ブリヂストンは、環境分野で権威のある、NGOのCDP※1より、水セキュリティ対策について優れた取り組みを行っている企業として、最高位の「水セキュリティAリスト」企業に選定された。
CDP2021の水セキュリティ分野の評価対象企業、約3000社のうち、同社を含む118社が選ばれている。
同社は、2050年を見据えた環境長期目標の中で、水資源の保全を含む生物多様性ノーネットロスへの貢献を目指している。ブリヂストングループにとって、水は事業継続にとって不可欠な資源であるとともに、水を利用する企業の責任として、水資源を持続可能な形で利用していくことが重要であると認識している。今回の「水セキュリティAリスト」企業への選定は、2020年に策定した、公平かつ持続可能な水の利用に向けた「ウォータースチュワードシップ※2ポリシー」に基づき、水ストレス地域に立地する生産拠点※3を中心に地域環境に応じた具体的なウォータースチュワードシッププランの策定・実行を進めていることが評価されたものと考えられる。この取り組みの具体的な成果として、2020年にはアルゼンチンのブエノスアイレス工場で、取水量を2005年対比65%削減、トルコのイズミット工場では同35%削減した。
※1:機関投資家や企業・団体の要請に基づき、気候変動や温室効果ガス排出、水資源保護等に関する情報開示を求め、調査・評価を実施している企業・都市の環境情報の調査・開示に取り組む国際的なNGO
※2:統合的に水資源を管理するための行動規範のこと
※3:淡水資源の量や質の低下のリスクがある地域に所在することにより水リスクを抱える生産拠点