ブリヂストンは、ESG※1投資の世界的な株式指数である「FTSE4Good Index Series」の構成銘柄に5年連続で選定された。また、国内の企業を対象にした「FTSE Blossom Japan Index」にも5年連続で選定されている。
「FTSE4Good Index Series」ならびに「FTSE Blossom Japan Index」は、FTSE Russellが開発した株式指数で、それぞれグローバル、日本の大手企業を対象に「環境」、「社会」、「ガバナンス」の3つの側面から企業の取り組みを評価して数値化し、基準を満たした企業が選定されるものである。
ブリヂストンは、従来から高く評価を頂いている「環境」をはじめとして、「社会」、「ガバナンス」のすべての分野において高いスコアを獲得しており、今回は特に「社会」分野での取り組みの進歩が評価され、全体スコアの向上につながったという。各分野で満点を獲得した項目、ならびに評価頂いたポイントは以下の通り。
◇環境:「汚染と資源」、「サプライチェーン」、「水の安全保障」
サーキュラーエコノミーの実現に向けたマテリアルサーキュラリティ向上の取り組みや、持続可能なサプライチェーンの実現に向けた取引先とのコミュケーションなどの継続的な活動が評価された。
◇社会:「健康と安全」、「人権と地域社会」、「サプライチェーン」
自社拠点、およびサプライチェーンにおいて、第三者機関と協力をしながら人権デューディリジェンス体制の構築とプロセスの強化を進めたことが評価された。
2022年には、同社としての人権デューディリジェンス基盤の構築のため、地政学的、産業的な要因等を考慮して優先的に抽出した3拠点で第三者機関と連携して包括的な人権リスクアセスメント調査を実施するとともに(インド・タイヤ工場、国内化工品工場(埼玉県)、リベリア・天然ゴム工場)、全拠点を対象に重要項目に絞ったリスク調査票によるアセスメントを実施した。また、天然ゴムサプライチェーンを対象に、人権や環境リスク調査含む持続可能性向上のためのオンサイトアセスメントの実施とグリーバンスメカニズム(Grievance mechanism:苦情受付・解決の仕組み)も構築するなど、責任ある企業として不可欠な基盤であるガバナンスの強化、人権の尊重と責任ある労働慣行を推進する活動に取り組んでいる。
◇ガバナンス:「コーポレートガバナンス」、「リスク管理」
従来から継続して取り組んでいるコーポレートガバナンス体制の整備や、リスクに対応するためのマネジメントシステムの構築などの活動が評価された。
これら同社グループの取り組みの詳細は「Bridgestone 3.0 Journey Report(統合報告2022)」、ならびに企業ウェブサイト「サステナビリティ」のページを参照。