CONTINENTAL:「持続可能な天然ゴムの調達方針」を策定

コンチネンタルは、2018年10月16日、持続可能な天然ゴムの調達方針(Sustainable Natural Rubber Sourcing Policy)を発表した。
テクノロジー企業であるコンチネンタルのゴム・グループは、従業員、コミュニティ、森林、生物多様性、農地に目を向け、早い段階で、森林伐採、贈収賄、土地収奪などの潜在的リスクを発見することを目指すとした。
その際、コンチネンタルは、この分野における持続可能なビジネス慣行を自社のみで達成するのは難しく、すべての関係者との共同作業によってのみ達成できると判断し、マルチ・ステークホルダー・アプローチを採用するという。

この目的達成に向け、調達方針においては、天然ゴムのバリュー・チェーンに関わる関係者を対象に責任と義務を定めた。
同方針では、発展を目指す6つの領域、すなわち、サプライヤーおよび農業従事者への関与(Engaging with Suppliers and Farmers)、利害関係者の関与(Stakeholder Engagement)、トレーサビリティの拡大(Increasing Traceability)、省資源(Saving Resources)、リサイクル(Recycling)、天然ゴムの代替供給源の特定(Identification of Alternative Natural Rubber Supply Sources)を明示している。
コンチネンタル、タイヤ部門プレジデントでありコーポレート購買責任者でもある、ニコライ・ゼッツァー氏は次のように述べた。
「弊社では、さまざまなバリュー・チェーンにおいて持続可能な天然ゴムの調達方針を継続的に実行していく。また、同方針は、持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)のタイヤ産業プロジェクト(TIP)において、弊社が大きく貢献することを目指している。というのも、あらゆるプレーヤーと共に努力することによってのみ、確固とした成果をだせると信じているからである。同方針は、持続可能な天然ゴムを目指した共同の旅の始まりである」

 

タイヤ部門プレジデント兼コーポレート購買責任者
ニコライ・ゼッツァー氏

TOYO TIRES:「ダカールラリー2019」参戦チームをサポート

東洋ゴム工業は、2019年1月6日(日)から17日(木)(現地時間)に、南米ペルーで開催される「ダカールラリー2019」参戦するチームに、同社製ピックアップ/SUV用オフロードタイヤ「OPEN COUNTRY」シリーズを供給し、同ラリーでの活躍をサポートすると発表した。

同社は、今回、契約ドライバーであるRobby Gordon(ロビー・ゴードン選手)を中心に、1チーム3台体制でレースに臨む「Team SPEED」にタイヤをサポートする。
タイヤは、北米市場を中心に国内外のマーケットで高い評価を得ている、本格的オフロード向けピックアップトラック/SUV用タイヤ「OPEN COUNTRY M/T」を供給する。

■参戦チーム情報
チーム名    : Team SPEED
供給タイヤ   : 「OPEN COUNTRY M/T」(タイヤサイズ:33X10.50 R15)
車両名     : SPEED TEXTRON XX
参戦ドライバー : Robby Gordon、Cole Potts、Blade Hildebrand

 

OPEN COUNTRY M/T
ダカールラリー2019に参戦するRobby Gordon選手

BRIDGESTONE:ボーイング「737 MAX 9」向け航空機用ラジアルタイヤの認証を取得

ブリヂストンは、ボーイング社の新型旅客機「737 MAX 9」に装着される航空機用ラジアルタイヤ(主脚用)の認証をボーイング社から取得した。
当該タイヤは、全世界で発売される。
なお、同社は「737 MAX 8」向けタイヤも生産・販売している。

航空機用タイヤは航空機の高荷重のもと高速度で離着陸を繰り返すという過酷な状況で使用されるため、高い耐久性が求められる。
また、飛行中における燃費向上のためには、タイヤの軽量化も求められている。
「737 MAX 9」向けタイヤは、技術的に難しいとされている耐久性と軽量化を両立させたラジアル構造「RRR(トリプルアール:Revolutionarily Reinforced Radial)」を採用するとともに、同社の基幹技術「ナノプロ・テック」を適用した新トレッドコンパウンドを搭載することで耐摩耗性の向上を図っている。同社は、今後も順次適用を拡大し、航空運航の安全性および低燃費性・経済性の向上に貢献していくとしている。

航空機用タイヤは、過酷な条件下で使用されるため、タイヤメーカーの総合的かつ高度な技術力が求められる。
新品タイヤだけでなく、リトレッドタイヤも使用されており、航空機を構成する多くの部品の内、最も交換頻度が高い部品のひとつである。

 

ボーイング「737 MAX 9」向け航空機用ラジアルタイヤ(主脚用タイヤ)

YOKOHAMA:「TOKYO AUTO SALON 2019」に出展

横浜ゴムは、2019年1月11日から13日、幕張メッセで開催される「東京オートサロン2019」に、タイヤブースとホイールブースを出展すると発表した。

タイヤブースでは、趣味としてカーライフを楽しむユーザーに向けた「ホビータイヤ」の多彩なラインアップを中心に紹介するほか、市販タイヤにも活用される技術の開発のため取り組んでいる「ハイレベルなモータースポーツ活動」を訴求する。

<ホビータイヤ>
スポーツ、オフロード、ドレスアップ、クラシックの4つのテーマを代表するタイヤを、車輌に装着して紹介。
中でもドレスアップとクラシックは、それぞれ2019年に発売を予定している商品を出品する。
また、ADVAN最強のストリートスポーツタイヤ「ADVAN NEOVA」の将来コンセプトモデルを披露する。

<モータースポーツ活動>
同社がワンメイクサプライヤーを務めるアジア最高峰のフォーミュラレース「全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ」に2019年から導入される新型車輌、SF19と、2019年に「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」に同社とともに参戦する「KONDO Racing Team」のマシンを展示する。
また、レースやラリーなどに参戦しているドライバーや監督など多彩なゲストによるトークショーも開催する予定でいる。

ホビータイヤやモータースポーツ以外にも、2019年2月に発売するグランドツーリングタイヤ「BluEarth-GT AE51」も展示する。

ホイールブースでは、「ADVAN Racing」ブランドをメインに、初披露となる新商品を数多く出品する。
鍛造モデルでは2018年10月に米国で開催された「SEMAショー」で発表した「ADVAN Racing R6」、鋳造モデルではフラッグシップモデル「ADVAN Racing RSII」の新モデルとなる「ADVAN Racing RSⅢ」を装着車輌とともに出品する。

 

FALKEN:「TOKYO AUTO SALON 2019」にFALKENブースを出展

住友ゴム工業は、2019年1月11日(金)から13日(日)まで千葉県・幕張メッセで開催される「TOKYO AUTO SALON 2019」にFALKENブースを出展する。
今回のブースでは「Avant-garde2.0」をコンセプトに、「Avant-garde」な活動を続けるFALKENブランドを昨年に引き続き訴求する。
LEDバーをあらゆる角度に配置し躍動感のある展示を行なうことで、「ON THE PULSE」をブランドコンセプトとするFALKENのブランドイメージを表現する。また、モータースポーツへの参戦、エアレースや欧州サッカーリーグ、アスリートへの協賛活動についても映像でご紹介する。
さらに、フラッグシップタイヤ「AZENIS FK510」をはじめとするFALKENタイヤ装着車輌をブランドカラーにカラーリングして展示を行ない、最新タイヤラインアップを展示することで、高性能でサイズ展開の豊富なFALKENブランドを訴求するという。

 

DUNLOP:「TOKYO AUTO SALON 2019」にDUNLOPブースを出展

住友ゴム工業は、2019年1月11日(金)から13日(日)まで千葉県・幕張メッセで開催される「TOKYO AUTO SALON 2019」にDUNLOPブースを出展する。
今回のブースでは「Spirit of Evolution」をコンセプトに、過去から未来に続くDUNLOPの先進技術を訴求し、自動運転やカーシェアなどのモビリティ社会の変革に応じたDUNLOPタイヤの技術開発コンセプト、「SMART TYRE CONCEPT」を紹介するLab(ラボ)を設立するという。
Lab内では、「SMART TYRE CONCEPT」について、映像や光、音楽を駆使することで最新の技術開発コンセプトを体感できる内容となっている。
さらに、ステージイベントでは、2018年も激戦を繰り広げたSUPER GT500に参戦する「NAKAJIMA RACING」の中嶋悟監督の他、全日本ラリーやFIA-F4ドライバーによるトークショーを実施予定。

 

BRIDGESTONE:トルコで乗用車用タイヤの新工場の見学会を開催

ブリヂストンのトルコ関連会社であるブリサ ブリヂストン サバンジ ラスティック サナイェ ヴェ ティジャレット ア-シェ(Brisa)は、2018年11月27日に、トルコのアクサライ県で、2018年1月に稼働した乗用車用ラジアルタイヤの新工場の現地メディア向け見学会を開催した。

新工場では、自動タイヤ搬送システムの導入により、在庫回転率を従来システム利用の同社グループ他工場対比で1.5倍に向上させるとともに、約30%のエネルギー使用量削減を達成した(Brisa調べ)。また、設備稼働情報、品質情報を常時モニタリングし、不具合の事前検知、設備条件の最適化を行うなど、デジタル技術の活用による生産効率の向上を図っている。

さらに、新工場では、資源消費の無駄ゼロを指針として、水の循環利用や、工場屋根の一部での太陽光発電採用といった環境に配慮した技術を導入している。

<新工場概要>

1. 生産品目 :乗用車用ラジアルタイヤ
2. 所在地  :トルコ共和国 アクサライ工業団地 (イスタンブールより東南約500km)
3. 敷地面積 :約96ha
4. 稼働開始 :2018年1月
5. 投資金額 :300百万USD
6. 従業員数 :約400人(2018年12月時点)

<Brisa概要>

1. 会社名  : Brisa Bridgestone Sabancı Lastik Sanayi ve Ticaret A.Ş.
2. 所在地  : トルコ共和国 イスタンブール市
3. 設立年  : 1988年
4. C E O  : Cevdet Alemdar(ジェブデット アレムダール)
5. 資本金  : 305,116千トルコリラ(2017年12月末時点)
6. 出資比率 : 株式会社ブリヂストン 43.63% Hacı Ömer Sabancı Holding A.Ş. 43.63% その他 12.74%

 

BRIDGESTONE:「TURANZA」が「LEXUS UX」に装着

ブリヂストンは、LEXUSが2018年11月に発売した新型コンパクトクロスオーバー「LEXUS UX」に「TURANZA T005A」を標準装着タイヤとして納入すると発表した。
「TURANZA」は,ロングドライブでの快適性と、高速運動性能を高次元でバランスさせたタイヤブランドである。
今回装着される「TURANZA T005A」は、新型「LEXUS UX」の特長である優れた操舵応答性・操縦安定性、上質な乗り心地の実現に貢献している。

 

 

 

 

GOODYEAR:「Vector 4Seasons Hybrid(ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド)」が、みんカラによる「パーツオブザイヤー2018年間大賞」の「オールシーズンタイヤ部門」において1位を受賞

日本グッドイヤーの販売するオールシーズンタイヤ「ベクター フォーシーズンズ ハイブリッド」が、株式会社カービューが運営、100万人を超える登録者を有するSNS「みんカラ」による、「パーツオブザイヤー2018年間大賞」の「オールシーズンタイヤ部門」において1位を受賞した。

みんカラの「パーツオブザイヤー」とは、タイヤ、ホイール、カーナビ、ランプ、カーケアグッズなど、みんカラに投稿されているパーツの中からユーザー評価に基づきランキングを発表するもので、今回は2017年11月~2018年10月末の間に投稿されたパーツレビュー数とその評価を集計したものである。

 

YOKOHAMA:ストリートスポーツタイヤ「ADVAN A052」に13サイズ追加

横浜ゴムは、「ADVAN」のストリートスポーツタイヤ「ADVAN A052」に、新サイズを追加し、2018年12月25日から日本国内にて発売する。
発売サイズは、275/40R18 103Y XL~185/55R14 80Vの13サイズで、価格はオープンプライス。
これにより「ADVAN A052」は全34サイズとなる。

「ADVAN A052」は「ADVAN」最強のストリートスポーツタイヤ「ADVAN NEOVA AD08R」を凌ぐグリップ力とハンドリング性能を発揮しつつ、騒音や燃費も配慮した次世代のストリートスポーツラジアルタイヤとして、2016年8月から発売した。
先進のレーシングテクノロジーから生まれた構造技術「マトリックス・ボディ・プライ」を採用するとともに、専用プロファイルを開発し、コーナリングフォースの最大化を図っている。
コンパウンドは、ドライグリップとウェットグリップを高次元で両立した専用コンパウンドを新規開発し、素直で扱いやすいハンドリング特性を実現した。サーキットで速いラップタイムを安定して刻むことができ、さらに周回を重ねてからのタイムの落ちを抑制する。また、ウエットグリップ性能、騒音、転がり抵抗に係る規制を定めた国際基準「UN/ECE Regulation No.117 02 Series(R117-02)」をクリアしており、走りだけでなく、環境や、人に優しいタイヤとなっている。

 

発売サイズ