DUNLOP:白河工場が環境省の「自然共生サイト」に認定

住友ゴム工業の白河工場が、環境省の「自然共生サイト」に認定された。
白河工場は、1974年に操業を開始して以来、約50年にわたり、森林整備や、絶滅のおそれがある植物の保全活動など様々な活動を続けてきた。今回の認定では、準絶滅危惧種「アサザ」や、カタクリなどの希少な植物を保全している事が評価された。また、里山「GENKIの森」も、多様な植生物が生息・生育している優良なサイトであると評価を受けた。そのほか、工場で育てた苗木を市民へ提供するなど、地域との交流を積極的に行っている。
同社グループは「生物多様性の保全」を解決すべき課題のひとつと認識し、重要課題の特定および、特定された課題についての地域性分析を実施している。また、TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures :自然関連財務情報開示タスクフォース)が、2023年9月に公表した開示提言(TNFD提言)を採用する「TNFD Adopter」に登録し、早期採用者(Early Adopter)として公表されている。

同社は、生物多様性・自然領域において、ステークホルダーと連携しながら、緑化活動や、絶滅のおそれがある植物の保全活動の継続に加え、事業活動を通じた生物多様性の保全・回復を推進していくとしている。