CONTINENTAL:PremiumContact 6、ドイツの有力自動車専門雑誌「AutoBild」のサマータイヤ性能テストで「最優秀」と「エコ・チャンピオン」の評価を獲得

・ AutoBild誌による世界最大規模(50製品)のサマータイヤ比較テストで「最優秀」と「エコ・チャンピオン」の二冠は、 PremiumContact 6 だけ
・ 評価を行ったタイヤ50製品の中で、 マイレージにおいて唯一最高評価(1+)を獲得
・ 海外で実施されたその他の2020年サマータイヤテストでも、 PremiumContact 6が次々と高い評価を獲得

コンチネンタルタイヤのスポーティコンフォートタイヤ「PremiumContact 6 」は、 ドイツの有力自動車専門雑誌「AutoBild」※1が実施したサマータイヤの性能テストで「最優秀」と評価され、 「エコ・チャンピオン」に選ばれた。 「AutoBild」のタイヤテストは、世界最大規模で、 ジャーナリストによる評価は、主要タイヤメーカーの50製品を対象に行なわれた。 テスト車輌のBMW 5シリーズに装着されたタイヤサイズは、245/45R18 100 Yで、 ミッドレンジモデル以上のさまざまな車種で幅広く採用されているサイズとなっている。
※1: AutoBild(10/2020号)

「AutoBild」のジャーナリストは、 最初にウエットとドライのアスファルト路における制動距離を評価。 50製品中、上位20製品が次のテストに進み、 ウエット路とドライ路での12のテスト項目に加え、 転がり抵抗と走行距離について評価が行なわれた。 「AutoBild」は「PremiumContact 6」 ついて「高いレベルでバランスの取れたパフォーマンス。 ステアリングからの正確な反応とダイナミックなハンドリング性能。 短い制動距離。 走行距離が非常に長く経済性に優れている 」と総評している。「 PremiumContact 6」は、 「最も優秀なタイヤ」に選ばれたが、 「最優秀」と「エコ・チャンピオン」のタイトルの両方を得たのは「PremiumContact 6」だけであった。

TOYO TIRES:マテリアルズ・インフォマティクス技術を用いたゴム材料基盤技術の進化について発表

TOYO TIREは、社会の要請に応える高性能なタイヤを開発、提供するために、独自のゴム材料開発基盤技術「Nano Balance Technology」の技術革新を継続的に進めている。今回、同社は「Nano Balance Technology」の一環として、新たに「マテリアルズ・インフォマティクス(MI)」※1を利用したゴム材料の特性予測技術や、材料構造の最適化技術を開発したことを発表した。
※1)人工知能(AI)などを用いることで、従来手法に比べ、新規材料や代替材料の探索などを効率よく行なうことが可能となる技術。

近年、材料開発のプロセスにおいても「AI」や機械学習などが用いられ始め、「MI」技術によって、その領域の潮流は変わりつつある。これまでは技術者の経験値と繰り返し実施する実験による試行錯誤のなかで新素材へのアプローチを行なってきたことから、開発には相当量の時間を要していた。
同社では、資産としてストックした既存データをベースに、2018年より「MI」技術を用いた配合と物性の予測技術の検証を本格的に行なってきた。技術の精度を向上し、2019年には、外部情報との紐づけといった対象データの拡大適用も検証できた。今後、保有データをフルに有効活用できる環境を整備するとともに、従来にない視点での解析方法や予測データを用い、開発を高度に最適化するMI技術を駆使した新素材の実現を進め、「高性能な製品開発」と「開発時間短縮・コスト低減」の両立を図るとしている。

■データ資源を活用した配合開発
ゴム材料は主要原料であるポリマーに補強剤、各種薬剤が添加された複合材料である。いずれの薬剤も製品特性に直接作用するため、その種類や量、また、加工方法の調整による複雑な制御が必要とされる。今回、「MI」技術を導入して、特性や配合の推測値を高精度に出力するシステムを構築したことにより、最小限のテストで効率的な材料開発が可能となる。システムには、非線形推定モデル※2を実装しており、データベースに外部情報を取り込むことでこれまでの知見を超えた拡張予測を行ない、高性能材料の開発にも活用していくとのこと。
※2)予測に使用する変数間の非線形な関係を関数としてモデル化したもの。

■新材料開発に向けたデジタル技術の利用
同社では「Nano Balance Technology」の「分析」の領域において、多様なツールを活用しながら、材料特性の要素を階層別に構造分析、あるいは評価し、開発上の課題を抽出している。
取得した材料構造や化学構造はデータの次元が異なるため、これまでは主に間接的に特性を推測するための情報として活用してきたが、今回、開発したMI技術を採用したことで、これら構造情報から材料特性の推測値を算出することができるようになった。さらに「目標とする特性値から構造を最適化する」という逆問題にも応用できることから、新材料の開発領域にも適用・拡大を進めていくとのこと。
なお、これらの技術は「SAS Institute Japan株式会社」※3との協業で実現できた。
※3)革新的ソフトウェア/サービスを通じ幅広い産業にAIテクノロジーの活用や高度なIoTソリューションの導入を進めるアナリティクスのリーディング・カンパニー(https://www.sas.com/ja_jp/home.html)

同社では、独自のゴム材料基盤技術「Nano Balance Technology」とタイヤ設計基盤技術「T-MODE」の両輪を基軸として確立し、双方を連携させて高性能・高品質な製品の開発を行なっている。また、タイヤそのものをセンシングデバイスとして活用していく可能性を追求し、将来のモビリティ社会に貢献できる付加価値の高い製品を創出していきたいとしている。

YOKOHAMA:「ADVAN APEX V601」が世界的に権威ある「iFデザインアワード2020」を受賞

横浜ゴムのウルトラハイパフォーマンスサマータイヤ「ADVAN APEX V601」※1が2020年2月4日、「iFデザインアワード2020」(プロダクト部門)を受賞した。

「iFデザインアワード」は、最も長い歴史を持つデザイン団体のひとつ「iF International Forum Design」(独・ハノーヴァー)により、1953年に創設されたデザイン賞で、応募作品は革新性・仕上、機能性、美しさに加え、信頼性やポジショニングなどの基準に基づいて総合的に評価される。今回は、56の国と地域から7298件の応募があり、デザイン専門家78名により、厳正な審査が行なわれた。

「ADVAN APEX V601」は、同社の歴史的ヒット商品である「YOKOHAMA A008」※2のトレッドパターンを彷彿とさせる非対称パターンに、最新のハイパフォーマンスタイヤテクノロジーを投入し、ウエット性能や、ハンドリング性能を高次元で両立するとともに、優れた静粛性を実現したたいやである。また、高品質のマイクロシリカを配合したトレッドコンパウンドにより、優れたコーナリング性能を発揮する。

※1:「ADVAN APEX V601」は現在北米で発売している商品
※2:日本名「ADVAN HF Type D」

BRIDGESTONE:国内工場稼働についての発表

ブリヂストンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う需要減少や、先行き不透明な市場環境の状況に鑑み、日本国内の同社工場において、一時的な生産調整を実施することを発表した。
下記の対象工場については、当初予定していた、5月連休中の休業に加え、一定期間の稼働停止を予定しているとのこと。

BRIDGESTONE:国内のマスク不足緩和を目的として、同社グループ内の事業活動で使用する簡易マスクを自社で生産

ブリヂストンとブリヂストン化成品株式会社、ブリヂストンケミテック株式会社は、新型コロナウイルス感染症の影響による国内のマスク不足緩和に貢献することを目的として、国内ブリヂストングループ会社従業員向けに、ウレタンを活用した簡易マスクの生産を開始した。
過去に業務用マスクを製造していた際のノウハウをもとに、ウレタン製品の生産ライン※1を活用して早期生産を実現した。週10万枚の生産を予定している。
今回生産する簡易マスクは、同社グループ従業員が販売活動や生産活動を行なう際に飛沫飛散防止用として使用するためのもので、マスクを自社生産することで市場からの調達量を減らし国内マスク不足の緩和に貢献していくとした。
同社グループは、地域の皆様や、お客様、従業員の生命安全、健康を守ることを最優先に位置付け、政府・各地方自治体の方針に基づき、3つの「密」の回避徹底や在宅勤務の推進等の感染拡大抑止に向けた取り組みに加え、今回のような同社資産や技術を活用した取り組みを通じて社会・地域に積極的に貢献していきたいとのこと。また、生産拠点や営業/物流拠点など、社会インフラを支えるために必要不可欠な業務については、安全確保に万全を期した上でオペレーションを継続するとともに、本社機能ではテレワークのレベルを上げて対応するなど抜本的な働き方改革にも繋がるように取り組んでいくとした。
※1
株式会社ブリヂストンのグループ会社であるブリヂストン化成品株式会社とブリヂストンケミテック株式会社の生産ラインを活用している。

TOYO TIRES:2021年度新卒採用について

TOYO TIREは、新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒が強まっている現下の情勢に注視しながら、来年度の就職を念頭に活動をしている学生の不安を取り除くべく、次のとおり、採用活動の方針を発表した。

【TOYO TIRE発表文】

当社は、かかる今般の情勢下において、「3 密を避ける」趣旨から、多くの人数が集まるイベントの一つでもある会社の就職説明会について、中止の決定をしております。これにより、当社へ関心を持っていただいていた学生の皆さんと対面して直接対話する機会の多くを逸失することとなりました。
一方、視点を替えて、就活学生の皆さんの立場に立って考えたとき、貴重な face to face の機会を逸してしまったことにより、人生の中でもっとも長い「働く」という時間に向けた最初のスタートラインに立てないまま、今なお、不安な心理状態にある方も多いのではないかと拝察するところです。
当社は採用活動において、予定していた対面型の会社説明会、面談・面接を取り止めましたが、少しでも学生の皆さん方とのコミュニケーション機会を創出、確保していくため、以下の取り組み内容について、広く当社 HP で案内するとともに新卒採用における雇用維持にも取り組んでまいります。

●WEB 説明会、WEB 面談・面接について
・通常より少人数の参加枠とする一方で、開催回数を増やすことで予約がとりやすい体制を整え、WEB 説明会を実施してまいります。
・事前の WEB 面談を開催し、面接時間は通常の所要時間よりも長い時間(約 2 倍)とし、双方が十分なコミュニケーションを取れるように配慮いたします。
・説明会、事前面談、面接実施日については、当社 HP や各提携 WEB サイトでエントリーいただいた方へ当社人事担当より個別にお知らせいたします。
(*上記内容については 4/16 以降、当社 HP 内の採用情報欄にて更新、案内を行なう予定)

●新卒採用計画(雇用維持)に向けて
・2021 年新卒採用人数については、当初計画通り(41 名)として採用活動を進めてまいります。
・WEB 説明会を継続して開催します。従来どおり、会社説明会は任意参加として、WEB 面接からのエントリーも受け付け、より多くの方々の参加を募ります。
・面接期間を延長し、エントリーシートについても随時受付を行なってまいります。

当社は刻一刻と変化する社会情勢に鑑み、さまざまなリソースを活用しながら学生の皆さんの就職活動に
おける接点の確保に努めるとともに、継続的に採用活動を続け、人材確保に努めてまいります。

https://www.toyotires.co.jp/system/files/press/pdf/2020/20200415.pdf

以 上

MICHELIN:新型コロナウイルス感染拡大抑制のため、欧州10拠点でマスク生産開始

ミシュランは、世界的な新型コロナウイルス感染拡大抑制のため、欧州の10拠点でマスクおよび医療従事者向け防護フェイスシールドの生産を開始すると発表した。

生産するマスクは、使い捨て用と再利用可能の2種類となる。事業展開する国々の医療機関や従業員に提供する予定で、まずは欧州の10拠点で、毎週約40万枚の使い捨てマスクを生産、順次増産する。再利用可能マスクについては、5月までに週100万枚、6月には週500万枚のペースでの生産を目指す。再利用可能マスクは、洗浄可能で交換可能なフィルターにより100回まで使用可能なため、週生産500万枚は使い捨てマスク5億枚に相当するという。

また、フランスの病院からの要請により、医療従事者向け滅菌可能なポリカーボネート製フェイスシールド(防護マスク)の製造も開始しており、4月中旬以降に1万枚の外部委託生産予定である。

ミシュランは、このほかにも、人工呼吸器、医療機器部品、医療用クッション、手の消毒剤などの生産プロジェクトにも着手している。
同社は、今後も、行政や業界団体と連携を図りながら、必要な支援を行なうとした。

AUTOBACS:カーフロンティアと戦略的提携

タイヤECサイトTIREHOODを運営する『株式会社BEAD』は合弁会社に
オートバックスセブンは、三菱商事グループのカーフロンティアが、タイヤECサイト『TIREHOOD』の運営会社として2020年3月に設立した「株式会社BEAD」に対して出資を行ない、株式会社BEADを共同運営することで合意したと発表した。
今後は、BEADの共同運営者として、オートバックスセブンとカーフロンティアにて、タイヤECサイト『TIREHOOD』事業を推進していくとのこと。

■戦略的提携の背景および目的
オートバックスセブンでは、カー用品のEC市場拡大などに象徴される市場ニーズの変化・多様化への対応に向けた新業態の開発、新規事業の創造を模索していた。一方、3年前にスタートしたタイヤECサイト『TIREHOOD』は、全国4000以上の取付店舗網を基盤として、購入から取付予約までをネット上で完結できる利便性を武器に成長してきた。
このような背景の下、両社の経営資源を活かした協業を検討する中で、タイヤECサイト『TIREHOOD』をさらに成長させ、取付店舗網との結びつきを強化することで、新経済圏創出に貢献できるものと考え、BEADを共同運営することになったという。

■「株式会社BEAD」について
同社では、カーフロンティアのインターネットによる事業開発・サービスづくりという強みと、オートバックスセブンおよびフランチャイズチェン加盟法人を含むオートバックスチェンが全国47都道府県に展開する店舗網・カーメンテナンス技術力の強みを活かし、『TIREHOOD』の特徴である”取付作業の即時予約”の利便性を高め、ドライバーにとってよりよいサービスを提供すると共に、カーライフの充実を目指す新たなサービスの開発を共同で推進していく予定である。

社名:株式会社BEAD
所在地:東京都中央区日本橋
代表者:小椋 繁行
出資比率:株式会社オートバックスセブン50%、株式会社カーフロンティア50%
設立:2020年3月31日

■『TIREHOOD』について
『TIREHOOD』は、タイヤの購入から取付予約までネット上で完結するタイヤECサイトである。自宅でタイヤを選んで購入し、手間のかかるタイヤ取付作業は、全国4000以上の取付店舗から選んで、ネットで即時予約。予約当日は車で店舗に訪問するだけで、待ち時間もなく、経験豊富なスタッフに安心してタイヤ交換を任せることができる。さらに、金利手数料無料のショッピングローンなど複数から選べる支払い方法や自動付帯するパンク保証などで、購入後までサポートする。
https://tire-hood.com/

TOYO TIRES:緊急事態宣言発出に伴う同社体制について

TOYO TIREは、昨日(4月7日)、日本政府より発出 された緊急事態宣言に先駆け、一昨日表明された同宣言の発令趣旨を踏まえ、会社として、これに全面的に協力していく方針を決定した。

同社は、従業員ならびに関係者の健康と安全の確保を最優先とし、4 月 8 日(水)~ 5 月 6 日(水)までの期間、本社をはじめとする対象地域に所在する同社グループの事業所については閉鎖とし、在宅勤務を実施するとした。 (※ 一部の業務継続のために必要不可欠な出社等を除く)

■緊急事態宣言を受けて暫定勤務体制をとる同社グループ事業拠点

・TOYO TIRE 株式会社 本社(兵庫県伊丹市)
・同 東京支店(東京都千代田区)
・同 タイヤ技術センター(兵庫県伊丹市)
・同 基盤技術センター(兵庫県川西市)
・株式会社トーヨータイヤジャパン 本社(東京都千代田区) など

TOYO TIRES:JAOSと戦略的パートナーシップを締結

TOYO TIREは、株式会社ジャオス(JAOS)と戦略的パートナーシップを締結しことを発表した。

JAOSは、SUV・四輪駆動車向けを中心にオリジナルの自動車用品を企画・製造・販売する総合パーツメーカーで、アフターパーツに留まらず、自動車メーカーへのOEM納入など多岐にわたる事業展開を行なっている。また、ブランド認知拡大と商品開発を目的として、アジアクロスカントリーラリーをはじめとする国内外のレースへ積極的に参戦し、数多くの実績をあげてきた。
一方、同社は、SUVタイヤの商品開発・生産能力増強を積極的に実施し、SUV向けタイヤブランドである「OPEN COUNTRY」の拡販をめざしている。
今回、両社が互いの強みを補完する関係を築き、SUV市場におけるさらなる企業価値拡大をめざすべく、パートナーシップを実現しとのこと。
今後、相互に連携したマーケティング活動を推進することで、国内外のSUV・四輪駆動車関連市場における両社のブランド価値向上を目指すとしている。さらに、モータースポーツへの共同参戦や、独自の製品テストなどを通して、相互の知見を商品開発に活かし、これまで以上に魅力的な製品を市場に提供するとしている。

トヨタ ハイラックス TEAM JAOS 2020ver.(共同参戦するレース車両のデザイン、イメージ)
三菱 デリカ D:5 JAOS Style (左)
装着タイヤ:OPEN COUNTRY R/T
  スズキ ジムニー シエラ JAOS Style(右)
装着タイヤ:OPEN COUNTRY M/T