住友ゴム工業は、4月1日、同社、神戸本社で、入社式を行った。
新年度の新入社員は、企画技術職8名、実務職3名、技能系92名で、日本国内6工場とも、オンラインでつないでの入社式となった。
山本悟社長の挨拶(要旨)
■住友ゴムの一員として大切にしてほしいこと
企業理念「Our Philosophy」は、住友ゴムグループで働く約4万人の社員が、同じ方向に向かって進んでいくために持つ共通の指針です。その中で軸となる存在意義・Purposeは「未来をひらくイノベーションで最高の安心とヨロコビをつくる」というものです。「最高の安心とヨロコビ」を提供するために、イノベーションを起こし、挑戦をし続けていくこと、お客さまと社会からの信頼に応え、その期待を超える価値を生み出していくという想いがPurposeに込められています。私たち一人ひとりが力を発揮し、人・社会・未来を支える「最高の安心とヨロコビ」をつくり出し、提供することが住友ゴムの存在意義です。世の中や環境が日々変わっていく中で、私たちも変化に対応できるよう変わっていかなければなりません。自らが新しいことに挑戦し、イノベーションを起こしていこうという考え方を大切にしてほしいと思います
■社会人として大切にしてほしい心構え: 「素直な気持ち」、「一生懸命に努力」、「熱い想い」
一つ目は「素直な気持ち」です。伸びていく若手を見ていると、素直な心を持って、人の意見や話をよく聞き、常に自らを振り返り、自分自身を見つめることができる人が多いように思います。誰の意見もまずは素直に聞き、良いと感じたことは素直に取り入れていくことを繰り返すことで、自分の至らない点が補強され、実力が蓄えられていきます。素直な気持ちを持って、誠実であることは、何よりも強いベースとなります。
二つ目は「一生懸命に努力する」ということです。「努力は人を裏切らない」という言葉は私をいつも元気にしてくれる魔法の言葉です。苦しい時も逃げずに一生懸命に努力し取り組むことで、必ず道は開けます。苦しんだ努力ほど、自分の力となって必ず蓄積されていきます。
最後の一つが「熱い想い」です。自分が成し遂げたい仕事や目標の達成に向けて、誰よりも「熱い想い」を持って取り組む。その熱い想いは周りの人に伝わり、周囲を巻き込むパワーを生みます。達成しようという意思が強ければ強いほど成功の確率は高くなります。
皆さんは社会人としては1年生ですので真っ白な状態です。自分の気持ち次第、やる気次第で、どんなことでも吸収可能です。今のフレッシュな気持ちを忘れずに、「素直な気持ち」と「熱い想い」をもって、何事にも「一生懸命に努力」し、一歩一歩着実な成長を期待しています。