TOYO TIREは、3月2日より、本社で執務する際の役員・従業員(以下、社員)の服装について、これまでの慣習的なルールは廃し、個人の趣向や考えに則ったものを主体としていく、いわゆる「服装の自由化」を始めたと発表した。また、他拠点においても体制を整え次第、同様に進めていく予定としている。
同社は、持続的な成長を実現していくため、従業員がやりがいをもって活躍できる労働環境をつくることが必要であるとの考えから、さまざまな働き方改革に取り組んでいる。
服装の自由化はこの一環であり、同社では、各自が主体となって、働きやすい(つまり、働くうえでストレスのない、あるいは、働くうえで自身のモチベーションにつながる)服装を選ぶことと定義している。
これは、TOYO TIREのもとで働く社員が「お互いに個性や多様性を認め合う闊達な風土を作っていく」、「自分らしく快適に働くことのできる装いを選ぶことで、心身の負荷を軽減していく」「自由な考えや行動に伴う責任感を育んでいく」ということを趣旨として実施するものである。
■ 時 期
2020年3月2日(月)より通年実施
■ 対 象
本社で勤務する役員・従業員(約300名)
■ 概 要
TOYO TIREでは、以下の点を留意事項として取り組んでいくとした。
①今回の服装自由化は、災害発生時の防災的観点から、動きやすい服装である必要性を概念としてカバーしている。こうしたシチュエーションにおいて、十分な安全性を確保していくように努めていくものとしている。
②服装の自由化では、相手との関係性、仕事との関係性を主体的に捉え、相手や仕事に応じて自律的に服装を選び、清潔感を保つように努めていくものとしている。
③イベント(会議、式典等)時には、主催者がその趣旨にふさわしいと考えるドレスコードを設定できるものとして運用していく。
同社は、国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」の趣旨に賛同し、2030年におけるTOYO TIREグループのありたい姿を「TOYO TIREのSDGs」として掲げ、策定した14のゴール(2030年の目標)を2019年3月に公表した。
今回の服装自由化は、そのうち、「従業員が安心して挑戦し続けることができる労働環境を提供することで、多様な人々が対等に働く機会を得て、活躍できる社会づくりに貢献する。」という目標にリンクさせた施策のひとつとしても位置づけているとのこと。