MICHELIN:ANAのハワイ路線に新導入のエアバスA380型機に「MICHELIN Air X」が採用

日本ミシュランタイヤの航空機用ラジアルタイヤが、全日本空輸株式会社が、2019年5月24日からハワイ路線に導入する、エアバスA380型機に採用されることが決定した。
今回A380に装着されるタイヤは、Near Zero Growth テクノロジーを採用した航空機用ラジアルタイヤ「MICHELIN Air X」である。

ニアゼログローステクノロジーとは、タイヤ寸法の増大を限りなくゼロに近づけるミシュラン独自の技術。
航空機用タイヤは、乗用車用タイヤなどに比べて高内圧で使用されるため、窒素ガス充填後および離着陸時の高速走行で寸法が増大する。これを抑えることで、タイヤの耐久性を高め、異物による損傷を受けにくくすという。

「MICHELIN Air X」には、一般的なラジアルタイヤとニアゼログローステクノロジーを採用したラジアルタイヤがあり、ともに長寿命によりタイヤ交換回数低減、タイヤ重量低減により燃費向上と環境負荷低減を実現している。ニアゼログローステクノロジーを採用した本製品は、一般的なラジアルタイヤを上回る軽量化により、航空機の燃費のさらなる改善につながるとのこと。さらに、タイヤ交換回数が減ることで運行にかかる費用や時間も低減される。