷物を運んだり、ピーク時以外は貨物運搬車として機能したりすることができる。

*1: Conti C.A.R.E. は、Connected:接続、Autonomous:自律、Reliable:信頼、Electrified:電化、の略。
2019年のフランクフルトモーターショーで未来のモビリティのためのソリューションを提供する技術として発表され、東京モーターショーでも展示された。
*2: ContiSence は、2017年のフランクフルトモーターショーで将来的に道路の安全性および快適性の更なる向上につながる新たなタイヤ技術コンセプトとして発表され、東京モーターショーでも展示された。

YOKOHAMA:オフハイウェイタイヤ事業をグローバルで統合

横浜ゴムは、オフハイウェイタイヤ(OHT)事業の強化に向け、横浜ゴムグループ全体のOHT事業をグローバルで統合すると発表した。

この統合は、同社のOHT事業とグループ会社である、ATG(アライアンスタイヤグループ)を対象とし「Yokohama Off-Highway Tires」を冠する新組織を立ち上げ、統合後のOHT事業の経営は現在のATGが主体となり、東京、アメリカ・ボストン、オランダ・アムステルダム、インド・ムンバイの4拠点を中心に全世界で事業を展開するものである。

統合の第一歩として、2021年1月1日に、米国グループ会社であるYTC(ヨコハマタイヤ・コーポレーション)のOHT事業をATG の米国グループ会社であるATA(アライアンスタイヤ・アメリカ)に統合し、ATAの社名を「Yokohama Off-Highway Tires America Inc.」に変更する。そのほかの地域の統合計画は、今後詳細を協議していく予定とのこと。

同社は、中期経営計画「グランドデザイン2020(GD2020)」のタイヤ生産財戦略において「オフハイウェイタイヤを成長ドライバーとして次の100年の収益の柱へ」を掲げ、生産能力の増強や、新商品開発など事業強化に取り組んできた。

今回の統合により、横浜ゴムの「ブランド力」、「高品質」、「世界規模の販売網」と、ATGの「高い成長性」、「多様な商品群」、「コスト競争力」を融合。また、小型フォークリフト用タイヤから、鉱山向け超大型ラジアルタイヤまで、鉱山・建設車輌、産業車輌、農業機械、林業機械など、全世界のOHT市場をカバーする豊富な商品ラインアップを提供し、幅広い顧客ニーズに応えるとしている。

<米国の新会社の概要>
会社名:Yokohama Off-Highway Tires America Inc.
本社所在地:米国マサチューセッツ州ウェイクフィールド(現在のATA本社所在地)
社長:Dhaval Nanavati(現ATA社長)

TOYO TIRES:高校生アスリートたちに最後の晴れ舞台を提供 「卒業RECORD #ソツレコ」開催を応援

TOYO TIREは、来年の春に卒業を迎える高校生アスリートたちのための陸上競技大会「卒業RECORD #ソツレコ」に、TOYO TIRES presentsとして特別協賛することを発表した。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、学生生活を賭けて部活動の練習に打ち込んできた多くの高校生アスリートたちが、練習の成果を発揮し、挑戦する機会を失った。
「卒業RECORD #ソツレコ」は、2021年春に卒業予定の高校3年生が、選手と同じくパフォーマンスの機会をコロナ禍で失った吹奏楽やチアリーディング部員からリモートで声援を受けながら、果たせなかった挑戦を実現できるよう企画された陸上競技大会である。

同社は頂点を目指し、世界に挑むアスリートたちをワンチームとなって応援し、また、その活躍をサポートしながら、挑戦する姿勢を学びとして自らの原動力に変えていくという趣旨のもと、さまざまな分野のアスリートたちをスポンサードしている。
同社は、コロナ禍の影響で大会へ出場することや記録を残す機会が失われた高校3年生のために、高校生活最後となる挑戦の場を提供したいという想いから、本企画へ協賛することにしたという。

本大会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底して開催され、大会の模様はMBS毎日放送のホームページなどで生配信されるほか、後日、番組として放映される予定とのこと。

◼️企画概要

企 画 名:TOYO TIRES presents 「卒業RECORD #ソツレコ」
開 催 日:2021年3月13日(土)
開 催 地:大阪市近郊
競技種目:(予定) 50m走、100m走、3000m走、4×100mリレー、走り高跳び、砲丸投げ(各、男女)
放送予定: 3月末予定(MBS毎日放送のHPなどで大会を生配信、放送終了後1ヵ月見逃し配信予定)
主 催:株式会社毎日放送
特別協賛:TOYO TIRE株式会社
公式HP: https://www.mbs.jp/sotsureco/

BRIDGESTONE:「第18回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール」を開催

ブリヂストンは、「第18回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール」を開催すると発表した。
応募期間は、2020年12月1日から、2021年1月22日までとなる。

同社グループは、2003年から毎年「ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール」を開催している。
前回の第17回コンクールでは、全国各地から、5万2685点の応募があり、第1回コンクールから現在まで、延べ52万7362点の絵が寄せられた。同社は、このコンクールで、子どもたちに、環境・自然をテーマに絵を描いてもらい、それを通じて、大人も含めた多くの人々に環境・自然の大切さを伝えていきたいとしている。

第18回となる今回のテーマは「せかい に つたえよう!すきな しぜん」となる。
子どもたちが日常や旅先で触れ合い感じた自然を題材に、子どもたちの世界観で描いた、自由で個性あふれる作品を募集する。

応募作品の中から、公平かつ厳正な審査を行ない、各受賞作品を決定する。
ブリヂストン大賞の受賞者には、北海道、佐渡島(新潟県)、屋久島(鹿児島県)、奄美大島(鹿児島県)または沖縄県への親子ペアでのエコツアーをはじめとするさまざまな賞品が贈られる。また、応募者全員に、参加賞として、自分の応募作品をプリントしたステッカーに審査員からの一言スタンプをつけてたものをプレゼントする。

コンクールの募集要項は以下のとおり
1.コンクール名:第18回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール
2.絵画テーマ:「せかい に つたえよう!すきな しぜん」
3.応募期間:2020年12月1日から2021年1月22日(必着)
4.応募資格:小学6年生以下(0歳~小学6年生まで)の日本国内在住の方
5.受賞者数:
<個人賞>
ブリヂストン大賞5点、ブリヂストンスポーツ・サイクル賞20点、
ターナー色彩特別賞5点、ターナー色彩賞70点、ブリヂストン従業員賞3点、
エコ絵画賞1,000点
<団体賞>
団体上位賞10団体
6.応募方法:
(1)八つ切りサイズ(27cm×38cm・縦横自由)の画用紙に絵を描く
・画材は色鉛筆、クレヨン、絵の具、マジック、サインペンなど自由です。ただしデジタル作品や、紙、糸などの立体物をコラージュした作品、または八つ切りサイズの画用紙以外に描いた作品は対象外となり、参加賞をお送りできません。作品も返却できませんのでご注意ください。
・八つ切りサイズの画用紙は27cm×39cmの場合がありますので、その際はご自身で27cm×38cmのサイズに切ってください。27cm×39cmのサイズでも応募を受け付けることは可能ですが、参加賞のステッカー等でご自身の絵が一部切れてしまう場合があります。予めご了承ください。
(2)応募用紙に必要事項を記入し、はがれないように作品の裏側に貼り付ける
・特設サイト(https://www.bridgestone.co.jp/sc/ecokaiga/他カテゴリー)より応募用紙を入手してください。
・応募用紙がない場合は応募作品の裏面に、
① 氏名(フリガナ)
② 学年
③ 年齢
④ 性別
⑤ 団体名・担当者名(個人応募の場合は不要)
⑥ 連絡先住所
⑦ 郵便番号
⑧ 電話番号
⑨ FAX番号(任意)
⑩ 絵のタイトル
⑪ その絵を描いた理由(100字以内)
をご記入ください。
団体で応募される場合、⑥~⑨は団体の連絡先をご記入ください。
(3)作品が折り曲がらないように台紙などで補強した封筒に入れ、応募期間内に下記宛先に郵送

〒354-0045 埼玉県入間郡三芳町上富1141-10 ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール事務局 行

7.その他:応募要項の詳細は特設サイトにてご確認いただけます。ご応募の前に、必ず応募者のお子様と保護者様と一緒に内容をご確認ください。

昨年の「第17回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール」
ブリヂストン大賞受賞作品

TOYO TIRES:「全日本自転車競技選手権 BMXレース」をサポート

TOYO TIREは、10月24日(土)から25日(日)にかけて、大阪府堺市の大泉緑地で開催される「第37回全日本自転車競技選手権 BMXレース」に協賛を行ない、本大会をサポートすると発表した。

BMXは、Bicycle Motocrossを略したもので、オートバイのモトクロス競技を子どもたちが自転車で真似したことに由来するとされる、自転車競技の一種である。BMXには、起伏のあるコースを駆け抜け、着順を競う「レース」と、制限時間内にさまざまな技を繰り出し、その独創性や難易度を競う「フリースタイル」がある。2008年の北京オリンピックで正式種目として採用された「レース」に続き、東京オリンピックでは「フリースタイル」も正式種目となることから、BMX競技への注目度がさらに高まっている。

同社は、頂点をめざし、世界に挑むアスリートたちをワンチームとなって応援し、また、その活躍をサポートしながら、挑戦する姿勢を学びとして、自らの原動力に変えていくという趣旨のもと、国内初のプロBMXチーム「Team GAN TRIGGER」をスポンサードし、その活躍と、世界への挑戦を支えている。チームに所属する、吉村樹希敢選手、島田遼選手、西村寧々花選手も本大会に出場するとのこと。
大会は、日本自転車競技連盟のガイドラインを活用し、新型コロナウイルス感染症予防対策を徹底して開催され、日本中のBMXレーサーが一堂に集い、各カテゴリーにおいて今年のナンバーワンの座を競う。国内外で競技機会の中止が相次ぐなか、同社は、本大会への協賛を通じて、今シーズンの活動舞台を失った、トップレベルの選手や、キッズライダーに安全な活躍の場を提供し、BMX競技のさらなる発展と、世界をめざす選手たちの挑戦を応援していくとした。

■大会概要■

大会名: 第37回全日本自転車競技選手権 – BMXレース
主催: 公益財団法人 日本自転車競技連盟
開催日: 2020年10月24日(土)~25日(日)
会場:大泉緑地 サイクルどろんこ広場
実施カテゴリー:チャンピオンシップカテゴリー(男女エリート、男女ジュニア)・ チャレンジカテゴリー(男女5〜50歳オーバーまで、全22クラス実施)
トップスポンサー: TOYO TIRE株式会社
公式HP:https://bmx-nationalchampionships.jp/

BMXレースのイメージ
BMXレースのイメージ

TOYO TIRES:2020年度 タイヤ安全啓発活動を実施

TOYO TIREは、自動車に装着しているタイヤの空気圧を適正に管理するなど、タイヤの取扱いに関心を持ってもらうための、公開啓発活動「タイヤ安全啓発活動」を、7月11日(土)から、各地のイオンモールで実施している。

同社グループでは、モビリティ社会に広く貢献していく企業として、製造・販売したタイヤを、ドライバーに適正使用してもらえるよう啓発することも大事な使命のひとつであると考えている。
一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)が、2019年に行なったタイヤ点検の結果では、5台に1台がタイヤの整備不良であったとの結果が示されている。
同社は、2019年のタイヤ安全啓発活動において、独自にソフト開発したドライブシミュレーターを導入し、普段は想定をしていないシチュエーションを疑似体験してもらうことで、タイヤの適正な取扱いに関心を持ってもらえるよう啓発を行なった。
タイヤ空気圧の違いによる操縦安定性の比較や、ハイドロプレーニング現象が発生した際の走行など、全国9会場で、1000名近くの方に体験してもらい、96%の方々から「タイヤの安全に対する意識が高まった」との回答をもらっている。

コロナ禍に遭遇し、移動手段として自動車の利用ニーズは高まっており、定期的なタイヤの空気圧点検や、雨天時の走行における注意など、改めて安全への意識を高めてもらえるよう、同社および国内販売子会社である株式会社トーヨータイヤジャパンは、昨年に引き続き、ドライブシミュレーターを活用したタイヤ安全啓発活動を実施する。
アクセルペダル、ブレーキペダルの踏み込みやハンドル操作で運転席から見える景色や揺れを連動させて再現する揺動機構を活用し、タイヤが摩耗している場合、雨天時のコーナリングではどうなるか、タイヤの溝が適正に残っている場合と制動距離の違いはどうか、走行中にタイヤがバーストするとどうなるかなどを体感してもらえる。
同社は、こうした疑似ドライブ体験によって、適切な状態でタイヤを使用することの大切さを理解してもらえるように努めるとしている。

 

■2020年度 TOYO TIRES「タイヤ安全啓発活動」概要

※ 実施日、時間等は予定。天候その他の状況により、変更・中止となる場合がある。
※ 新型コロナウイルス感染症への予防対策として、スタッフについてはイベント実施2週間前から検温を行ない、健康管理を徹底する。当日の会場においてもソーシャルディスタンスの確保、随時消毒の徹底、マスクやフェイスシールドによる飛沫防止対策を行なうなど、充分な注意を払い実施する。

 

ドライブシミュレーターを活用した2019年のタイヤ安全啓発活動の様子
ドライブシミュレーターを活用した2019年のタイヤ安全啓発活動の様子

 

TOKYO AUTO SALON:世界最大級のカスタムカーの祭典「TOKYO AUTO SALON 2021」リアルとオンラインを組み合わせたハイブリッドイベントとして開催

東京オートサロン事務局は、2021年1月15日(金)、16日(土)、17日(日)の3日間、世界最大級のカスタムカーと関連製品の展示会「TOKYO AUTO SALON 2021」を幕張メッセで開催することを発表した。
「TOKYO AUTO SALON 2021」では、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の一環として「オンラインオートサロン」を展開する。
現地開催に加え、オンラインでの映像プログラム配信(オートサロンTV)とバーチャル展示会場(バーチャルオートサロン)を併用し、“業界初”の試みとしてハイブリッドイベントを実施するものである。
TOKYO AUTO SALONは1983年に「東京エキサイティングカーショー」としてスタートし、87年に現在の名称となった“年に1度のカスタムカーの祭典”で、今回で39回目の開催となる。
国内主要自動車メーカー、外国車インポーター、タイヤ・ホイールメーカー、アフターパーツメーカー、カスタムショップなどが一堂に会し、個性豊かなチューニング・ドレスアップ車輌で広大な会場を埋め尽くすほか、パーツやグッズの展示・販売も行なわれる。
最先端のカスタムトレンドを発信する「TOKYO AUTO SALON」は、近年、多くの自動車メーカーがスポーツコンセプトモデルなど力を注いで開発した新型車を発表し、また、レース参戦車輌の初公開とともに、モータースポーツ活動の体制発表を行なう場としても大きな注目を集めている。
新型コロナウイルスと共存するニューノーマル時代を迎え「TOKYO AUTO SALON 2021」は、リアル(現地)とオンラインを組み合わせた新たなスタイルのイベントとして、さらに多様性に満ちた楽しみ方を提供するとしている。
なお、今回はイベント開催に関する政府の基本的対処方針に従って入場者数に上限を設ける予定である。これに伴ってチケットは、オンラインでの事前販売とする。また、一般公開は土日に限定し、金曜日は“ビジネスデイ”として終日業界関係者および、報道関係者にのみ公開となる。なお、会期中は時間帯や各会場の混雑状況によって入場制限を実施する場合がある。
チケット販売開始は12月1日を予定しているが、詳細は近日中に公式ウェブサイトで発表するとのこと。

【開催概要】(現地会場)
会場:幕張メッセ(国際展示場ホール1〜11、国際会議場)
日程:1月15日(金) 9:00〜19:00( 業界&報道関係者招待日 ※一般公開はしない) 9:00〜14:00サイレントタイム
1月16日(土) 9:00〜19:00( 一般公開日)
1月17日(日) 9:00〜18:00( 一般公開日)
主催:東京オートサロン事務局(TASA)
後援:千葉県、千葉市、一般社団法人 日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC)、一般社団法人 日本自動車工業会(JAMA)、一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)
特別協力:幕張メッセ、株式会社三栄
協力:ASEA事業部、JAWA事業部、JASMA

【開催概要】(オンライン)
オートサロンTV:出展ブース、出展⾞両をはじめ、コンパニオンや各種イベントなどを現地から配信
● ⽇本語版/英語版/中国語版の3ch放送(無料)等
● 配信日時:2021年1月15日(金)9:00 〜17日(日)18:00

バーチャルオートサロン:クラウド上にバーチャル展示会場を用意。世界のどこからでもオートサロンを体感できる
● OPEN:2021年1月15日(金)9:00 ※TOKYO AUTO SALON 2021現地開幕日時と同時オープン
● CLOSE:2021年11月30日(火)予定

DUNLOP:タイヤ空気圧管理ソリューションサービスの実証実験を開始

住友ゴム工業は、株式会社新出光および、そのグループ会社である、株式会社イデックスオート・ジャパン、同社提携先のトライポッドワークス株式会社、同社の販売子会社である、ダンロップタイヤ九州株式会社と協業し、タイヤの空気圧や、温度をリモート監視することができる、空気圧管理ソリューションサービスの実証実験を開始した。
これにより、安全運転をサポートするサービスとしての有効性、メンテナンス時間短縮、作業負荷軽減、作業ミス防止等の具体的な効果を検証し、安全性、経済性の向上に貢献するビジネスモデル構築を図っていくとしている。

今回開始した実証実験は、株式会社新出光の車輌リース事業である「ラクのり」の車輌30台および、株式会社イデックスオート・ジャパンのレンタカー事業である「Budgetレンタカー」の車輌500台に対して、タイヤの空気圧や、温度をリモート監視できるサービスを福岡県、宮崎県および、鹿児島県で行ない、その効果を検証するものである。
タイヤに装着した、TPMS(Tire Pressure Monitoring System:タイヤ空気圧監視システム)で得た情報は、クラウドを通じて確認出来、メンテナンス作業の負荷を軽減するだけでなく、適正な空気圧維持によって走行時の燃費向上につながるなど、安全・安心な走行に貢献する。また、「ラクのり」契約者には、最新の測定値を「ラクのり お客さま専用マイページ」で閲覧できるようにすることで、サービス全体の質と利便性の向上を検証しいくとのこと。

同社では、CASE/MaaSといった自動車業界の変革に対応していくため、タイヤ開発および、周辺サービス展開のコンセプト「スマートタイヤコンセプト」を掲げ、タイヤ空気圧管理ソリューションサービスの展開を進めている。
タイヤの空気圧不足は、パンクの原因のひとつであるとともに、燃費や走行性能の低下にもつながることから、定期的なメンテナンスが重要である。また、自動運転の普及によるドライバーレス社会では、いままで以上にメンテナンスフリーが求められており、今回実証実験を開始したタイヤ空気圧をリモート監視するシステムは、自動運転車輌の安全・安心にもつながるソリューションサービスと言える。

■会社概要■

住友ゴム工業株式会社
本社:兵庫県神戸市中央区脇浜町3-6-9
代表:代表取締役社長 山本 悟
創業:1909年
事業内容:各種タイヤ、スポーツ用品、産業品の製造販売 タイヤではDUNLOP、FALKENブランドでグローバルに展開

株式会社新出光
本社:福岡県福岡市博多区上呉服町1番10号
代表:代表取締役社長 兼 グループCEO 出光 泰典
創業 1926年
事業内容:石油類、LNG、LPGの販売、売電事業、レンタカー、自動車販売・買取等

株式会社イデックスオート・ジャパン
本社:福岡県福岡市東区多の津3丁目9-22
代表:代表取締役社長 髙田 敏道
創業:1985年
事業内容:レンタカー、自動車販売、保険事業等

ダンロップタイヤ九州株式会社
本社:福岡県福岡市博多区榎田2-1-65
代表:代表取締役社長 冨田 正也
設立:1954年
事業内容:各種タイヤ、自動車部品、各種ゴム製品等の販売等

トライポッドワークス株式会社
本社:宮城県仙台市青葉区一番町1丁目1番41号
代表:代表取締役社長 佐々木 賢一
創業 2005年
事業内容:IoTシステムの開発、IoT関連サービス提供、ITセキュリティ製品の開発販売

TOYO TIRES:企業の森「TOYO TIRES 緑のつながり・三重」遊歩道が完成

TOYO TIREは、国内主力製造拠点のひとつである桑名工場が取り組んできた、森林保全活動において、市民の方に憩いを提供する里山の遊歩道が完成したと発表した。

同社は、三重県が進める企業と地域が連携して取り組む森林保全活動「企業の森」づくりの趣旨に賛同し、桑名工場の所在する員弁郡東員町の町有林(5.27ha)を、付近の市民が親しみをもって憩える健全な里山となるよう整備活動を続けてきた。
対象となる一帯を「TOYO TIRES 緑のつながり・三重」と命名し、NPO法人*のご協力のもと、同社従業員とその家族を中心に、地域住民の方にも参画してもらい、2014年より毎年、段階的に整備を続け、今回、全長約400mの遊歩道を完成したという。
*NPO法人「森林(もり)の風」

3月23日には、水谷俊郎東員町長をはじめ、地域住民代表の方々などをお招くとともに、社内外関係者約40名が参加し、遊歩道の開通記念式典を開催した。町長挨拶の後、来賓によるテープカットならぬ「丸太カット」で遊歩道の完成を祝い、式典後、参加者で遊歩道の歩き初めを行なった。

5年間にわたって取り組んできた同活動では、雑木林の伐採やゴミ拾いなど林内整理のほか、活動に参加した子どもたちによる植樹や自然をより身近に感じてもらう環境教育も実施してきた。

同社は、同社の事業活動は、地域社会からの理解と信頼の上に成り立っているという認識のもと、今後も地域と共生しながら地域社会の発展に寄与できるようにさまざまな活動に取り組んでいくとしている。

左:開通記念式典の「丸太カット」の様子 右:昨年11月に行なわれた環境教育の様子
作業風景
作業風景
集合写真