TOYO TIREは、トラック・バス用オールウェザータイヤ「M646」を新商品として、3月2日より、日本国内市場で順次発売すると発表した。
価格はオープンぷらいすとなる。
昨今の運輸業界においては、メンテナンスや輸送体制の効率化に向けた取り組みが加速している。連結トラック*1やスワップボディーコンテナ車両*2の導入といった創意工夫がめまぐるしく進むなかで、タイヤについても輸送環境の変化に合わせ、耐摩耗性能だけでなく、空車から積車の状態まで、幅広い範囲で優れたトラクション性能とウエット駆動力が求められている。
*1:1台で通常の大型トラック2台分の輸送が可能なトラック。
*2:車体と荷台の分離が可能な車両。トラック到着前から積み込みできるため、物流の生産性が向上する。
同社が今回発売した「M646」は、このような環境変化に伴うニーズをふまえて、耐摩耗性能とウエット駆動力を高次元で両立した商品である。
トレッド部に3列のブロックを配置することで、センター部の接地面積が増え、さらにトレッド剛性が上がった結果、摩耗ライフが、同社従来品「M636」比で16%向上した。また、ブロックをクロス状に配置した新パターン採用により、特に空車相当の状態において「M636」比でトラクション指数*3が17%増加し、低積載時やウエット路面での力強い走りに貢献する。
*3:タイヤと路面の接触領域におけるトラクションに効果のあるパターンの要素。
同社は、専門的に蓄積してきた知見を活かし、ユーザーの課題解決、社会の要請に応えるトラック・バス用タイヤの開発と普及に今後とも注力していくとしている。