TOYO TIREは、4月23日、ドイツ・ニュルブルクリンクで開催された「NLS耐久シリーズ」(正式名称:Nürburgring Langstrecken Serie)の第3戦において、同社がタイヤ供給、サポートを行った「TOYO TIRES with Ring Racing」の車両「TOYOTA GR Supra GT4」が、SP10クラスで優勝したと発表した。
同社は今年3月、レースチーム「Ring Racing」とパートナーシップ契約を締結し「TOYO TIRES with Ring Racing」として、新たな体制でニュルブルクリンク24時間耐久レースおよび、NLS耐久シリーズに挑戦することを発表した。同チームに所属するドライバー、Andreas Gülden(アンドレアス・ギュルデン)選手、Michael Tischner(ミハエル・ティシュナー)選手、Heiko Tönges(ハイコ・テンゲス)選手が、同社製タイヤを装着したTOYOTA GR Supra GT4で第3戦に挑み、予選をトップタイムで通過、決勝ではトップを独走し、クラス優勝を果たした。
Andreas Gülden選手はレース後、「タイヤは今、とても良いパフォーマンスを発揮しており、ラップタイムも各スティントを通じて非常に競争力がある。第1戦はマシントラブルで惜しい結果に終わってしまったが、今回の勝利でチームのポテンシャルを証明できた」とコメントした。同チームのUwe Kleen(ウヴェ・クリーン)監督は、「SP10クラスで初勝利をおさめ、とてもうれしい。TOYO TIREのメンバーは2年間懸命に取り組み、自分たちのタイヤが、他車に勝利できる大変高いタイヤパフォーマンスを備えていることを証明した。レースに勝つには若干の運も必要だが、今回は最初から最後まで私たちがレースを握っていたといえるだろう。まだやるべきことは多くあるが、今、世界へTOYO TIREのレーシングタイヤの高い能力を見せつけることができた。TOYO TIREのメンバーに感謝と、さらなる勝利を約束したい。」と5月26日から開催される、2022年ニュルブルクリンク24時間耐久レース本番に向けて、意気込みを語った。