BRIDGESTONE:「証券アナリストによるディスクロージャー優良企業」(2024年度)に選定 =自動車・同部品・タイヤ部門において3年連続で第1位を受賞=

ブリヂストンは、公益社団法人日本証券アナリスト協会が実施する、2024年度「証券アナリストによるディスクロージャー優良企業選定」の自動車・同部品・タイヤ部門において3年連続で第1位に選定された。

本選定は、企業情報開示の向上を目的に1995年度から毎年開催されており、今回30回目を迎える表彰制度である。
日本証券アナリスト協会が設置するディスクロージャー研究会が、①経営陣のIR姿勢、IR部門の機能、IRの基本スタンス、②説明会、インタビュー、説明資料等における開示、③フェア・ディスクロージャー、④ESGに関連する情報の開示、⑤各業種の状況に即した自主的な情報開示、の5つの客観的な評価基準を策定し、企業のディスクロージャーの質、量、タイミング等を評価するものである。

TOYO TIRES:「2024 サロマ大収穫祭」に協賛

TOYO TIREは、冬期タイヤテストコース(北海道常呂郡佐呂間町)の敷地を開放し、10月6日(日)に開催された「2024サロマ大収穫祭」(主催:佐呂間町観光物産協会)に協賛した。

毎年秋に開催されるサロマ大収穫祭は、その年に収穫した農水産物の実りに感謝する行事として、今年で26回目を迎えた。
同収穫祭には、佐呂間町の近隣市町村はもとより、札幌や釧路、室蘭など広く道内各地から、約1万人を集客する、道東地区でも有数のイベントである。イベント当日は、サロマ湖で養殖されるホタテをはじめ、サロマ黒牛の精肉や南瓜など同町の特産品を提供するブースに終日人だかりが絶えなかった。

佐呂間町は、同じく同社のテストコース所在地であることが縁で、宮崎県都農町(同社タイヤテストコース所在)と、経済交流都市協定を結んでおり、会場内に都農町のブースを併設、特産物がふるまわれた。また、TOYO TIRESブースでは、同社テストコースでの試験を経て開発された、乗用車向けスタッドレスタイヤ「OBSERVE GIZ3」を紹介したほか、特設ステージでは、有名アーティストによる楽曲演奏や、大抽選会など大いに賑わいを見せた。

同社は、佐呂間町をはじめ、事業活動を行なう各拠点所在地において、様々な地域活動を通じて社会的な役割を果たし、企業市民として積極的に貢献していくとしている。

BRIDGESTONE:オリンピック・パラリンピックのワールドワイドパートナー契約について

ブリヂストンは、2024年12月末をもって満了するオリンピック・パラリンピックのワールドワイドパートナー契約を継続しない方針を決定し、国際オリンピック委員会(IOC)と合意した事を発表した。

ブリヂストンは「最高の品質で社会に貢献」という使命のもと、IOCのビジョン「スポーツを通じてより良い世界を実現する」、国際パラリンピック委員会(IPC)のビジョン「パラスポーツを通じ、インクルーシブな社会を創造する」に共感し、2014年からオリンピックのワールドワイドパートナーとして、2018年から、パラリンピックのワールドワイドパートナーとして、スポーツの力を信じ、夢を追いかけるアスリートの挑戦をグローバルに支えてきた。
夏、冬の様々な大会を通じて、スポーツやアスリートたちが持つパワーは、ブリヂストンのグローバルメンバーを盛り上げ、世界中のユーザー、パートナーとの絆を深めることにつながった。
同社は、これまで、約10年に渡る同社のワールドワイドパートナーとしてのグローバルな活動を支えてくれた、IOCおよびIPCに感謝するとしている。

今後については、スポーツの力を信じ続ける姿勢は変わらないが、ブリヂストンの原点であり「タイヤ」という商品を通じて、ブリヂストンが自ら挑戦するスポーツである、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動に注力していくという。同社は、この活動を通じて、サステナブルなプレミアムブランドの構築に挑戦し、全てのひとりひとりにとっての「最高」を支え続け、モビリティの未来になくてはならない存在となることを目指すとしている。

DUNLOP:カスタマーハラスメントに対する基本方針を策定

住友ゴム工業は、今回「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定した。
同社グループでは「未来をひらくイノベーションで最高の安心とヨロコビをつくる。」を、Purposeとして掲げており「最高のヨロコビをつくる」ために、ユーザーからの意見・要望への対応や、製品・サービスに耳を傾ける事に注力している。
一方で、一部のユーザーから、同社従業員に対して、ハラスメントに該当する行為が見受けられる事がある。
同社グループで定めた人権方針において、人権尊重の対象には、同社グループ従業員も含めており、Purposeで掲げる「安心」には、従業員に他紙する、心身の安全や健康を確保することも含まれている。
より良い製品・サービスを提供するためにも、同社グループ従業員の人権を尊重し、ハラスメント行為から従業員を守ることは重要と捉え、カスタマーハラスメントに対する基本方針を策定したという。

TOKYO AUTO SALON 2025

2025年1月10日〜12日の3日間 幕張メッセで開催
東京オートサロン事務局は、2025年1月10日(金)、11日(土)、12日(日)の3日間、世界最大級のカスタムカーと関連製品の展示会「TOKYO AUTO SALON 2025」を幕張メッセで開催する事を発表した。
TOKYO AUTO SALONは1983年に「東京エキサイティングカーショー」としてスタートし、2025年は43回目の開催となる。東京オートサロン最大の見どころは、幕張メッセ全館を使用した広大な会場を埋め尽くす車両。出展各社がこの日のために準備を進めてきた数百台ものクルマは、コアなファン好みのチューニング・ドレスアップカーからビギナー向けのライトカスタム、近年人気の高いアウトドア仕様など、“年に一度のカスタムカーの祭典”に相応しいラインアップとなっている。また、東京オートサロンでは、展示だけでなく、パーツやグッズを販売するブースが多く、買う楽しみがあるのも特長である。ほかにも、屋外会場でのレーシングカーデモランをはじめとする走行コンテンツや豪華アーティストのパフォーマンスが毎回大人気のライブステージ、東京国際カスタムカーコンテストやレースアンバサダーアワードの表彰式など、エンターテインメントプログラムも充実している。
最先端のカスタムトレンドを発信する東京オートサロンは、自動車業界にとって年明け最初のメガイベントでもあることから、多くの自動車メーカーが、その年のコンセプトモデルなど力を注いで開発した新型車を発表したり、またモータースポーツ活動の体制発表を行う場としても定着し、大きな注目を集めている。
展示ジャンルやコンテンツの多様化に伴って、楽しみ方が広がり、幅広い層が訪れるイベントとなった東京オートサロンは、一方で海外でのカスタムカー人気の高まりとともに世界中から熱心なクルマファンが集う場でもあり、さらに、今日では海外でのオートサロンも開催されるなど、日本のカスタムカー市場が世界に広く認知されるきっかけともなっている。

DUNLOP:あらゆる路面にシンクロする次世代オールシーズンタイヤを新発売 ~水や温度に反応し路面状態に合わせてゴム自ら性質が変化する新技術「アクティブトレッド」搭載第一弾商品~

住友ゴム工業は、ドライ・ウエット・氷上・雪上などのあらゆる路面にシンクロする、次世代オールシーズンタイヤDUNLOP「SYNCHRO WEATHER」を10月1日から発売すると発表した。
初期発売サイズは、40サイズで、順次22インチまで、合計100サイズ以上に拡大する予定との事。
全サイズにメーカー希望小売価格を設定するという。

新商品は、水や温度に反応し路面状態に合わせてゴム自ら性質が変化する新技術「アクティブトレッド」を組み込む事で、ゴムの柔らかさに寄与する因子のひとつである、ポリマーの動きをコントロールする。これによって、スタンダードサマータイヤ以上の優れたウエット性能を発揮するとともに、従来のオールシーズンタイヤではカバーできていなかった氷上を含むあらゆる路面での走行を可能にする。

「SYNCHRO WEATHER」に搭載された「アクティブトレッド」では、ゴムの中に路面状態の変化に反応するふたつの「スイッチ」を組み込む事で、ポリマーの動きをコントロールする事に成功した。ひとつ目の「水スイッチ」では、ゴム内のポリマー間の結合の一部を「共有結合」から水で脱着できる「イオン結合」に置き換え、水に触れて「水スイッチ」が働くことで、ゴム表面が柔らかくなり、ウエット路面でグリップ性能が向上する。さらに、ふたつ目の「温度スイッチ」では、ゴム内のグリップ成分の一部をポリマーから切り離しても機能する材料に置き換える新発想を採用し、常温ではスタンダードサマータイヤと同等の剛性感を持ちながら、低温になると「温度スイッチ」が働く事で、氷上路面でも柔らかくグリップするゴムにした。これらふたつのスイッチを組み合わせることで、ドライ、ウエット、雪上、氷上といったあらゆる路面で高い性能を発揮する、これまでにないゴムを創り出した。

YOKOHAMA:XAIを活用したタイヤ設計支援システムを独自開発

横浜ゴムは、2024年7月、XAI(eXplainable AI=説明可能なAI)※1を活用したタイヤの設計支援システムを独自に開発した。
これにより、技術者の知識や経験を補う情報(求めるタイヤ特性に役立つ特徴量)が得られるため、経験の浅い技術者でもタイヤ設計が容易になり、開発のスピードアップやコスト削減が可能となる。さらに、特徴量を俯瞰する事で、新たな気づきやひらめきが得られ、より高性能な商品の開発が期待できるとの事。
※1:ブラックボックスとなっているAIの判断基準やルールをユーザーが推測するための技術

今回のシステムは、同社が2020年10月に策定したAI利活用構想「HAICoLab※2」に基づいて、タイヤの開発プロセスを革新するために開発である。タイヤ開発では、開発目標を目指して、特性値(性能や品質を表す数値や指標)を改善できる特徴量(タイヤの材料・形状・構造の各特徴を表す設計因子)を探索する。このシステムでは、求めるタイヤ特性に役立つ特徴量を技術者に提供できる様、SHAP(SHapley Additive exPlanations)と呼ばれるXAIに独自のカスタマイズを施した。さらに、得られた特徴量をどう調整すればよいかを技術者が理解しやすい様、多角的に表示できるシステムとなっている。これにより、経験の浅い技術者でもタイヤ設計を効率的に行う事が可能となる。
※2:Humans and AI collaborate for digital innovationをもとにした造語で、人とAIとの共同研究所という意味合いも込めました