ミシュランは、自動車専用 360 度スキャナーを提供する「 ProovStation(本社︓フランス)と提携し、自動車両点検ソリューションを強化すると発表した。
車両点検は、これまで約30分を要し、うち約3分でタイヤ点検をするのが一般的であったが、今回の提携により、わずか数秒でタイヤを点検し車両点検全体を1分未満にまで短縮することが可能になる。また、車両点検費用を抑え、点検結果の信頼性も高まる。
「ProovStation」 が開発したソリューションに、ミシュランは、路面磁器スキャナー「MICHELIN QuickScan」で培ったタイヤ点検技術を提供する。「MICHELIN QuickScan」により自動車両点検機能が強化され、タイヤの摩耗をミリメートル単位の精度で、自動かつ瞬時に確認できるようになる。
「MICHELIN QuickScan」は、路面の磁気スキャナーでタイヤ摩耗を自動測定する。全ブランドのタイヤと、車両を、雨、雪などの天候に関わらず測定可能で、電気機器無しに4時間以内に設置ができる。また、汚れや泥を取り除く必要はなく、メンテナンスも簡単である。15以上の特許出願をしたこのツールに加え、ミシュランは。独k時の人工知能アルゴリズムでタイヤデータを精査分析する。
【ProovStation 】
「ProovStation」は、欧州13か国で事業展開する、コンピュータービジョンを専門とする DeepTechの新興企業である。
2017年以降、自動車検査プロセスの自動化、標準化、修理費自動見積もりを追求してきた。「ProovStation」は、一連の光学技術で、3秒で360°スキャンを実⾏するハイテク車両スキャナーを開発している。