ピレリは、2021年2月にイタリア・ミラノにて、新製品Cinturato All Season SF2を発表した。
ピレリ ジャパンでは、同新製品を2021年第4四半期より順次日本市場へ導入するとのこと。(価格はオープンプライス)
「Cinturato All Season SF2」は、冬の規制に準拠し、あらゆる気象条件で安全性の高い運転を提供するオールシーズンタイヤである。また、「Cinturato All Season SF2」は、どのシーズンにも適用できるように最新の技術を導入している。特にコンパウンドとトレッドパターンの双方の技術により、安全性と、様々な機能を持った「アダプティブ・トレッドパターン」を初めて採用した。さらに、タイヤサイズによって、ピレリシールインサイドテクノロジーとランフラットテクノロジー(いずれも、パンクしても運転を継続できる技術)や、電気自動車やプラグインハイブリッド車用のElectバージョンも用意されている。(一部日本未導入)
1年を通してより安心できるタイヤ
「Cinturato All Season SF2」は、最新のクロスオーバーSUV車から中型セダンまで、現代のシティーカー向けに、15〜20インチの65サイズがラインナップされる(国内導入は、15〜19インチの52サイズ)。
タイヤのサイドウォールには、M+Sマークの他に、3PMSF(スリーピークマウンテン・スノーフレーク)マークが刻印されている。これは、冬の条件下でもタイヤが優れた性能を発揮することの保証と、特定のテストを通じてヨーロッパの法規に適合していることの証である。
Cinturatoファミリーの最新メンバーとなる同製品は、山岳地帯には居住せず、主に都市部で車を使用し、概ね温暖な気候の下で、年間約25000kmを走行するドライバーに最適とされる。
オールシーズンタイヤのデザインとコンパウンドは、低温でも、高温でも、またウエットとドライのアスファルト路面の両方で、良好な性能バランスを発揮する様々な機能を持ったタイヤである。
最高クラスのパフォーマンスを求めるドライバーは、夏用タイヤと冬用タイヤの切り替えを検討する必要があるが、他の多くのドライバーにとって、オールシーズンタイヤは、季節ごとのタイヤ交換などの煩雑さから解放してくれる選択肢となり、同タイヤは、製品寿命の最後まで性能を発揮し続ける。
7月14日にドイツ西部を中心に大規模な豪雨・洪水被害が発生した。
横浜ゴムの欧州事業統括会社であるドイツのヨコハマ・ヨーロッパ(Yokohama Europe GmbH=YEU)は8月、甚大な洪水被害を受けたラインラント・プファルツ州アールヴァイラーの「Ahrweiler BC Football Club」のユース部門に、10,000ユーロ(約125万円)を寄付した。同クラブは1920年に設立した歴史あるサッカークラブで、地域の多くの子どもたちの育成を行っており、YEUは地域に根差した支援活動として今回の寄付を決定した。寄付金は同クラブの子ども用設備の復旧に役立ててもらうとのこと。
8月11日(水)から14日(土)の4日間、米国・ネバダ州で開催されたオフロードレース「Best in the Desert Vegas to Reno」において、同社製タイヤ「OPEN COUNTRY SxS」を供給、サポートしたチームランドクルーザー・トヨタオートボデー(トヨタ車体株式会社)の三浦昂選手が、初参戦でクラス優勝を果たした。
「Best in the Desert Vegas to Reno」は、北米で最も長い行程(約800km)を走破するタフなオフロードレースとして知られていて、同レースの参加者は、ネバダ州南西部の都市ラスベガスを出発し、荒涼とした土漠や砂漠、鋭利な岩肌の山岳地帯などの過酷な路面を休むことなく走り続け、同州北西部の都市リノを目指す。
三浦選手が出場したクラスは、Best in the Desertシリーズ独自の車両規格を定めたUtility Task Vehicle (UTV)※を用いて走る「UTV Sportsmanクラス」で、途中リタイアのチームも続出する中、同参戦車両に供給した同社製タイヤ「OPEN COUNTRY SxS」が、優れた耐久性とパフォーマンスを発揮し、三浦選手にとって初となる北米オフロードレース参戦での完走およびクラス優勝を支えた。
※Utility Task Vehicle(ユーティリティ・タスク・ビークル) : アウトドアスポーツなどに用いられるオフロード車両。一人乗りのオートバイやバギーに対し、座席が横に並んでいることからSide by Side Vehicle(サイド・バイ・サイド・ビークル、SSV)とも呼ばれる。
■三浦選手 クラス優勝コメント
「今回、初めて北米のオフロードレースに参戦させていただき、数えきれないほど多くの発見がありました。北米オフロードレース未経験の日本人選手の挑戦をサポートするという、TOYO TIRE様の新たな取り組みに関われたことを光栄に思うとともに、私にこのような世界の舞台へチャレンジする機会を与えてくださったことに感謝しています。500マイルという果てしない道のりは、タイムを競う緊張感とあらゆる難関の連続で容易なものではありませんでしたが、素晴らしいチーム体制のおかげで、必ずゴールできると信じ自分のパフォーマンスを発揮することに集中できました。また、「OPEN COUNTRY SxS」が、あの過酷なルートをノーパンク、無交換で私の走りを支え、クラス優勝という最高の結果に導いてくれました。ご声援ありがとうございました」
■OPEN COUNTRYシリーズ
同社は、「Best in the Desert Vegas to Reno」をはじめ、過酷な条件下で開催されている国際的なオフロードレースへ継続的に参戦、制覇してきた実力と実績を蓄積しつつ、ピックアップトラック/SUV/CUV用タイヤに求められる耐久性能や耐外傷性を高い次元で磨いてきた。これら高い基本性能とアグレッシブなパターンデザインを両立させた「OPEN COUNTRY」シリーズは、特に大型SUV車両の普及率が抜きん出て高い米国で高く評価、支持されているタイヤブランドである。
■同レースでの使用タイヤ
OPEN COUNTRY SxS(タイヤサイズ: 32X9.50R15LT)
「OPEN COUNTRY SxS」は、SCORE BAJAシリーズなどで優勝を重ねた「OPEN COUNTRY M/T-R」の性能とデザインを、サイド・バイ・サイド・ビークル専用に小型化したもので、その大きな口径が車高を確保し、障害物にも対応。また、過酷なオフロードレースへの参戦を通して開発された耐久性の高い構造と最先端のコンパウンドにより、岩場やぬかるみ、凹凸のある道でも、レスポンスの良いトラクションを発揮する。
*「OPEN COUNTRY SxS」の詳しい商品情報は下記参照。
(北米のみでの取扱いになる)
https://www.toyotires.com/product/open-country-sxs
昨年に引き続き、同社は、FTSE Russell 社※1が開発した株価指標「FTSE4Good Index Series」同指標をより日本株式市場に特化し、業種間の偏りをできるだけ抑制した「FTSE Blossom Japan Index」そして、SOMPOアセットマネジメント社が運用する「SOMPOサステナビリティ・インデックス」を含め、3つの構成銘柄に指定された。各銘柄の詳細は、同社コーポレートサイト内「外部からの評価」※2を参照。