TOYO TIREは、自動車に装着しているタイヤの空気圧を適正に管理するなど、タイヤの取扱いに関心を持ってもらうための、公開啓発活動「タイヤ安全啓発活動」を、7月11日(土)から、各地のイオンモールで実施している。
同社グループでは、モビリティ社会に広く貢献していく企業として、製造・販売したタイヤを、ドライバーに適正使用してもらえるよう啓発することも大事な使命のひとつであると考えている。
一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)が、2019年に行なったタイヤ点検の結果では、5台に1台がタイヤの整備不良であったとの結果が示されている。
同社は、2019年のタイヤ安全啓発活動において、独自にソフト開発したドライブシミュレーターを導入し、普段は想定をしていないシチュエーションを疑似体験してもらうことで、タイヤの適正な取扱いに関心を持ってもらえるよう啓発を行なった。
タイヤ空気圧の違いによる操縦安定性の比較や、ハイドロプレーニング現象が発生した際の走行など、全国9会場で、1000名近くの方に体験してもらい、96%の方々から「タイヤの安全に対する意識が高まった」との回答をもらっている。
コロナ禍に遭遇し、移動手段として自動車の利用ニーズは高まっており、定期的なタイヤの空気圧点検や、雨天時の走行における注意など、改めて安全への意識を高めてもらえるよう、同社および国内販売子会社である株式会社トーヨータイヤジャパンは、昨年に引き続き、ドライブシミュレーターを活用したタイヤ安全啓発活動を実施する。
アクセルペダル、ブレーキペダルの踏み込みやハンドル操作で運転席から見える景色や揺れを連動させて再現する揺動機構を活用し、タイヤが摩耗している場合、雨天時のコーナリングではどうなるか、タイヤの溝が適正に残っている場合と制動距離の違いはどうか、走行中にタイヤがバーストするとどうなるかなどを体感してもらえる。
同社は、こうした疑似ドライブ体験によって、適切な状態でタイヤを使用することの大切さを理解してもらえるように努めるとしている。
■2020年度 TOYO TIRES「タイヤ安全啓発活動」概要