YOKOHAMA:ドイツ自動車工業会が策定した情報セキュリティ評価「TISAX」認証を取得

横浜ゴムは、ドイツ自動車工業会が策定した情報セキュリティ評価である「TISAX(Trusted Information Security Assessment Exchange)」の認証を取得し、ENX協会が運営するポータル(ENXポータル)に、同社の「TISAX」認証ラベルが登録※されたと発表した。
※ドイツ自動車工業会はTISAXを設計・設立。運用・審査プロセスはENX(European Network Exchange)協会に委託している。

広範かつ複雑なサプライチェーンを有する自動車業界では、日々高まりつつある情報セキュリティリスクに対してサプライヤーなど取引先のセキュリティ対策の状況を把握することが重要事項になっている。「TISAX」策定にはこうした背景があり、ドイツの自動車メーカーは新規および継続取引において、共通化された情報セキュリティの保護水準をクリアした証である「TISAX」認証の取得を求める傾向にある。

今回「TISAX」認証を取得したことで、横浜ゴムの国際的かつ高度な情報セキュリティ管理・運用体制が証明された事になる。また、ENXポータルに登録されることでドイツ自動車工業会に所属する自動車メーカーに当社の審査結果が共有できるようになった。

横浜ゴムは、2021年度から2023年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(YX2023)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン)のタイヤ消費財事業において高付加価値商品の販売構成比率最大化を掲げ、その施策のひとつとしてプレミアムカーへの新車装着拡大に取り組んでいる。こうした活動の中、ドイツ自動車工業会に所属する複数の世界的な自動車メーカーとも取引があり、取引関連情報をお預かりする企業としての責務を速やかに果たすべきであると考え「TISAX」認証の取得に至ったとの事。

同社は、今後も「TISAX」を含め、高度な評価をクリアした情報セキュリティレベルの維持・強化に取り組み、お客様から信頼されるサプライヤーであり続けるべく努めていくとしている。