BRIDGESTONE:新入社員に向けCEOがメッセージを配信

ブリヂストンは、新型ウイルス感染拡大抑止のため、本日(4月1日)予定していた入社式の開催を延期し(大卒・院卒の新入社員:事務系55名、技術系76名)、入社式でのメッセージ伝達に代え、石橋秀一取締役代表執行役CEOが、新入社員に向けたレターを発信した。

【石橋CEOからのメッセージ(要旨)】

私たちは、現在、14万人を超える仲間とともに、世界150か国以上でグローバル企業として活動している。1931年3月の創業以来の道のりは全てが順風満帆というわけではなかったが、創業者のDNAを大切にし、知恵と工夫を結集させチャレンジングな時期を乗り越え、世界最大のタイヤ・ゴム会社として成長・発展してきた。

モビリティ業界は、CASEやMaaSに代表されるような100年に一度の大変革期を迎えている。私たちは、「2050年に社会価値・顧客価値を持続的に提供する会社へ」を新たなビジョンとして掲げ、タイヤ・ゴム事業を活かした「ソリューションカンパニー」へと進化していく。

タイヤは移動する人々の命を乗せている。あらゆるモビリティに必要不可欠で、かつ路面に接する唯一の部品であり、その役割はますます重要になる。タイヤという商品を扱う当社ビジネスの強み・ユニークネスを活かして、社会・お客様に新しい価値を提供する様々な取組みを進めていく。

社会の仕組みや経営環境が不安定で大きく動く激動の時代だからこそ、変わる機会、大きく飛躍するチャンスである。皆さんには、チャレンジ精神を持って新しい未来を自分たちの手で創ることにトライしてほしい。「変える、変わる」のは自分たち一人ひとりであることを肝に銘じてほしい。

新型コロナウイルス感染拡大・不安が拡がる中、皆さんの安全・健康確保を最優先し、今年はレターメッセージという形でお伝えしているが、状況が好転・良化したときに、改めて皆さんと直接対話する機会をかならず持たせてもらいたいと思っている。そのとき、このメッセージに込めた期待が届き、ひと回りもふた回りも逞しく、そして頼もしくなった皆さんにお会いできることを楽しみにしている。

TOYO TIRES:2020 年度 新入社員向け社長訓示

TOYO TIREは、本日(4月1日)、2020 年度新入社員に対して、同社の清水代表取締役社長より、下記のとおり、訓示を行なった。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大に対する予防措置の一環として、本年、同社では集合形式の入社式の開催を見送り、新入社員は社長訓示をビデオメッセージとして各自がモバイル端末で視聴した。
一連の状況を見極め、従業員の健康と安全を十分確保できる状況になった場合には、入社式に代わる歓迎式を開催することを予定しているとのこと。

【清水社長の訓示(要約)】

ご入社、誠におめでとうございます。
当社は 2018 年、タイヤ・自動車部品といったモビリティ分野を事業の中核に据える、新しい経営体に生まれ変わり、昨年2019 年には、社名をTOYO TIRE 株式会社へと変更しました。自動車産業の一端を担い、未来のモビリティ社会を支え豊かにしていくこの事業に携わることに、我々は誇りと喜び、そして使命感と責任をもって仕事に臨んでいます。今、自動車産業界は、100 年に一度と呼ばれる歴史的な転換期を迎え、これまで異なる土俵にいたプレイヤーたちもクルマづくりに参画し始めています。我々タイヤ業界でも異業種とのアライアンスや販売流通網の変化、ソリューションビジネスの進展など、さまざまな動きが出てきています。こうした中にあって、当社は、他社にはない独自の強みや持ち味をさらに磨いていくことで存在感を発揮し、変化の激しい、曖昧で不確実な時代を乗り越えていきたいと考えています。
本年、創業 75 周年を迎えた当社は、2020 年を「新しい道づくりの年」として位置づけています。未来に向けたこれからの道づくりにおいては、従来の考え方には囚われない、柔軟で挑戦的な発想が必要です。
そうした意味から、皆さんには大いなる期待を抱いています。「自分がTOYO TIRE の未来をつくっていく」という気概を持って、一つひとつの仕事に挑んでください。
本日より、TOYO TIRE グループの一員として、新たな挑戦を始める皆さんにお願いしたいことを3 点、お伝えします。

まず 1 つ目は、「新しい挑戦を恐れない」、そして「そのために原理原則をしっかり学ぶ」ということです。
皆さんは、時代の新しい動きに対し、順応する感度がもっとも優れている世代です。変化の激しい、曖昧で不確実な時代のなかで、しっかり光をつかみ取って生きていくには、したたかな柔軟性が必要です。スピード感をもって変化に対応していくために、物怖じせず、新しいチャレンジを起こしてください。しかし、戦略も哲学もないまま、やみくもに新しいことばかりを追いかけては消耗し、逆に破綻に行き着くだけです。皆さんは、まずは物事の原理原則、正しい仕事の仕方を身に着け、新たな挑戦の力となるために自分自身の足元をしっかり固めていただきたいと思います。
2 つ目は、「お客様に誠実に、そして期待を超える」ということです。社会の一員として、組織の一員として、そして何より、人として、もっとも重要なことは、「正しく誠実である」ことだと私は思います。一心に正しく仕事をし、お客様に喜んでいただける本物をお届けすることは、製造業としてごく当たり前の根源的なことであり、私たちの使命です。そのためには、一人ひとりが「正しく誠実である」ことが大前提です。常にお客様、自分以外の関係する人に喜んでいただき、その期待を超えていくにはどうすべきかを意識して、行動していただきたいと思います。
3 つ目は、「主体性を持ち、連携を大切にする」ということです。会社は異なる立場、異なる知識や経験を持つ人たちの集まりです。事業経営は、そうした人たちのチームプレーであり、その総和によって、結果が生まれてきます。異なる立場、知識、経験を尊重しながら、互いの個性を発揮し合うことで化学変化が起こり、協調し合うことでシナジーが生み出されます。自ら意欲をもって主体的に関わっていく。そのような行動が会社を変えていく源泉です。ぜひ臆することなく、そういう姿勢を持っていただきたいと思います。
この 3 点は、皆さんの先輩である、昨年の新卒入社の方々にも伝えたものです。それぞれ、働くうえで意識していただきたい普遍的なものであり、どんな時も、心に留め置いてほしいと思います。
最後に、今日、この日から挑戦が始まる皆さんへ、私から激励のメッセージを贈ります。当社は昨年、「まだ、走ったことのない道へ。」という、新しいブランドステートメントを制定しました。道が用意されていなくても、自ら切り拓いていく挑戦心が、当社を駆り立てている原動力です。TOYO TIRES のブランドカラー「青色」は挑戦者を表す色であり、そして、その情熱を表す色でもあると捉え、当社は今年、広告宣伝活動で、青色にメッセージを込めて発信していきます。誰もが、情熱の青い炎を自分の内に秘めているはずであり、また、その情熱を呼び醒ますことで挑戦していけるはずです。皆さんの胸の中にある青い炎を燃やし、ぜひ、挑戦者として、そしてTOYO TIRE グループの一員として、新しい人生の道をつくっていってください。

 

 

DUNLOP:2020年度 新入社員への社長訓示

住友ゴム工業は、本日(4月1日)、新入社員(事務系、技術系)77名の2020年度入社にあたり、山本悟社長から新入社員に向け訓示を行なった。
なお、今年はコロナウイルス感染拡大予防の観点から入社式を開催せず、社員を数名ずつ分散し、社長訓示映像を視聴するという方法で実施したとのこと。

 

【山本悟社長の訓示(要旨)】

大切にしてほしい心構え「素直な気持ちを持つ」「一歩踏み出す勇気を持つ」
「素直」であることが全てのベースであり、社会人として大切な心構えのキーワードです。自分で気付いていること、他人からアドバイスや指摘を受けることで気付くこともあるでしょう。その点を自ら認識し受け入れた上で、そこを出発点として自分の成長に向けて努力する。そのような、謙虚な姿勢を持つ素直な人ほど、吸収が早く、成長するスピードも速くなります。素直な心でいると、周りの人の応援を得て、自然と情報や知恵が集まってきます。まずは、素直な気持ちをいつまでも大切にしてください。
もう一つ大切にしてほしいことは、「一歩踏み出す勇気を持つ」ことです。「自分を変える」「自分を変化させる」のは勇気がいることです。気恥ずかしさもあり、きっかけがないと踏み出せないこともあるかもしれませんが、一歩踏み出す勇気を持ち、さまざまなことに積極的にチャレンジしてもらいたいと強く思っています。

全社一丸となって新中期計画を確実に達成する
今年は新中期計画の初年度となります。目標を確実に達成するため、基盤強化プロジェクト「Be the Change Project」を立ち上げました。この名前は、インド建国の父であるガンジーの言葉“You must be the change you want to see in the world.(見たいと思う世界の変化に、あなた自身がなりなさい)”から取ったものです。社員一人ひとりが会社の変革を自分事として捉え、変革を進めてほしいという思いから名付けました。全社一丸となって組織体質の改善と利益基盤の強化を図り、新中期計画を確実に達成したいと思います。

本日入社した新入社員の皆さんも、住友ゴムの変革の主人公です。明るい未来に向けて一緒に取り組んでいきましょう。会社を取り巻く環境が大きく変化する中、皆さんが日々成長を遂げ、それぞれの持ち場で大きな力になってくれることを、心から期待しています。共に頑張っていきましょう。

DUNLOP:天然ゴムの臭いを大幅に抑えた「臭気低減天然ゴム」を開発

住友ゴム工業は、天然ゴムの臭気発生原因を特定し、臭いを大幅に抑えた「臭気低減天然ゴム」を新たに開発したと発表した。

今回開発した「臭気低減天然ゴム」は、同社のタイにある天然ゴム加工工場において、原材料の加工工程に独自手法を取り入れ、臭気発生原因となる原材料中の非ゴム成分(タンパク質・脂質等)の分解を抑制することで、大幅な臭気低減を実現した。この手法の確立により、天然ゴム加工工場のみならずタイヤ製造工場などの臭気問題解決への貢献が期待されるとしている。

TOYO TIRES:国内で「OPEN COUNTRY R/T」のサイズラインアップを拡充

TOYO TIREは、国内市場に投入しているSUV用タイヤ「OPEN COUNTRY R/T」において、2020年4月下旬より、新サイズを加え、サイズラインアップを拡充しますと発表した。

「OPEN COUNTRY R/T」追加サイズ
※両サイズともホワイトレター、価格はオープンプライスとなる。
インチ / タイヤサイズ / 販売開始時期
18  / 225/60R18 100Q    /   2020年4月下旬
16  / 215/65R16C 109/107Q    /   2020年4月下旬

YOKOHAMA:タイ天然ゴム公社と持続可能な天然ゴム調達のための覚書を締結、天然ゴム農園の調査を実施

横浜ゴムは、2020年1月21日、同社の「持続可能な天然ゴムの調達方針」に基づき、タイ天然ゴム公社(Rubber Authority of Thailand:RAOT)※1と、天然ゴム農家の経営支援および、サプライチェーンの透明性と健全性を確保するためのトレーサビリティの向上に向けて協力していく覚書を締結した。また、これに先立ち昨年6月から同社の天然ゴム加工会社である、Y.T. Rubber Co., Ltd.が立地する、タイ・スラタニ地区での天然ゴム農園の調査を実施している。

同社は、天然ゴム農園調査で、これまでに、約70戸の農家を訪問しヒアリングを行なってきた。今後も継続して行ない、2021年末までに、500戸の調査を実施する予定でいる。同社では調査結果を蓄積して、天然ゴム農園の持つ課題を分析し、天然ゴム農家の持続可能な経営に貢献するとともに、トレーサビリティの向上に活用していく予定でいるとした。

近年、世界的な人口増加とモビリティの発展により、タイヤおよびその主原料である天然ゴムの需要は、ますます増大している。その一方で、天然ゴムが生産されている地域での違法な森林伐採や、土地収奪、人権侵害などの問題、生物多様性への悪影響などが懸念されている。同社は、これらの課題解決に向け、国際ゴム研究会※2が提唱する天然ゴムを持続可能な資源とするためのイニシアティブ(SNR-i)に参画しているほか、2018年10月に発足した、持続可能な天然ゴムのための国際的なプラットフォーム(GPSNR)※3にて創設メンバーとして活動している。
また、同社グループは、天然ゴムの持続可能性の実現に向けて独自の活動を展開している。
タイでは、2013年から現地の複数の大学と、天然ゴムの共同研究を進めているほか、天然ゴム農家の安定収入を支援する「アグロフォレストリー農法」の普及推進や、天然ゴムサプライヤーを対象とした交流会(サプライヤーズデー)などを実施している。さらに、Y.T. Rubber Co., Ltd.では、工場内で使用した水を循環して使う循環浄化システムを導入し、自然環境や近隣住民との信頼関係の維持に努めているとのこと。

※1:タイ農業・協同組合省(Ministry of Agriculture and Cooperatives: MOAC)管轄下の組織。
※2:天然ゴム、合成ゴムの生産国と消費国の政府で構成される政府間組織。
※3:Global Platform for Sustainable Natural Rubber。天然ゴムの生産者、タイヤメーカー、環境NGOなど45団体の正会員と16団体の準会員で構成される(2020年2月現在)。

RAOTとの覚書調印式
タイ・スラタニ地区での天然ゴム農園調査

 

Goodyear:自己再生型コンセプトタイヤ “reCharge”を発表

カスタマイズされたカプセル(カートリッジ)により、タイヤを自己再生

ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー(グッドイヤー)は、画期的な自己再生型コンセプトタイヤ「reCharge」 を発表した。このコンセプトタイヤは、タイヤ自らが環境に適応、変化し、利用者のモビリティニーズに応えるたいやだという。
Mike Rytokoski グッドイヤー・ヨーロッパ、Vice President 兼Chief Marketing Officer は、「グッドイヤーは、個々の消費者のモビリティニーズに、より確実に応えられるタイヤを追い求めてき。当社はこの度、パーソナライズ化と簡易化が進む、電動モビリティの将来に適合するコンセプトタイヤを完成した」 と述べた。
この「reCharge」 コンセプトには、多くの革新的な特徴があるが、それは次の3 つのポイントに集約される。

パーソナライズ
●「reCharge 」コンセプトの核となるのは、再充填が可能で、生成分解できるトレッドコンパウンドである。個々のカプセル(カ
ートリッジ)による再充填が可能となるため、タイヤ交換のプロセスが劇的に簡易なものとなる。カスタマイズされた液体コンパウンドを含有したカプセル(カートリッジ)を充填することで、トレッドを再生、天候や路面の状態、またドライバーの運転方法にも、時間の経過とともにタイヤが適応することを可能にする。AI により、個々のドライバーのプロフィールが生成され、カスタマイズされた液体コンパウンドが作成される。これにより、利用者の用途にあわせ調合されたコンパウンドが生成される。

 

 

 

 

 

サステナブル
●コンパウンドは、生物由来物質を原料とし、世界で最も強力な天然素材のひとつである「蜘蛛の糸」から発想を得た繊維で強化されている。これにより、耐久性が極めて高く、100%生分解が可能なものとなっている。

 

 

手間要らず
●再充填可能なカプセルを使うことで、タイヤ交換のプロセスが劇的に簡易なものとなるだけでなく、軽量なエアレス・フレームがトレッドを支えるトール・アンド・ナロー形状となる。これは薄くて頑丈なメンテナンスを要さない構造であり、これにより、空気圧のメンテナンスや、パンクによる無駄な時間が無くなる。

ルクセンブルク・グッドイヤーイノベーションセンターの主任デザイナーを務める、Sebastien Fontaine は、「グッドイヤーeCharge
は、妥協の一切ないコンセプトタイヤである。パーソナライズされ、サステナブル、そして手間要らずで、電動モビリティの一翼を担うと確信している」と述べています。

reCharge のプロモーションムービーは、下記参照
https://youtu.be /ziMVIZPu2XU

 

 

 

TOYO TIRES:ニュルブルクリンク24時間耐久レースに「NOVEL racing」と参戦

TOYO TIREは、株式会社NOVEL(「NOVEL racing」)とパートナーシップ契約を結び、5月21日~24日に、ドイツで開催される「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に参戦すると発表した。
ニュルブルクリンクは、ライラント=プファルツ州(ドイツ)のニュルブルクにある、全長約25kmのサーキットコースで、自動車メーカーやタイヤメーカーが開発テストを行なうことでも知られている。高低差300m、コーナー約200カ所を持つほか、山間部特有の急な天候変化に見舞われやすい世界有数の難関コースとして有名で、通称「ニュル」と呼ばれている。このコースを24時間走り続けなければならないこのレースは、世界で最も過酷な耐久レースのひとつといえる。
今回、同社は「NOVEL racing」とともにこのレースに参戦する。NOVEL racingは、LEXUS「F」モデル用に高機能パーツを開発、販売する、LEXUS専門チューナーで、2016年からこのレースに参戦してきた。2018年には、参戦車輌が2台ともSP8クラス2位、3位に入賞する快挙を成し遂げてもいる。同社は「NOVEL racing」が今回、このレースに投入するLEXUS RC FとTOYOTA Supra GT4向けにタイヤを開発、供給し、その挑戦を積極的にサポートするとともに、TOYO TIRESブランドの訴求を図るとした。
同社は、レース車輌に供給するレーシングタイヤの開発において、同社最新型の試験機にて高速コーナリングの評価を実施し、データベース化も行なっていくとのこと。これら高速走行試験の結果から得られた知見を商品開発に活用することで、高品質、高機能なタイヤをグローバルに供給するとしている。

左:LEXUS RC Fのイメージ図 右:TOYOTA Supra GT4のイメージ図

DUNLOP:宮崎工場が無災害記録500万時間達成。厚生労働省から認定

住友ゴム工業の宮崎工場で、休業災害発生ゼロの無災害記録、延べ500万時間(従業員数約1,500名による達成)を継続し、2月28日に都城労働基準監督署から「厚生労働省第一種無災害記録証」を授与された。

都城労働基準監督署・新盛署長(左)から
記録証を授与される宮崎工場・石田工場長(右)

TOYO TIRES:本社勤務者から服装を自由化

TOYO TIREは、3月2日より、本社で執務する際の役員・従業員(以下、社員)の服装について、これまでの慣習的なルールは廃し、個人の趣向や考えに則ったものを主体としていく、いわゆる「服装の自由化」を始めたと発表した。また、他拠点においても体制を整え次第、同様に進めていく予定としている。
同社は、持続的な成長を実現していくため、従業員がやりがいをもって活躍できる労働環境をつくることが必要であるとの考えから、さまざまな働き方改革に取り組んでいる。
服装の自由化はこの一環であり、同社では、各自が主体となって、働きやすい(つまり、働くうえでストレスのない、あるいは、働くうえで自身のモチベーションにつながる)服装を選ぶことと定義している。
これは、TOYO TIREのもとで働く社員が「お互いに個性や多様性を認め合う闊達な風土を作っていく」、「自分らしく快適に働くことのできる装いを選ぶことで、心身の負荷を軽減していく」「自由な考えや行動に伴う責任感を育んでいく」ということを趣旨として実施するものである。

■ 時 期
2020年3月2日(月)より通年実施
■ 対 象
本社で勤務する役員・従業員(約300名)
■ 概 要
TOYO TIREでは、以下の点を留意事項として取り組んでいくとした。
①今回の服装自由化は、災害発生時の防災的観点から、動きやすい服装である必要性を概念としてカバーしている。こうしたシチュエーションにおいて、十分な安全性を確保していくように努めていくものとしている。
②服装の自由化では、相手との関係性、仕事との関係性を主体的に捉え、相手や仕事に応じて自律的に服装を選び、清潔感を保つように努めていくものとしている。
③イベント(会議、式典等)時には、主催者がその趣旨にふさわしいと考えるドレスコードを設定できるものとして運用していく。

同社は、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」の趣旨に賛同し、2030年におけるTOYO TIREグループのありたい姿を「TOYO TIREのSDGs」として掲げ、策定した14のゴール(2030年の目標)を2019年3月に公表した。
今回の服装自由化は、そのうち、「従業員が安心して挑戦し続けることができる労働環境を提供することで、多様な人々が対等に働く機会を得て、活躍できる社会づくりに貢献する。」という目標にリンクさせた施策のひとつとしても位置づけているとのこと。