YOKOHAMA:ニュルブルクリンク24時間耐久レースのSP8Tクラスで優勝

横浜ゴムの「ADVAN」レーシングタイヤ装着車が、2020年9月26日~27日、ドイツで決勝レースが開催された「第48回ニュルブルクリンク24時間耐久レース(ADAC TOTAL 24h-Rennen)」のSP8Tクラスで優勝した。
雨が降り続き、霧も発生する不安定な天候の中、ウエット路面中心での戦いとなったレースで装着された「ADVAN A006(ウェット用)」、「ADVAN A005(ドライ用)」は、トラブルなく安定して優れた性能を発揮した。

今年は、計97台でのレースとなる中、同社は「BMW」を駆るドイツのチーム「Walkenhorst Motorsport」の4台を含む、計7台をサポート。SP8Tクラスで、73号車「BMW M4 GT4」がクラス優勝、総合19位を飾った。ドライバーを務めたのは、BMWジュニアチームに所属する19歳から20歳のDaniel Harper、Neil Verhagen、Max Hesseの3選手。予選トップで迎えた決勝戦では、一時、クラス4位まで順位を落としたが、スタートから3時間後にはトップに浮上し、後続に1周差をつけて独走した。
悪天候による、約9時間半の中断を経て、レース再開後も順調に走行し、その後は一度もトップの座を譲ることなくフィニッシュした。また、NLS(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)のランキングトップで優勝が期待された101号車「BMW M6 GT3」は、トラブルによるピットストップに見舞われるも完走を果たし、クラス12位、総合でも12位となった。なお、昨年初参戦で総合9位、SP9クラス8位となった「KONDO RACING」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で本年度の参戦を見送った。