住友ゴム工業は、2020年度のモータースポーツ活動計画についての発表を行なった。
2020年も四輪、二輪の国内外のモータースポーツレースにおいて、トップクラスから入門レースまで、幅広いカテゴリーにタイヤ供給を行ない、DUNLOPおよびFALKENブランドのさらなる価値向上とタイヤ開発力の強化を目指すとともに、車を楽しむファンを支え、モータースポーツの裾野を広げるべく活動していくとした。
1.四輪モータースポーツ活動
【DUNLOP】
DUNLOPブランドでは、国内最高峰のレースのひとつである「SUPER GT」の「GT500」クラスの「Modulo Nakajima Racing(Honda NSX-GT)」をはじめ「GT300」クラスの3チーム、計4台にタイヤを供給する。その他「全日本ラリー選手権」、「全日本ジムカーナ選手権」、「全日本ダートトライアル選手権」、「全日本カート選手権」など、幅広いカテゴリーでタイヤを供給し、各クラスでタイトル獲得を目指す。 一方、今年からスタートする、FIAにより策定された世界規格の新型車輌「童夢F111/3」で行なわれる「全日本フォーミュラリージョナル選手権」にワンメイクタイヤを供給する。また、入門フォーミュラレースである「FIA-F4選手権」、「F4選手権」などにも、ワンメイクタイヤ供給を行なうことで、若手ドライバーの育成をサポートする。さらに、今年から参加型競技の「VITA RACE」および「MINI CHALLENGE JAPAN」の全レースに、ワンメイクタイヤの供給を開始し、アマチュアドライバーも参戦する「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」、「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ」への協賛および、タイヤの供給も継続する。
DUNLOP(四輪)モータースポーツ 公式WEBサイト
【FALKEN】
FALKENブランドでは、世界一過酷なレースともいわれる、ドイツ、ニュルブルクリンクで開催される「ニュルブルクリンク24時間レース(正式名称:ADAC TOTAL 24-Hour Race)」に参戦する。昨年に引き続き「FALKEN Motorsports」として、2011年より参戦を続けている「Porsche 911 GT3R」を、本年より2台体制とし、総合優勝を目指す。また、昨年「SP3T」クラスで6度目となるクラス優勝を果たした「スバルテクニカインターナショナル」へのタイヤ供給も引き続き行ない、欧米を中心に高い評価を得ているFALKENブランドのさらなる価値向上を目指すとともに、モータースポーツの発展に貢献するとしている。
FALKEN 公式WEBサイト
http://www.falken.tires/ja/
2.二輪モータースポーツ活動
【DUNLOP】
世界最高峰のレースである「FIMロードレース世界選手権」の「Moto2」および「Moto3」クラスに、ワンメイクタイヤ供給を行ない、レースに参戦するライダーの足元を支える。
「FIM世界耐久選手権シリーズ」では、3チームにタイヤを供給し、優勝を目指す。
オフロードレースでは、全米選手権のひとつ「AMAスーパークロス」で、11年連続全階級制覇という記録を達成した。今年も全階級制覇を目指すとともに「モトクロス世界選手権」でのチャンピオン獲得も目指す。
日本国内においては「全日本ロードレース選手権」をはじめ、さまざまなカテゴリーにおいてライダーをサポートする。
「HRC NSF100 HRC トロフィー」の「ジュニアチャンピオンシップクラス」に始まり、世界的に人気の高い250cc車輌による育成型レースにもワンメイクタイヤを供給することにより、日本から世界に通用するライダーを育てるための環境づくりに取り組むとしている。
DUNLOP(二輪) 公式WEBサイト
https://dunlop-motorcycletyres.com/