YOKOHAMA:2021年モータースポーツ活動計画

横浜ゴムは、2021年のモータースポーツ活動計画を発表した。
同社は、中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(YX2023)」のタイヤ消費財戦略において、高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR」、「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げている。その中で、モータースポーツ活動を技術開発および「ADVAN」「GEOLANDAR」ブランド強化の場と位置付け、 トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまで国内外の多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦していく。なお、イベントレポートやリザルトは、横浜ゴムのモータースポーツサイトやモータースポーツ専用の公式SNSでも情報を発信していくとしている。

主な活動計画は以下の通り。

【GT・ツーリングカーレース】
<SUPER GT>
「SUPER GT」はメーカーのワークス勢が主力となるGT500と個性的なチームが競い合うGT300の2つのクラスで争われる。GT500は独自の規則に則った車両が参戦。一方、GT300は自動車メーカーが製造販売する国際規格のFIA GT3マシンと日本独自のJAF-GT車両ならびにマザーシャシーが混在し、国内外のバラエティ豊かな車種が競い合う。2020年はKONDO RACINGの「リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(藤波清斗選手/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手)」がGT300クラスのシリーズチャンピオンを獲得した。2021年はGT500では2チームをサポートし、GT300においても19台にタイヤを供給してヨコハマタイヤユーザーを支えていく。2021年は国内での全8大会の開催が予定されている。

<ニュルブルクリンク24時間耐久レース>
2021年はBMWカスタマーチーム「Walkenhorst Motorsport」とパートナーシップ契約を締結し「第49回ニュルブルクリンク24時間耐久レース(ADAC TOTAL 24h-Rennen)」と「ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)」全9戦において3台のBMWのGT3にタイヤを供給する。供給タイヤはドライ用の「ADVAN A005」とウェット用の「ADVAN A006」。2020年は「ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)」に参戦した34号車「BMW M6 GT3」が 最高峰クラスであるSP9 Proクラスのクラスチャンピオンを獲得した。

<TCRリージョナル選手権・ナショナル選手権>
世界各国にて行われているTCRリージョナル選手権やナショナル選手権にADVANレーシングタイヤをワンメイク供給する。「TCR ジャパンシリーズ」をはじめ、海外でも「TCR Scandinavia」、「TCR Denmark」、「TCR Germany」、「TCR Russia」にもタイヤを供給する。供給タイヤはドライ用の「ADVAN A005」とウェット用の「ADVAN A006」。

<その他GT・ツーリングカーレース>
北米では2021年より新たに「Porsche Sprint Challenge North America by Yokohama」および「Yokohama Drivers Cup USA」にタイヤを供給するほか、日本で行われる「インタープロトシリーズ」など世界各地のレースにADVANレーシングタイヤをワンメイク供給する。

【フォーミュラレース】
<全日本スーパーフォーミュラ選手権>
2016年からワンメイク供給を開始した「全日本スーパーフォーミュラ選手権」では2021年もADVANレーシングタイヤを継続供給する。供給タイヤはドライ用の「ADVAN A005」とウェット用の「ADVAN A006」。

<全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権>
「全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権」に、ADVANレーシングタイヤをワンメイク供給する。同シリーズはこれまで「全日本F3選手権」が果たしてきた“トップドライバーへの登竜門”としての役割を継承し、2020年より新たにスタートしたシリーズです。昨年に続き、供給するタイヤはドライ用の「ADVAN A005」とウェット用の「ADVAN A006」。

<Super-FJ>
JAFの地方選手権として、東北から九州までの主要サーキットにて地方選手権シリーズが設定され、激戦を繰り広げる「Super-FJ」にADVANレーシングタイヤをワンメイクにて継続供給する。

【ラリー】
<全日本ラリー選手権>
2021年は全10戦※で競われる「全日本ラリー選手権」。ターマック(舗装路)では「ADVAN A08B」および「ADVAN A052」、グラベル(未舗装路)では「ADVAN A053」を中心としたラインアップでユーザーの走りを支える。2020年は、最高峰クラスとなるJN-1で新井大輝選手/小坂典嵩選手がシリーズチャンピオンを獲得。また、JN-6 において明治慎太郎選手/里中謙太選手、JN-4 において小藤桂一選手がシリーズチャンピオンを獲得した。2021年も多くのクラスでチャンピオン獲得を狙う。なお、奴田原文雄選手/東駿吾選手と山本悠太選手/立久井和子選手は車両が「TOYOTA GR YARIS」に、柳澤宏至選手/保井隆宏選手は「ŠKODA FABIA R5」となる。※第1戦は開催中止

【スピード競技】
<全日本ジムカーナ選手権>
「ADVAN A08B」「ADVAN A052」「ADVAN A050」の高性能を武器に、多くのクラスでチャンピオン獲得を目指す。2020年はPN-1、SA・SAX-1の計2クラスでヨコハマタイヤユーザーがシリーズチャンピオンを獲得した。

<全日本ダートトライアル選手権>
「ADVAN A053」をはじめ、軟質路面用「ADVAN A031」や超硬質路面用「ADVAN A036」など幅広い路面に対応したタイヤラインアップを武器に、多くのクラスでチャンピオンの獲得を目指す。2020年はPN-2、SA・SAX-1、SA・SAX-2、SC-2の計4クラスでヨコハマタイヤユーザーがシリーズチャンピオンを獲得した。また、宝田ケンシロー選手は「TOYOTA GR YARIS」に車両を変更し、JD6クラスに参戦する。

<ヨコハマ・モータースポーツ・スカラシップ>
横浜ゴムはモータースポーツ振興促進活動の一環として国内のラリー、ジムカーナ、ダートトライアル競技参加者を支援する「ヨコハマ・モータースポーツ・スカラシップ2021」を実施している。受付期間は2021年4月30日 (当日消印有効)まで。同制度は登録したヨコハマタイヤユーザーを支援する制度である。対象競技などスカラシップの詳しい内容は専用サイトに掲載している。
ヨコハマ・モータースポーツ・スカラシップ2021 専用サイト:https://www.y-yokohama.com/cp/motorsports/scholarship/

【参加型モータースポーツ】
「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」、「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ」、「N-ONE OWNER‘S CUP」や、各地のサーキットにて開催されるレースにタイヤを供給する。

【オフロードレース】
SUV、ピックアップ向けタイヤブランド「GEOLANDAR」を擁し、北米、オセアニアでのデザートレースや東南アジアなどの海外で開催されるオフロードレースに参戦する。2020年は北米最大級のオフロードレース「Best In The Desert 2020」の最終レースである「BlueWater Desert Challenge」で「GEOLANDAR M/T G003」の市販タイヤをベースにレース向けに強化されたタイヤを装着したJustin Lofton(ジャスティン・ロフトン)選手が総合優勝した。

【その他レース】
<ヒルクライム>
米国・コロラド州で開催される「Pikes Peak International Hill Climb」に参戦し、多くのクラスでの優勝および総合連覇を目指す。2020年は「ADVAN A005」を装着したClint Vahsholtz(クリント・ヴァーショルツ)選手が駆る「2013 Ford Open」が総合優勝を獲得した。また、「Porsche Cayman GT4 Clubsport」により競われる「Porsche Pikes Peak Trophy by Yokohama」へのワンメイク供給を継続し、ストリートスポーツタイヤ「ADVAN A052」を供給する。

<カートレース>
国内カートレースの頂点に位置する「全日本カート選手権」の最高峰クラスであるOK部門に参戦し、ヨコハマタイヤユーザーのチームやドライバーとともに勝利を目指す。また「ジュニアカート選手権」では2020年に引き続き、FP-ジュニアCadets部門をサポート。Cadets部門向けドライ用タイヤ「ADVAN SLJ(名称:ADJ)」をワンメイク供給する。海外でも「アジア・カーティング・オープン選手権」へのワンメイク供給を継続。またフィリピンなどのサーキットレースに向けて幅広くタイヤを供給する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「SUPER GT(GT500)」KONDO RACINGの「リアライズコーポレーション ADVAN GT-R」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「SUPER GT(GT500)」TGR TEAM WedsSport BANDOHの「WedsSport ADVAN GR Supra」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「SUPER GT(GT300)」KONDO RACINGの「リアライズ日産自動車大学校 GT-R」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020年のNLSでクラスチャンピオンを獲得した「Walkenhorst Motorsport」の「BMW M6 GT3」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「TCRジャパンシリーズ」(2020年)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「Porsche Sprint Challenge North America by Yokohama」に参戦する「Porsche 911 GT3 Cup」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全日本スーパーフォーミュラ選手権」(2020年)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権」(2020年)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JN-1クラスシリーズチャンピオンを獲得した新井大輝選手/小坂典嵩選手の「ADVAN KYB AMS WRX」(2020年)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PN-1クラスシリーズチャンピオンを獲得した斉藤邦夫選手の「ADVAN08Bロードスター」(2020年)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JD6クラスに参戦する宝田ケンシロー選手の「ADVANオクヤマGRヤリス」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「BlueWater Desert Challenge」で総合優勝したJustin Lofton選手の参戦車両(2020年)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総合優勝したClint Vahsholtz選手の「2013 Ford Open」(2020年)
「Porsche Pikes Peak Trophy by Yokohama」に参戦した「Porsche Cayman GT4 Clubsport」(2020年)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全日本カート選手権OK部門に参戦したCroc Promotionの三村壮太郎選手(2020年)

DUNLOP:スーパーコンピュータ「富岳」利用を開始 ~材料シミュレーションの進化を加速~

住友ゴム工業は、2021年3月9日から学術・産業分野へ共用が開始されるスーパーコンピュータ「富岳」※1 の令和3年度HPCIシステム利用研究課題募集における「富岳」産業課利用枠に採択された。

同社は、2015年に独自のタイヤの新材料開発技術「ADVANCED 4D NANO DESIGN」を確立し、タイヤの主要性能である低燃費性能、グリップ性能、耐摩耗性能を向上させるゴム材料の開発を行ってきた。
「富岳」を利用することで「ADVANCED 4D NANO DESIGN」を進化させ、今後進展していくCASE/MaaSといったモビリティ社会にさらに貢献するとしている。

同社は、技術革新のキーコンセプトである「SMART TYRE CONCEPT」※2において、摩耗や経年による性能低下を抑制し新品時の性能を長く持続させる技術「性能持続技術」の開発を進めている。この技術開発では、タイヤ使用時にゴムの中で起こっている分子レベルの化学変化を正確に理解し制御することが大きな課題となる。同社は、より詳細な分子の構造を考慮した分子運動の表現手法を確立・論文発表しました※3。今後、「富岳」を利用することで、分子運動に加えて化学変化まで表現できるゴム材料のシミュレーションを実現させる予定であるという。

※1 スーパーコンピュータ「富岳」
「京」の後継機。社会的・科学的課題の解決で日本の成長に貢献し、世界をリードする成果を生み出すことを目的とし、電力性能、計算性能、ユーザーの利便性・使い勝手の良さ、画期的な成果創出、ビッグデータやAI(人工知能)の加速機能の総合力において世界最高レベルのスーパーコンピュータ。
15万8976個の中央演算装置(CPU)を搭載し、1秒間に約44京2010兆回の計算が可能。2020年6月と11月に世界のスパコンランキング「TOP500」「HPCG」「HPL-AI」「Graph500」で2期連続の世界一位を獲得した。

※2 「SMART TYRE CONCEPT」
「自動運転に対応するタイヤ」「安全・安心なソリューションを提供できるタイヤ」「ライフサイクルアセスメントの考えを織り込んだタイヤ」など、次代を見据え、いままでよりも安全性能と環境性能を一層高めるため、当社が掲げるタイヤ開発および周辺サービス展開のコンセプト。

※3 より詳細な分子の構造を考慮する手法については、著名な論文誌にも掲載されている。
https://aip.scitation.org/doi/10.1063/5.0036555

シミュレーションでの分子の表現手法

BRIDGESTONE:「見つかる 100人のちゃんと買い」 AI診断ソリューションサービスを 3月8日より提供開始 ~一人ひとりのカーライフにあわせて、お客様にぴったりのタイヤをおすすめします~

ブリヂストン並びにグループ会社のブリヂストンタイヤソリューションジャパン株式会社は、3月8日より同社Webサイト※1にて「見つかる 100人のちゃんと買い」 AI診断ソリューションサービスの提供を開始する。

また、サービス提供開始に合わせて、女優の杏さんを起用したテレビコマーシャル「見つかる 100人のちゃんと買い篇」も3月13日より全国で順次放映する。テレビコマーシャルの内容は、同社のWebサイト「CMライブラリ」※2並びに公式「YouTube」チャンネル※3でも配信する。

2019年から開始したタイヤプロモーション「100人のちゃんと買い」には、「一人ひとりのカーライフにあわせて、お客様にぴったりのタイヤを選んでほしい」という思いが込められている。その思いをさらに具現化するために、ユーザーのタイヤ選びをサポートしていきたいと考え「見つかる 100人のちゃんと買い」 AI診断ソリューションサービスを開発した。このサービスは、ユーザー自身の運転状況や用途、重視する項目など7つの簡単な質問に答えてもらうだけで、ユーザーにぴったりのタイヤを推奨することが可能とのこと。
初期段階においては、サービス提供後に蓄積されるユーザーの関心・思考データなどの分析・ロジック構築にAIを活用する。今後、EC購買データ・同社Webサイトのコンテンツ閲覧データなど、ビッグデータを常時取得・分析する形式に進化させ、より精度を高めたAIソリューションとして提供していく予定とのこと。利用の場合は、同社Webサイトを閲覧するか、全国のブリヂストンのタイヤショップ※4にて販売員へ問い合わせてもらうとしている。

同社は、テレビコマーシャルを通して、タイヤ選びが不安な方々をサポートするAI診断ソリューションサービスを知ってもらいたいとしている。

「見つかる 100人のちゃんと買い」篇
※1ブリヂストンタイヤサイト 「見つかる 100人のちゃんと買い」 AI診断ソリューションサービス
https://tire.bridgestone.co.jp/tire-cp/ai/content/index.html
※2ブリヂストン企業サイト CMライブラリ
https://www.bridgestone.co.jp/corporate/cm/
※3ブリヂストン公式「YouTube」チャンネル
https://www.youtube.com/user/BridgestoneChannel
※4ブリヂストンタイヤサイト ブリヂストンのタイヤショップ検索
https://tireshop.bridgestone.co.jp/b/bridgestone/

見つかる 100人のちゃんと買い」 AI診断ソリューションサービス お客様向け画面イメージ

 

 

 

 

 

 

 

 

■新テレビコマーシャル内容
・「見つかる 100人のちゃんと買い」篇
 子供を乗せて運転する杏さん。安心安全は大切にしたいけれど、どうやってタイヤを選ぶかは、ちょっと自信が無い様子。そこで、ブリヂストンが提供するAI診断ソリューションサービスを知り、自分で試してみて、驚く杏さん。自分にぴったりなタイヤを見つけられて安心したようである。
同社は、このテレビコマーシャルを通して、タイヤ選びが不安な方々をサポートするAI診断ソリューションサービスを知ってもらいたいとしている。

TOYO TIRES:東北・宮城県の魅力を発信する「MIYAGI BEAUTIFUL VIEW PROJECT」を企画

TOYO TIREは、地域コミュニケーション活動の一環として、同社仙台工場が所在する東北・宮城県の魅力を発信し、クルマを利用した観光を促進する企画「MIYAGI BEAUTIFUL VIEW PROJECT」を2021年5月より開始すると発表した。

同社は、宮城県岩沼市に主力工場を構え、地域の方々からのあたたかいご支援と理解を得ながら、半世紀以上もの間、同工場で自動車用タイヤの生産を行っている。2016年からは、東日本大震災での被災を乗り越え、奮闘している周辺地域の「農水産業」と、同社の「タイヤ生産」を、ものづくりという共通のキーワードで結ぶ地域コミュニケーション『MADE IN MIYAGI(メイド イン ミヤギ)』を展開し、生産者としての互いの情熱や、ものづくりへの真摯な姿勢を伝えてきた。

震災から10年という節目を迎えるにあたり、東北・宮城の地でものづくりを営んできたモビリティ企業として、同社は、クルマを利用した観光や、ドライブを促進する新しいプロジェクトを開始する。
自然豊かな地域である東北地方は、未来に残したい風景や、日常では巡り合えないような絶景を楽しめる場所が数多く存在する。そのような宮城県の「BEAUTIFUL VIEW」を、各種メディアを通して発信し、地元の魅力の再発見、またドライブツーリズムを介した観光復興につなげるものである。
プロジェクトの一環として、仙台放送とタイアップし、宮城県の絶景を紹介するミニ番組を放映するほか、同社スペシャルサイトでは、ミニ番組のアーカイブや、宮城県内の観光マップ、交通安全情報などを発信し、楽しいドライブに欠かせない安全運転の啓発にも努めていくとしている。

1.仙台放送タイアップ TV企画
クルマで旅する道の先にある絶景や景勝地を、ドローン映像も交えて番組化。宮城県内の計10カ所のビューポイントを、美しい映像とともにご紹介する。

番組名: TOYO TIRES Presents MIYAGI BEAUTIFUL VIEW PROJECT (仮称)
放送局: 仙台放送 (https://www.ox-tv.co.jp/)
放送エリア: 宮城県内
放送枠: 日曜日 17:25~17:30 (内 2分間)
放送期間: 2021年5月~10月

2.同社ホームページ スペシャルサイト企画
上記で放映された映像をアーカイブ化。また、番組内でご紹介したビューポイントをクルマで訪れるドライバーに向けた情報を発信する。

サイト名: MIYAGI BEAUTIFUL VIEW PROJECT スペシャルサイト
URL: https://www.toyotires.co.jp/beautifulview/
公開日: 2021年5月上旬 (予定)
コンテンツ内容: テレビ放映動画、宮城県内の観光マップ、交通安全情報ほか

同社は、今後もさまざまなコミュニケーション活動を積極的に行い、地域社会に貢献する企業市民であり続けてるとしている。

DUNLOP:住友ゴムと東北大学がゴム破壊のX線CT撮影の約1,000倍速化に成功 ~住友ゴムの新材料開発技術『ADVANCED 4D NANO DESIGN』がさらに進化~

住友ゴム工業と東北大学多元物質科学研究所の矢代航准教授は、今回、産学連携による共同研究で、住友ゴムが2015年に完成させた独自の新材料開発技術『ADVANCED 4D NANO DESIGN』にて開発した4D-CT(4次元X線CT)法の約1000倍速での高速撮影に成功した。
今回の成果は、ゴムに関する様々な知見を有する住友ゴムと、世界最高速※1のX線CT技術※2を有する東北大学多元物質科学研究所の矢代航准教授との共同研究で生まれたものであり、この技術により、実際のタイヤ使用時に発生するゴムの破壊を様々な速さで観察ができるようになった※3。

住友ゴムでは、2015年の『ADVANCED 4D NANO DESIGN』の発表以来、その基幹技術のひとつである大型放射光研究施設「SPring-8※4」を活用した4D-CT法で、耐摩耗性能向上を目指した材料開発を行ってきた。これまでの4D-CT法では、1枚の3D画像を撮影するのに数秒程度要するため、より鮮明な画像を得るために撮影スピードの高速化が求められていた。
そこで、住友ゴムと東北大学は共同で、高速4D-CT法の技術開発を進めてきた結果、1枚の3D画像を得るのに、これまでの約1000倍速化となる約0.01秒での撮影に成功した。これにより実際にタイヤが摩耗する時に近い状態で、ゴムが破壊する様子を連続的かつ様々な速度で3D観察することが可能になった。住友ゴムでは、今後この技術を活用し、耐摩耗性能に優れた環境に優しいロングライフなタイヤの新材料開発を加速させるとともに、タイヤ開発および周辺サービス展開のコンセプトである「SMART TYRE CONCEPT」材料の開発に繋げていくとしている。

さらに、住友ゴムと東北大学が参画する、国立研究開発法人科学技術振興機構が独創的で、国際的に高い水準の研究を推進する戦略的創造研究推進事業「CREST」にて、超高速撮影が可能なマルチビーム4D-CT法の開発を進めている。超高速マルチビーム4D-CT法から得られるビッグデータの解析に向けて、機械学習など高度情報処理との融合により、高性能な材料の開発を目指すとのこと。

※1W. Yashiro, et al., Optica, (2020). 7(5), 514.
※2放射線などを利用して物体の内部構造を画像化するコンピューター断層撮影。主に医療用ではCT検査に用いられます。
※3R. Mashita, et al., J. Synchrotron Rad., (2021). 28, 322.
※4世界最高性能の放射光を生み出すことができる大型放射光施設(兵庫県佐用郡佐用町)

高速4D-CT装置の概略図および3次元的に捉えたゴム破壊が進行する様子

 

BRIDGESTONE:障がい者の活躍推進に取り組む国際ムーブメント「The Valuable 500」へ加盟

ブリヂストンは、障がい者が多様な価値を発揮できる社会の実現を目指す世界的な活動である「The Valuable 500」の主旨に賛同し、加盟することを決定した。同社や世界のトップ企業は、このパートナーシップを通じて、13億人の障がい者の価値を実現する社会の構築と推進に貢献する。

「The Valuable 500」は、2019年1月に開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)にて、インクルーシブなビジネスがインクルーシブな社会を創るという考えのもと、社会起業家のキャロライン・ケーシー氏により立ち上げられた活動である。障がい者がビジネス、社会、経済にもたらす潜在的な価値を発揮できるよう、ビジネスリーダーが自社のビジネスをインクルーシブにする改革を起こすことを目的としており、この活動に賛同する世界中の企業が加盟し、500社の参加を目指している。

ブリヂストンの石橋秀一Global CEOは、次のように述べている。
「ブリヂストンは『2050年にサステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社であり続けること』をビジョンとして掲げており、事業やイノベーションを通じて、一人ひとりを支えていきます。『The Valuable 500』と当社は、様々な経験やスキル、視点を持つ人々が協働することでビジネスやコミュニティに新たな価値を生みだすことができるという信念を共有しており、この活動に参画できることを光栄に思います。今回の加盟を機に、当社はダイバーシティとインクルージョンへの取り組みをさらに強化していきます。」

■「The Valuable 500」への加盟にあたり、下記取り組みを強化していく。

1.障がいのある従業員がその能力を発揮しやすい環境づくりに努める
「The Valuable 500」の多様性を尊重しインクルージョンを推進する考え方は、同社の企業理念と共通する点が多くある。2018年に策定した「グローバル人権方針」では、いかなる差別にも反対し、すべての人が公正な扱いを受け、平等な機会を得る権利を有するという基本的な原則を支持している。また、グローバルCSR体系「Our Way to Serve」を経営の指針とし、人々がより快適に移動し、生活し、働きそして楽しむことに貢献していくことを掲げている。多様性を受け入れ、障がいのある従業員がその能力を発揮しやすい職場環境づくりに注力する。

2.一人ひとりが心身ともに健康で、個性を活かし、自己実現を果たしながら、多様な人々が互いに認め助け合う共生社会の実現に向けて、地域社会や様々なパートナーとの共創によって障がい者が抱える社会課題を解決する取り組みを強化する
同社は「The Valuable 500」の理念に沿った様々な取り組みを行っており、特に高齢者や障がい者が抱える社会課題を解決する取り組みに注力している。今後も、多様な背景や能力を持つ人々の交流を促進していく社会プログラムなどを通じて、心身の健康を推進するインクルーシブな社会の実現を目指し、地域社会や様々なパートナーとの共創を進めていく。

3.パラリンピックのワールドワイドパートナーとして、今後もパラスポーツの支援を通じて社会に貢献する
同社は、パラリンピックのワールドワイドパートナーとして、パラリンピック・ムーブメントの核をなす多様性、インクルージョン、平等への取り組みも行っている。このパートナーシップを通じて、世界中のアスリートだけでなく様々な能力を持つあらゆる人々が夢を追いかける力になれることを誇りに思っている。さらに、パラアスリートが直面する課題の解決に向けた革新的な機材ソリューションの提供や、モビリティへのアクセス向上などの様々なプロジェクト※1を通じ、大会を支えていく。

※1パラリンピックを支える同社のイノベーションについては下記を参照。
https://www.bridgestone.co.jp/chaseyourdream/innovation/

DUNLOP:「健康経営優良法人2021」に認定 ~5年連続、健康経営宣言の実践で高く評価~

住友ゴム工業は、経済産業省と日本健康会議※1が共同で発表した「健康経営優良法人2021(ホワイト500)」に認定された。定期健康診断後の保健指導の拡充や、生活習慣病などの疾病予防、健康増進活動、ワークライフバランスの推進といった健康経営宣言の実践となる取り組みが評価された結果で、認定制度が開始された2017年より5年連続での認定取得となる。

■同社の健康経営に関する主な取り組み
2018年に制定した「健康経営宣言」にある「自分の健康は自分で守る」を実践するためのさまざまな取り組みを、社長自らが健康宣言を発信しその動きを全社に広げている。

1. 定期健康診断のアフターフォローの徹底
定期健康診断の項目充実を図っているほか、節目人間ドックや女性向けのがん検診などを実施。健康診断後は健康管理規程に基づき、再検査・精密検査の受診率向上、保健指導の拡充に取り組んでいる。

2. 健康意識向上と生活習慣の改善
コロナ禍においても運動や食事など生活習慣改善に関するセミナーや教室など、動画配信を活用して継続的に実施した。特に、導入した健康ツールの健康インセンティブ制度を利用したウォーキングラリーへの参加者を拡大した。また、社内イントラネット上で在宅勤務時の健康管理資料を提供している。

3. メンタルヘルスケアの拡充
ストレスチェック結果に基づく職場分析・改善活動の実施や、メンタル不調の未然防止・早期対処のためのラインケア教育、セルフケア教育の徹底を通して、働きやすい職場環境づくりを進めている。また、Web面談・相談を拡充して、在宅勤務者に対してもきめ細かなケアを継続している。

4. 働き方改革の推進
在宅勤務におけるワークライフバランス向上のため、Web化・デジタル化による業務効率化を進め、総労働時間短縮や有給休暇の取得を推進している。また、長時間労働者には産業医面談を実施。Webも活用して社員の健康維持に努めている。

■「健康経営優良法人」概要
「健康経営優良法人」には、健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営※2を実践している法人が認定される。経済産業省と日本健康会議が健康経営に取り組む優良な法人を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから「従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる法人」として社会的に評価を受けることができる環境を整備することを目標としている。

※1国民一人ひとりの健康寿命延伸と適正な医療について、民間組織が連携し行政の全面的な支援のもと実効的な活動を行うために組織された活動体。経済団体、医療団体、保険者などの民間組織や自治体が連携し、職場、地域で具体的な対応策を実施していくことを目的としている。
※2NPO法人健康経営研究会の登録商標。従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること。企業理念に基づき、従業員への健康投資を行うことは、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化をもたらし、結果的に業績向上や株価向上につながると期待されている。

社内で実施した運動・食事セミナーの様子

YOPKOHAMA:平塚製造所、新型コロナウイルス患者搬送用車両向けタイヤ100本を寄贈

横浜ゴム平塚製造所は、3月、地域社会貢献活動および新型コロナウイルス感染拡大に伴う医療支援の一環として、神奈川県に対し、乗用車用タイヤ100本を寄贈することを決定した。神奈川県では、県内21ヶ所の保健所施設で新型コロナウイルス罹患患者を病院やホテルへ安全に移動するための専用搬送用車両を使用しており、寄贈したタイヤは新型コロナウイルス罹患者搬送専用車両へ装着される。

同社は、今回のタイヤ寄贈に加え、従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金※」からタイヤ交換費用として10万円を寄付している。また、寄贈されたタイヤの交換作業は、販売会社のヨコハマタイヤジャパン神奈川カンパニーが要請のあった保健所に出張して順次実施するという。

※寄付を希望する従業員の給与から毎月1口100 円を天引きして積み立て環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や災害への義援金として拠出することを目的に2016年5月に設立。

 

DUNLOP:2021年度DUNLOP・FALKENモータースポーツ活動計画を決定

住友ゴム工業は、2021年度のモータースポーツ活動計画を決定した。
本年も四輪、二輪の国内外のモータースポーツレースにおいてトップクラスから入門レースまで幅広いカテゴリーにタイヤ供給を行い、DUNLOPおよび、FALKENブランドのさらなる価値向上とタイヤ開発力の強化を目指すとともに、車を楽しむファンを支えモータースポーツの裾野を広げるべく活動していくとした。

1.四輪モータースポーツ活動

■DUNLOP

TEAM Red Bull MUGEN Honda NSX-GT

本年は、国内最高峰のレース「SUPER GT」のGT500クラスに、「TEAM Red Bull MUGEN」が加わり、「Modulo Nakajima Racing」と合わせて2台に、GT300クラスにおいても新たに2台にタイヤを供給し、6チーム計7台をサポートする。※その他、「全日本ラリー選手権」、「全日本ジムカーナ選手権」、「全日本ダートトライアル選手権」、「全日本カート選手権」の幅広いカテゴリーにタイヤを供給し、各クラスでタイトル獲得を目指すとのこと。また、多くの人に開かれたスポーツとして楽しんでもらうために、2020年からスタートした、FIAによる世界基準の「フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ」を始めとし、入門フォーミュラレースである「FIA-F4選手権」、「JAF-F4選手権」や参加型競技の「VITA RACE」、「MINI CHALLENGE JAPAN」へのワンメイクタイヤの供給に加え、アマチュアドライバーも参戦する「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」、「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ」への協賛およびタイヤの供給をすることで、若手ドライバーの育成にも力を入れるという。

※DUNLOPが『SUPER GT』のサポート強化~昨年より2チーム3台増やし、6チーム7台に供給~(2021年3月5日リリース)

■FALKEN

FALKEN Porsche 911 GT3R

世界一過酷なレースとも言われるドイツ・ニュルブルクリンクで開催される「ニュルブルクリンク24時間レース(正式名称:ADAC TOTAL 24-Hour Race)」に参戦する。昨年に引き続き「FALKEN Motorsports」として、「Porsche 911 GT3R」2台体制で総合優勝を目指す。欧米を中心に高い評価を得ているFALKENブランドのさらなる価値向上を目指すとしている。

2.二輪モータースポーツ活動

■DUNLOP

世界最高峰のロードレースである「FIMロードレース世界選手権」のMoto2、Moto3クラスにワンメイクタイヤ供給を行い、レースに参戦するライダーの足元を支える。「FIM世界耐久選手権シリーズ」では、3チームにタイヤを供給し、優勝を目指す。オフロードレースでは、12年連続全階級制覇の記録を持つ全米選手権「AMAスーパークロス」で本年も全階級制覇を目指すとともに「モトクロス世界選手権」でのチャン ピオン獲得も目指す。
国内においては「全日本ロードレース選手権」をはじめ、さまざまなカテゴリーにおいてライダーをサポートする。「NSF100 HRC トロフィー」のジュニアチャンピオンシップクラスや、世界的に人気の高い250cc車両による育成型レースにもワンメイクタイヤを供給することで、日本から世界に通用するライダーを育てるための環境づくりに取り組むとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MICHELIN:2050年、100%持続可能に

ミシュランは、2050 年までにタイヤを 100%持続可能にする取り組みを進めるとした。これには、2017年に発表した「VISION コンセプト」(エアレス、コネクテッド、3Dプリンティングの活用、100%持続可能原料を使用したタイヤ)の実現に向けた活動も含まれる。
現在、ミシュランのタイヤはは、主原料の天然ゴムに加え、合成ゴム、金属、繊維、強化剤(カーボンブラック、シリカ)、可塑剤(樹脂)、加硫用の硫黄など、200種以上の素材で製造されている。使用する素材は、相互作用し、ミシュランの最先端技術によって、安全性、快適性、環境負荷低減に優れた性能を提供している。ミシュランのタイヤの原材料、約30%※は、既に天然素材か、リサイクル素材、持続可能な原材料である。
ミシュランの研究開発7拠点で、6000人以上のエンジニア、研究者、化学者、開発者が、350 の専門分野で2050年までにタイヤを100%持続可能にするという目標達成に取り組んでいる。ミシュランには、過去に培った経験と、1万件以上のタイヤ設計・製造に関する特許出願がある。また、革新的なテクノロジーパートナーや、異業種の先駆者を積極的にまとめ、イノベーションのスピードと品質の向上をはかっている。

【持続可能な未来に向けた取り組み】
⚫2019年から、バイオバタフライ・プロジェクト(BioButterfly)を主導するアクセンス (Axens、本社:フランス)、IFPEN(本社:フランス)と、石油由来ブタジエンに代わる、バイオマスブタジエン※※製造に取り組んでいる。この技術で、木材、籾殻、葉、トウモロコシ茎葉などを原料に、年間420万トンの木材チップがミシュランタイヤへリサイクルされる可能性が見込まれる。
⚫2020年11月に、パイロウェーブ(Pyrowave、本社:カナダ)と提携し、廃ポリスチレン(ヨーグルトポット、食品容器、プラスチック包装など)からリサイクルスチレンを製造している。スチレンは、ポリスチレンだけでなく、タイヤ、その他消費財の合成ゴム製造に使用される。最終的に、年間数万トンのポリスチレン廃棄物を、元の製品やミシュランタイヤにリサイクルすることを目指している。
⚫キャルビオ(Carbios、フランスの新興企業)が開発したプロセスで、酵素を使用してペットボトル※※※を元の純粋なモノマーに分解する。使用済みペットボトルを回収し、新しいペットボトルとして繰り返し再利用ができる。リサイクルされる素材には、タイヤ製造に使用するポリエステルが含まれる。年間約40億本のペットボトルがミシュランタイヤにリサイクルされる可能性が見込まれる。
⚫2021年2月、エンバイロ(Enviro、本社:スウェーデン)と共にミシュラン初のタイヤリサイクルプラントの建設着工を発表した。カーボンブラック、熱分解油、スチール、ガス、など高品質の再生材料を使用済みタイヤから回収する特許技術を開発した。この技術により、タイヤを 100%リサイクルすることが可能となる。
⚫ブラックサイクル(BlackCycle)欧州共同企業体へ参加し、サーキュラーエコノミー(循環型経済)もサポートしている。プロジェクトに資金提供し、13の公的および、民間のパートナーが、使用済みタイヤから新しいタイヤを製造するプロセスを設計する。

※2020 年ミシュランが製造するタイヤの持続可能原材料比率は28%
※※ブタジエン:タイヤの製造に使用される合成ゴムの成分のひとつ
※※※ポリエチレンテレフタレート(PET)の、現在の 2 つの成分は、エチレングリコールとテレフタル酸で石油由来。タイヤの補強材として使用される主要なポリエステル繊維製造のためにも使用される