DUNLOP:LGBTQ+への取り組み評価指標「PRIDE指標2024」で「ゴールド」を3年連続で受賞

住友ゴム工業は、企業・団体におけるLGBTQ+などのセクシュアル・マイノリティ(LGBTQ+)への取り組みの評価指標「PRIDE指標2024」において「ゴールド」を3年連続で受賞した。

住友ゴムグループは、企業理念体系「Our Philosophy」を体現するために、マテリアリティ(重要課題)を特定している。
「多様な人材」は、同社グループが掲げる7つのマテリアリティのうちのひとつで「多様な個性をもつ仲間とともに成長する企業」を目指している。その中で、LGBTQ+に関する研修をはじめ、理解促進や環境づくりへの取り組みを継続的に行ってきたことが評価につながったとしている。

BRIDGESTONE:インドで乗用車用プレミアムタイヤの生産増強と技術開発への投資を実行 =マーケットリーダーポジションを強固なものにし、稼ぐ力と更なる競争力強化へ =

ブリヂストンのインドのグループ会社である、ブリヂストン インディア プライベート リミテッド(BSID)は、インド市場でのプレミアム・マス戦略を強化するための戦略的成長投資を実行し、プネ工場およびインドール工場での乗用車用プレミアムタイヤの生産能力増強を決定した。投資金額は約8500万米ドル(約119億円)で、2025年初より順次着手し、プネ工場では、2029年までに、年産約110万本増強、インドール工場は、プレミアムタイヤ生産のための質向上投資を実施する。加えて、商品設計基盤技術「ENLITEN」によるインド市場に最適なカスタマイズをした「断トツ商品」づくりのために、2025年よりプネ工場内にサテライト・テクノロジーセンター機能を設置し、原材料企画から製品調査設計およびびモノづくりまでのエンジニアリングチェーン全体の技術開発能力強化と迅速化を図るとした。

YOKOHAMA:T2が実施するレベル4自動運転トラック幹線輸送の公道実証実験に参画

横浜ゴムは、自動運転トラックの開発などを行う(株)T2が実施する、レベル 4 自動運転(特定の走行環境条件を満たす限定された領域において自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態)トラックによる幹線輸送(長距離輸送における主要な輸送路や輸送ネットワークを通じて大量の貨物を効率的に運ぶこと)の公道実証実験に参画し、タイヤ検証を行うと発表した。車両には、来春発売予定のトラック・バス用タイヤの新商品を装着し、自動運転トラック向けタイヤに求められる性能などを検証する。また、今後は、自動運転トラック向けのタイヤソリューションサービスについても実用化を進めるとの事。実証実験期間は、2024年11月から2026年3月までで、関東~関西間の高速道路上の一部で実施するという。

レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスは、限定領域において、ドライバーがいない状態での運行が可能となるため、物流の2024年問題の解決に貢献するだけでなく、人間以上に安全な運転、高回転・高頻度物流による物流効率の向上、安定走行による燃費の改善など社会・環境に優しく、持続可能な物流の実現が期待できる。
T2では2027年にレベル4自動運転トラックによる幹線輸送事業の実現を目指してる。

【株式会社T2の概要】
本社所在地:東京都千代田区内幸町二丁目2番3号 日比谷国際ビル1階
代表者:代表取締役CEO 森本成城
設立日:2022年8月30日
事業内容: 自動運転システムの開発、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービス事業、幹線輸送に付随した関連サービス事業、その他関連サービス事業
企業サイトURL:https://t2.auto/

BRIDGESTONE:ブリヂストン、アストロボティック社と月面探査車向けタイヤ開発の協業契約を締結

ブリヂストンは、アストロボティック テクノロジー社(アストロボティック社)と、月面探査車向けタイヤ開発の協業契約を締結したと発表した。

90年以上にわたるタイヤ開発を通じて、世界の道を知るブリヂストンは、その知見を活かし、2019年から月面探査車用タイヤの研究開発に取り組んでいる。これまでに、第1世代と第2世代のタイヤコンセプトモデルを開発し、地上走行試験や、シミュレーションを重ねてきた。この活動を通じて、パートナーに「自ら極限へ挑戦する姿」を示し、宇宙ビジネスのネットワーク拡大と共創機会の創出を進めている。

今回、ブリヂストンとアストロボティック社は、協業契約を締結し、スペースモビリティの進化に向けた共創への一歩を踏み出した。アストロボティック社は、6種類の月面探査車開発や、NASAからのローバー技術契約37件受託など、17年間にわたる月面探査車の開発実績を持つ宇宙探査と技術開発のリーディングカンパニーである。

ブリヂストンは、モータースポーツなど「極限」の環境で技術イノベーションを磨き続けることで、地球のあらゆるモビリティの進化を支えてきた。次のステージとして、月面という、人類が活動する新たな「極限」に挑戦する事で、安心・安全な人とモノの移動を支え続け、スペースモビリティの進化を足元から支えていく。同社は、このプロジェクトを通じて、モビリティの、未来になくてはならない存在となることを目指すとしている。

今回ブリヂストンと共同開発したタイヤを装着予定のアストロボティック社の月面探査車「24U CubeRover」は、月面における科学調査機器とペイロード(積載物)の移動手段となり、電力、通信を提供するよう設計されている。「24U CubeRover」は中型サイズで、優れたハンドリング性能やサスペンション、長距離通信機能を兼ね備え、過酷な月面環境でも卓越した性能を発揮する。

「24U CubeRover」向けに開発するブリヂストンのタイヤは、金属製スポークを採用し、耐久性を確保しながらも柔らかく変形することで、月面にある岩などの障害物を乗り越えて走行する事が可能である。この構造により、外部からの衝撃を吸収し、さらに走破性および、エネルギー効率の向上にも繋がるため、月面探査車の駆動系への負担が軽減され、月面探査ミッションを長期間足元から支える事が可能になる。近い将来、アストロボティック社とブリヂストンは、月面への打ち上げおよび、宇宙での熱環境におけるタイヤの耐久性も確認する予定との事。

BRIDGESTONE:モーターサイクル用プレミアムスポーツツーリングタイヤ「BATTLAX SPORT TOURING T33」を発売

ブリヂストンは、モーターサイクル用スポーツツーリング向けラジアルタイヤ「BATTLAX SPORT TOURING T33」を2025年2月より発売する。

今回発売する「BATTLAX SPORT TOURING T33」は、従来品「BATTLAX SPORT TOURING T32」からツーリング走行に必要な性能を維持しながら、摩耗ライフを47%向上させた次世代のスポーツツーリングタイヤとなっている。新設計のコンパウンドを採用し、トレッドパタンと構造を最適化する事で、摩耗ライフの向上と安心感のあるハンドリング性能を両立している。これにより、不安のない長距離ライディングを実現し、ツーリングの楽しみを足元から支えるタイヤとなっている。

BRIDGESTONE:第14回ブリヂストン グループ・グローバルTQM大会を開催 =製造現場での女性活躍を起点としたDE&I推進事例などを表彰 継続的改善とイノベーションを通じて、従業員・社会・パートナー・お客様と共に新たな価値を創出 =

ブリヂストンは「第14回ブリヂストン グループ・グローバルTQM大会」を開催した。この大会は「最高の品質で社会に貢献」を使命とするブリヂストンにおいて、革新的な改善事例をグローバルで共有し、相互に研鑽する事を目的としている。この大会を通じて、優れたTQM活動の事例をグローバルへ共有し、ブリヂストンDNAのひとつである「品質へのこだわり」および、1960年代から続く品質経営活動の「ブリヂストン独自のデミング・プラン」を再確認・再浸透させる事で、グローバルの様々な職場における継続的改善とイノベーションを促進する。同社は、TQM活動の強化を継続して行う事で、中期事業計画(2024-2026)において最優先課題として位置付けた経営・業務品質の向上を追求し「良いビジネス体質を創る」を実現していくとしている。

DUNLOP:白河工場が環境省の「自然共生サイト」に認定

住友ゴム工業の白河工場が、環境省の「自然共生サイト」に認定された。
白河工場は、1974年に操業を開始して以来、約50年にわたり、森林整備や、絶滅のおそれがある植物の保全活動など様々な活動を続けてきた。今回の認定では、準絶滅危惧種「アサザ」や、カタクリなどの希少な植物を保全している事が評価された。また、里山「GENKIの森」も、多様な植生物が生息・生育している優良なサイトであると評価を受けた。そのほか、工場で育てた苗木を市民へ提供するなど、地域との交流を積極的に行っている。
同社グループは「生物多様性の保全」を解決すべき課題のひとつと認識し、重要課題の特定および、特定された課題についての地域性分析を実施している。また、TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures :自然関連財務情報開示タスクフォース)が、2023年9月に公表した開示提言(TNFD提言)を採用する「TNFD Adopter」に登録し、早期採用者(Early Adopter)として公表されている。

同社は、生物多様性・自然領域において、ステークホルダーと連携しながら、緑化活動や、絶滅のおそれがある植物の保全活動の継続に加え、事業活動を通じた生物多様性の保全・回復を推進していくとしている。

TOYO TIRES:世界三大カスタムカーの祭典「SEMA Show 2024」にTOYO TIRESブースを出展

TOYO TIREの米国タイヤ販売子会社である、Toyo Tire U.S.A. Corp.(TTC)は、11月5日(火)から8日(金)までの4日間、米国ネバダ州ラスベガスで開催される「SEMA Show 2024」に出展する。

「SEMA Show」は、SEMA(米国自動車用品工業会)が主催する世界最大級のアフターパーツトレードショーで、カーメーカーやパーツメーカー、チューンアップブランドなど、2000社を超える企業が出展し、例年世界中から、7万人ものバイヤーなどが訪れるコンベンションである。
TTCは、多くの来場者が行き交うイベント会場のメイン通路に「TOYO TIRES TREADPASS」とネーミングしたブースを設ける。
このブースでは、同社の主力ブランド「OPEN COUNTRY」シリーズや、グローバル・フラグシップブランド「PROXES」シリーズなどを装着した、ピックアップトラック、SUV、スポーツカーなど、ユニークかつ独創的なカスタムカー26台を展示する。
同社は、性能とデザイン性を兼ね備えた幅広いラインアップの展示を通じて、TOYO TIRESブランドの世界観と存在感を訴求していくとしている。

SEMA SHOW 2019

YOKOHAMA:レーシングチーム「Scherer Sport PHX」とパートナーシップ契約を締結  =2025年のニュルブルクリンク24時間レース制覇を目指す=

横浜ゴムは、2025年のニュルブルクリンク24時間レース(ADAC RAVENOL 24h Nürburgring、以下、ニュル24時間レース)の勝利を目指し、ドイツのレーシングチーム「Scherer Sport PHX(シェラー・スポーツ・ピーエイチエクス)」とパートナーシップ契約を締結した。

同社は「ADVAN」最大化への挑戦「ADVAN CHALLENGE」のテーマの下、ニュル24時間レースおよび、ニュルブルクリンク耐久シリーズ(Nürburgring Langstrecken-Serie、以下、NLS)での勝利を目指しており、同チームから参戦する1台の「Audi R8 LMS GT3 evo II」に「ADVAN」レーシングタイヤを供給する。すでに同社とはNLS参戦によるタイヤ開発をスタートしており、10月に開催されたNLS第5戦では総合2位を獲得している。

Scherer Sport PHXは、ドイツ・ニュルブルクリンクを拠点とする有数のレーシングチームで、2023年よりドイツ大手カーディーラーのシェラー社の子会社としてニュルブルクリンクを中心とした主要レースに参戦している。ニュル24時間レースでは本年を含め、通算5回の総合優勝を誇る屈指の強豪チームである。

横浜ゴムは、世界有数のタイヤメーカーによる厳しいコンペティションが繰り広げられるニュル24時間レースにおいて、参戦チームを長年に渡ってサポートしており、ヨコハマタイヤ装着車がこれまでに3度の総合優勝を果たしている。また、昨年のNLSではヨコハマタイヤ装着車が全9戦中5戦で総合優勝を獲得する圧倒的な強さを示し、NLS Speed Trophy部門、NIMEX Team Trophy部門SP9 Proクラスでの年間チャンピオンを獲得している。今年のNLSではScherer Sport PHXの2位獲得に加え、ヨコハマタイヤ装着車が第4戦で総合優勝を獲得している。