日本グッドイヤーは、2021年4月5日より、スポーツタイヤのエントリーモデル「EAGLE F1 SPORT」を発売すると発表した。
発売サイズは、全15サイズで、オープンプライスとなる。
グッドイヤーは、世界中の様々なモータースポーツ活動に参加している。ル・マン24 時間を代表とする、FIA 世界耐久選手権(FIA WEC)、FIA ワールド・ツーリングカー・カップ(FIA WTCR)、そして、1954年以降、継続して米国NASCARにタイヤを単独供給している。
グッドイヤーは、1928年以降、世界中の数々のモータースポーツとともに長い歴史を歩んでいる。その中でも、F1(FIA Formula One World Championship)で30 年以上にわたりイーグルブランドでタイヤを供給し続けたタイヤメーカーであり、368勝という、未だ破られていない勝利数記録を残している。そして、グッドイヤーは、「F1」のネーミングを商品名に使用することを許された唯一のタイヤメーカーである。
同社は、冬用タイヤテストコースとしてTTCHのほかに、スウェーデンに「YOKOHAMA TEST CENTER of SWEDEN(YTCS)」を設置している。TTCHでは、世界中で販売する全ての冬用タイヤの試験を行い、YTCSでは欧州大陸やロシア・北欧向け商品の確認評価を実施しており、各国・地域の冬路面に最適な冬用タイヤの開発を推進している。
※基準の室温が5℃の場合
■北海道タイヤテストセンターの概要■
名称:北海道タイヤテストセンター(英文:Tire Test Center of Hokkaido=TTCH)
開業:2015年12月
所在地:北海道旭川市神居町上雨紛500(かむいちょうかみうぶん)
敷地面積:906,462㎡
試験対象:乗用車およびトラック・バス向け冬用タイヤ(春から秋は夏用タイヤの試験にも活用)
試験コース:速度100km/h超での高速試験が可能な直線約1kmの圧雪路を持つ全長2.3kmの周回路
氷盤路、雪上/氷上登坂路、雪上/氷上旋回路、勾配5%の全長1.1kmの圧雪ハンドリング路
さらに同社は、将来的に、地図情報や様々なプローブ交通情報(渋滞情報、天候情報)などとタイヤデータを関連付けて分析することで、安全な運行ルートの提案といった新たな付加価値情報を提供し、自動運転車両やMaaS※に関連したサービスを提供する会社などの安心・安全な車両運行管理をサポートすることも目指すとしている。
※Mobility as a Serviceの頭文字。地域住民や旅行者の移動ニーズに対応して複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済などを一括で行うサービス。