BRIDGESTONE:「中型自動運転バス実証実験」の事業者に選定された西日本鉄道をサポート

ブリヂストンのグループ会社である、ブリヂストンタイヤソリューションジャパン株式会社※1は、西日本鉄道株式会社(以下西日本鉄道)および、西鉄バス北九州株式会社(以下西鉄バス北九州)が、北九州エリアにおいて取り組む、中型自動運転バスの実証実験をサポートしている。この実証実験は、経済産業省・国土交通省の事業を受託した、国立研究開発法人産業技術総合研究所より、西日本鉄道が実証事業者に選定され、実施するものである。同社グループは、7月に実施された、神姫バス株式会社での実証実験※2に続いてサポートを行なっている。

「中型自動運転バス実証実験」※3は、2019年度の小型自動運転バスの実証実験に続き、事業性向上を目的として、選定された5つのバス運行事業者を通じて実施される。西日本鉄道の実証実験は「空港と臨海部の事業所・住宅等をつなぐ交通網の確保」をテーマに、2020年10月より福岡県北九州市内および、苅田町内を運行する西鉄バス北九州の運行路線で開始している。

バス車輌の自動運転化により、乗務員が乗車しない状況においては、タイヤに関するトラブルを未然に防止する必要性が高まることが予想される。これに応えるため、今回の実証実験においては、欧州やアジア大洋州地域などの運送事業者様に展開している「Tirematics」をトライアルとして導入する。

「Tirematics」は、タイヤに設置したセンサーが、タイヤの内圧・温度情報を計測し、クラウドを通じて車輌管理者等と情報を共有するモニタリングシステムである。同社グループ独自のサービスネットワークと組み合わせることで、バス事業者に対して、より最適なタイヤメンテナンスの提供が可能となる。同社は、これにより、タイヤ起因の交通事故やトラブルの未然防止、燃費の向上や管理工数減などによるタイヤのトータルコスト削減などの顧客価値をバス事業者に提供するとともに、乗客の安全・安心を支える社会価値の提供にも貢献できると考えているとのこと。

「中型自動運転バス実証実験」を実施する西鉄バス北九州の路線バス
当実証実験をサポートする ブリヂストンタイヤサービス西日本(株) タイヤサービス苅田店