TOYO TIREは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、医療現場の最前線で患者の方々の診療やケアに従事されている方々に手作りの料理をデリバリーする有志による企画「Smile Food Project」を支援すると発表した。
現在、かかる感染症拡大による医療崩壊の抑止に努め、時間との戦いの中で検査や診療など日々医療に携わっている方々は、食事に十分な時間や手間をかけられない環境にあり、短時間内に簡単なもので済ませるというような状態が続いていると言われている。
今回、料理やケータリングサービスなどに関わる「食」業界の有志が、栄養に十分考慮した手作りの料理を弁当にし、これらの方々の従事する医療機関に届けるというプロジェクトが立ち上がった。同社は、デリバリーを支えるモビリティを事業の中核とする会社として、この取り組み趣旨に賛同し、支援することとしたという。
同社グループは、今後、一日も早い事態の収束を祈念するとともに、生活インフラとして欠かせない運輸・運送を引き続き支えていくとしている。
■「Smile Food Project」に関する詳細は下記ホームページをご参照。
BRIDGESTONE:欧州子会社が、ドイツのタイヤ関連サービスチェーン「REIFF Reifen und Autotechnik GmbH」を買収
ブリヂストンの欧州子会社、ブリヂストン ヨーロッパ エヌヴィー エスエー(BSEMIA)は、5月1日、ドイツ南部でタイヤ販売を含む自動車関連サービスを提供している「REIFF Reifen und Autotechnik GmbH(REIFF社)」を買収する最終契約を締結したと発表した
。
「REIFF社」は、Reiff、Netto、ABSのブランドで、小売店網42店および、タイヤリトレッド工場1拠点を運営している。今回の買収により、同社グループは、ドイツにおけるタイヤ販売店網を拡充し、ソリューション事業をさらに強化していくとしている。
同社グループは、同社グループが持つ、断トツ商品・断トツサービス・断トツサービスネットワークの強みと「デジタル」技術を組み合わせることで、社会・お客様の困りごとを解決し、新たな価値を提供するソリューション事業を進化させていくとのこと。欧州市場では、過去4年間に、英国、フランス、ドイツ、スペインなどで買収や合弁により、サービスネットワークの強化を図ってきた。今回の買収もその事業戦略に沿ったさらなる一歩であるとしている。
【BSEMIA概要】
1.会社名:Bridgestone Europe NV/SA
(ブリヂストン ヨーロッパ エヌヴィー エスエー)
2.所在地:ベルギー王国 ブリュッセル
3.CEO兼President:Laurent Dartoux (ローラン・ダルトー)
4.資本金:1,557,120千ユーロ
5.資本比率:株式会社ブリヂストン 100%
6.事業内容:欧州・ロシア・中近東・アフリカ・インド事業の統括および自動車タイヤの販売
【REIFF社概要】
1.会社名:REIFF Reifen und Autotechnik GmbH
(ライフ ライフェン アンド オートテクニク)
2.所在地:ドイツ ロイトリンゲン
3.事業内容:乗用車用タイヤ販売、タイヤ関連サービス・部品の提供
4.従業員数:500名 (2020年4月末時点)
5.ウェブサイト:https://www.reiff-reifen.de/de/content/A-B-S-Autoservice.html
TOYO TIRES:緊急事態宣言延長に伴う同社体制を発表
TOYO TIRES:「JリーグeSports ONLINE」を特別協賛
TOYO TIREは、5月2日より3週間にわたって実施、放映されるオンラインサッカーゲーム「Jリーグ eSports ONLINE」でのリーグ戦開催(Jリーグ公認)に特別協賛することを発表した。
eスポーツとは、インターネットを介したオンライン上の仮想空間において、多くの視聴者が見守るなか、プレイヤーがそれぞれのテクニックを駆使し、公式にゲーム対決を行なうもので、昨今ではプロのプレイヤーが国を超えて対戦するなど、新時代のスポーツ種目としても注目を集めつつある。
当リーグ戦は、Jリーグで実際に活躍する現役サッカー選手が自チームを代表してゲームプレイヤーとなり、自宅からこのバーチャルゲームに対戦するもので、今回は関西に本拠地を置く「ガンバ大阪」「セレッソ大阪」「ヴィッセル神戸」「京都サンガF.C.」の4チームが参戦し、その頂点を目指す。
試合は、株式会社コナミデジタルエンタテインメントの協力のもと、同社が販売しているオンラインソフト「eFootball ウイニングイレブン 2020」(スマートフォン版)が使用され、この対戦がMBS動画イズムやYouTubeといった動画サイトなどで配信される予定である。
今回の企画は、解説、実況、その他スタッフもすべてオンラインで取り組み、感染予防対策を徹底したかたちで運営される。新型コロナウイルス感染症拡大の抑止に向けて、多くの人が「Stay at home」に取り組むなか、TOYO TIRESプレゼンツとして「Enjoy at home」のひと時を提供したいと考え、同社はこの企画に特別協賛することにしたという。
プロスポーツ競技のオンラインゲーム対戦が番組として放映されるこの企画は「リアルでの試合に代わって、デジタルでの仮想ゲームを観戦する」という新しい楽しみと興奮を提供する、本邦初の試みである。
同社は、同社がサポートしているガンバ大阪のサポーターはもとより、Jリーグの再開を心待ちにしている多くのサッカーファン、これまでeスポーツに接したことのない方々にもぜひ、この新しいエンターテインメントを楽しんでもらいたいとした。
BRIDGESTONE:自社で生産する簡易マスクを生産拠点のある各地域に提供
ブリヂストンは、国内グループ従業員向けに自社生産を開始した簡易マスクを、国内ブリヂストングループの生産拠点がある各地域の自治体に合計30万枚、5月連休明けより順次提供することを発表した。
簡易マスクは、新型コロナウイルス感染症の影響による国内のマスク不足緩和に貢献することを目的として、同社グループ会社が過去の業務用マスクを製造していた際のノウハウをもとに、ウレタン製品の生産ラインを活用して実現したものである。
同社グループ従業員が販売活動や生産活動を行う際に使用することを前提としていたが、地域社会でのニーズに応え、飛沫拡散防止用として使用してもらうことを目的に提供を行なうとしている。 ※1
【提供する自治体は下記のとおり】
タイヤ工場:栃木県那須塩原市・福岡県久留米市・東京都小平市・福岡県朝倉市・滋賀県彦根市・福岡県北九州市・山口県下関市・佐賀県鳥栖市・山口県防府市
原材料工場:佐賀県三養基郡上峰町・佐賀県神埼郡吉野ヶ里町・化工品工場・神奈川県横浜市戸塚区・岐阜県関市・静岡県磐田市・熊本県玉名市
化工品グループ会社工場:静岡県掛川市・三重県名張市
※1この製品は飛沫拡散防止用マスクであり、医療用マスクではない。また、有害な粉塵やガスなどが発生する場所やそれを防ぐ目的には効果がない。
DUNLOP:新型コロナウイルス感染症対策のため医療支援としてゴム手袋を提供
YOKOHAMA:新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う国内拠点の臨時休業について発表
横浜ゴムは、本社、平塚R&Dセンター、三島工場、尾道工場、新城・新城南工場、ハマタイト工場の国内の各拠点について予定していた休日のほか、ゴールデンウイーク前後を中心に一定期間臨時休業とすることを決定した。
なお、企業運営に必要不可欠な業務に携わる工場および部門は活動を継続する。継続にあたってはこれまでどおり、従業員の安全や健康管理と感染症拡大防止の徹底を図るとしている。また、海外の各拠点は現地の状況を鑑み、適宜適切な対応を実施していくとした。
同社は、かねてより在宅勤務の実施、不要不急のイベントや国内外出張の自粛などお客様や従業員ならびにその家族の安全や健康管理と感染症拡大防止に万全を期したうえで事業を継続してきた。今後も政府の方針や行動計画に基づき、迅速に対応策を決定し実施するとのこと。
BRIDGESTONE:医療現場へ防塵マスク等の提供を行なうと発表
DUNLOP:新型コロナウイルス感染拡大に伴う国内工場の生産調整実施について発表
MICHELIN:エンバイロ社と、使用済みタイヤを原材料に変えるテクノロジー開発に向け提携 ~廃棄される毎年約10億本のタイヤを熱分解テクノロジーでリサイクル~
ミシュランは、使用済みタイヤをリサイクルする熱分解テクノロジー[※]の大規模な開発・事業化を目指して、スウェーデンに本社を置く「Enviro社」との提携を進めていると発表した。
タイヤ産業とその顧客にとって、リサイクルは大きな課題である。毎年、約10億本ものタイヤがその役割を終えているが、今回開発するリサイクルテクノロジーにより、使用済みタイヤが良質の原材料に生まれ変わるとのことである。
2001年設立の社員20名から成るスウェーデンの新興企業「エンバイロ」は、熱分解プロセスにおいてエネルギー消費を最小限に抑えながら、素材の化学的組成および、物理的状態を変化させるテクノロジーを開発した。この最先端の革新的なテクノロジーを利用して、再生カーボンブラック、熱分解油、鋼鉄など、他の産業分野の生産工程で再利用することができる生成物を生産することができる。このリサイクルテクノロジーにより、現在は廃棄物として処分されているタイヤも原材料としてリサイクルできるようになるとのこと。
ミシュランとエンバイロの提携は以下のように進められる。
・エンバイロの熱分解テクノロジーを大規模に展開するための開発契約の締結。
・エンバイロ株式の20%、すなわち1億1616万5223株を取得するため、ミシュランは、総額3252万6262クローネ(約300万ユーロ)を出資し、筆頭株主になる。ミシュランはエンバイロを支援するため、同社の取締役になる人員を派遣する予定で、株主総会に提案する。4月15日に株式引受手続きに署名をしている。
・同テクノロジーの事業化を進めるための工場建設共同プロジェクトを発足させる。工場の立地は検討中とのこと。
・ミシュランとエンバイロ間の相互供与契約の締結。
この提携により、両社は相互に補完し合うノウハウを持ち寄り、タイヤのリサイクルを加速させる。ミシュランは、自社の事業ノウハウを工場建設プロジェクトや研究開発・製造に活かし、エンバイロは特許権を取得している熱分解テクノロジーを提供することで、高品質の製品を生み出すとしている。
ミシュラン サービス&ソリューション ハイテクマテリアルビジネス部門 ディレクター Sonia Artinian-Fredouは、今回の提携に関して、次のように述べている。
「エンバイロとの提携は、ミシュランの“すべてを持続可能に”というビジョンに沿っています。2017年のリーハイテクノロジー社(ハイテクを活用して使用済みタイヤから微粉化粉末を抽出する専門事業者)の買収に続き、今回の提携も、ミシュランがリサイクルと持続可能なモビリティに長期的にコミットしていることの確かな証しです」
2020年の半ばまでの最終的な合意に向けて両社の話し合いが進んでいるとのこと。
[※] このテクノロジーでは有機化合物を急激に加熱することにより化学的に分解する手法が採られている。この手法により、対象の有機化合物にはもともと含まれていない新たな生成物を抽出することが可能になる。










