DUNLOP:国内市販用タイヤおよび関連商品の値上げ

住友ゴム工業は、国内市販用タイヤおよび、関連商品の代理店向け出荷価格を改定すると発表した。
近年、石油化学系原材料や天然ゴム等が高騰を続けており、これを生産性向上やコスト削減などの企業努力だけで吸収する事は困難であることから、2022年3月1日に、国内市販用夏タイヤおよび、関連商品、4月1日に国内市販用冬タイヤの値上げを行った。しかしながら、ロシア・ウクライナ情勢を背景にタイヤ原材料価格のさらなる高騰に加え、生産や供給に関わるエネルギー価格も上昇している状況を踏まえ、価格を改定することとした。

1.対象商品:国内市販用タイヤ(夏/冬用)およびチューブ、フラップ

2.実施時期:2022年9月1日

3.改定率(見込み):2~8% (商品により改定率が異なります)

BRIDGESTONE: 国連交通安全基金への支援を通じて、グローバルでの交通安全活動に貢献

ブリヂストンは、グローバルでの交通安全活動に貢献するため、国連交通安全基金(United Nations Road Safety Fund=UNRSF)へ、2022年から2025年の4年間で総額100万米ドル(約1億3千万円)の寄付を行うことを決定した。ブリヂストングループは、タイヤメーカーとして安心・安全な移動やレジリアントな社会基盤を支えていくために交通安全が重要な課題と捉えており、UNRSFとのパートナーシップを通じてグローバルで交通安全を推進し、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる「Ease より安心で心地よいモビリティライフを支えること」、「Empowerment すべての人が自分らしい毎日を歩める社会づくり」にコミットしていくとしている。

右から、国連事務総長ロードセーフティ特使 ジャン・トッド氏、
当社常務執行役員 BSEMIA管掌 BSEMIA Management Board Chair 兼 CEO 兼 プレジデント ローラン・ダルトー氏

「2022 タイヤメーカー役員名鑑」予約受付中!

2022年8月に発刊する「2022 タイヤメーカー役員名鑑」を、PDFでWEB販売いたします。

価格:¥1000

閲覧方法:PDF

購入方法:弊社ホームページ「お問い合わせ」よりご連絡ください。または、お電話でもお受けいたします。

お問合せ – 月刊タイヤ (gekkan-tire.co.jp)からお申し込みをしてください。

DUNLOP:市販用EVタイヤの世界展開に向けた活動を加速 ・DUNLOP 「e.SPORT MAXX」 のオンライン発表会を中国で開催

住友ゴム工業は、7月5日に、中国で同社初の市販用EVタイヤ、DUNLOP「e.SPORTMAXX」の発表会をオンラインで開催した。
発表会では、EV専用のフラッグシップモデル「e.SPORT MAXX」を中国で販売することを皮切りに、今後世界のEV向けのマーケットへ参戦する姿勢を改めて示した。

■実施概要■
日時:7月5日 18:50-19:45(中国現地時間)
実施方法:オンライン
出席者:Dunlop Tire Trading Co., Ltd 、徳毛裕司董事長兼総経理 ほか

※欧州市場で、2023年販売予定の販売予定の、FALKEN「e.ZIEX」についても、5月24日から26日に、ドイツ、ケルンで開催された国際タイヤ専門展「ザ・タイヤ・ケルン2022」」で、製品のプロトタイプを初公開した。

TOYO TIRES:通年使用を考えたコミュニティバス専用スタッドレスタイヤ「M937」を発売

TOYO TIREは、コミュニティバス専用スタッドレスタイヤ「M937」を新商品として、9月1日より国内市場で発売すると発表した。

コミュニティバスは、これまで公共交通機関が整備されていなかった地域における新たな移動手段としての運用や、大型路線バスの通行が困難な区間などにおける交通ネットワークの補完といった目的で地方自治体や大手バス事業者が導入している。国土交通省の調査では、導入事例数が、2009年から10年間で約1.5倍増加している。

コミュニティバスは、一般の路線バスに比べて狭い道路を走行するため、低速での発進、信号の無い交差点での停止や右左折も頻繁に行う。タイヤにかかる負荷の大きい使用環境となる事から、偏摩耗の発生や摩耗促進による早期交換の課題を抱えているバス事業者も多く存在している。また、降雪が少ない地域であっても、突然の積雪時における走行安全性を確保するため、スタッドレスタイヤを装着するバス事業者が増加している。夏タイヤから履き替える場合は、2種類のタイヤを準備するコストのほか、交換作業や保管などのメンテナンスも課題となる。一方で、スタッドレスタイヤを使い続ける場合は、摩耗が促進されて一年を通して使用できないケースも散見されている。
今回、発売する「M937」は、通年での使用を考慮して開発したコミュニティバス専用スタッドレスタイヤとなっている。
タイヤが路面に接地するトレッド面全体の幅を広く確保し、大型のブロックを配置することで、タイヤにかかる負荷を分散させてゴムの過度な動きを抑制し、その結果、耐摩耗性能が向上し、推定摩耗ライフが同社従来品(M935)比で、38%向上した。また、縦方向に刻まれた溝の幅を広げることによって、雪が目詰まりすることを防ぐとともに、サイプと呼ばれる細かい溝をトレッド面のブロックに高密度で配置することによって、積雪や凍結した路面における走行性能を確保した。

■「M937」発売サイズ■

タイヤサイズ:205/80R17.5 120/118N
発売開始時期:2022年9月

MICHELIN:インドネシアで持続可能なゴム農園を開発するロイヤル・レスタリ・ウタマ(RLU)の単独所有者に

ミシュランは、49%を保有していたミシュランとバリトパシフィックグループとの合弁会社、ロイヤル・レスタリ・ウタマ(RLU)の資本の51%を買い増し、RLUの単独所有者になった。

RLUは、ミシュランとインドネシアのパートナー企業が2015年に開始したプロジェクトで、ジャンビ州(スマトラ島)の、約70000ヘクタール、東カリマンタン州(ボルネオ島)の、約18000ヘクタールの広範囲で、持続可能な天然ゴム栽培と森林保全の両立を目指している。

この地域は、RLUが関与する以前は森林破壊で大きな被害を受けていた。2015年以降、ミシュラングループはインドネシアの多様な事業に、10億ユーロ以上を投資し、過去6年間で社会的にも環境面でも多くの改善をもたらした。

・23000ヘクタール以上でゴムの木を栽培し、39,000ヘクタールで森林農業や自給自足農業の発展を促進した。
・4000人の雇用を創出し、農家に対し、ゴムの木の栽培と多毛作の技術指導をする事で、住民50000人の生活水準向上に貢献してきた。

大きな改善が進む中、天然ゴムのバリューチェーンは非常に複雑でかつ細分化されており、商業的、社会的、環境面で多くの課題があることも事実である。

ミシュランの購買ディレクター、ヴァンサン・ルセット=ルーヴィエール氏は、次のように述べている。
「ミシュランがRLUの単独所有者になることは、要求が厳しい非凡な長期プロジェクトに投資し続けることを意味します。RLUは、社会的、環境保護的、経済的な目標達成を目指します。人々の生活水準の向上と、森林・生態系の保護を両立しながら、インドネシアの天然ゴム分野の変革を支えることを確信しています」

YOKOHAMA:高性能ストリートスポーツタイヤ「ADVAN NEOVA AD09」が「日刊自動車新聞用品大賞2022」の「タイヤ部門賞」を受賞

横浜ゴムの高性能ストリートスポーツタイヤ「ADVAN NEOVA AD09」が7月1日、日刊自動車新聞社が主催する「日刊自動車新聞用品大賞2022」の「タイヤ部門賞」を受賞した。

受賞した「ADVAN NEOVA AD09」は、走りやカスタムチューニングを愛するユーザー向けに開発した最強のストリートスポーツタイヤである。モータースポーツで培ったレーシング技術を惜しみなく投入し、ドライグリップ、コントロール性、耐摩耗性能を高次元でバランスするとともに、斬新かつ洗練されたパターンやコントラストを鮮明にしたブランドロゴを採用するなど外観も妥協なく追求した。受賞にあたっては性能のみならず外観も重視し、カスタマイズを楽しめるストリートスポーツタイヤとした点が評価された。

 

TOYO TIRES:『TOYO TIRES 大自然を駆け抜けろ! キャンペーン』を実施

TOYO TIREは、7月1日(金)より、国内でSUV専用オールテレーンタイヤ「OPEN COUNTRY A/T Ⅲ」を発売することを記念して、『TOYO TIRES 大自然を駆け抜けろ! キャンペーン』を実施する。

OPEN COUNTRYシリーズは、SUVをターゲットとした同社の主力ブランドで、同社は、世界でも過酷なオフロードレースといわれている「ダカールラリー」や「BAJA 1000」などの国際レースに参戦し、その経験によって得られた知見を商品開発にフィードバックしている。レースで育った高い基本性能とアグレッシブなパターンデザインは、大型SUV車両が抜きんでて普及している北米市場で高く評価されている。

国内市場においては、2016年に展開を開始して以来、種類やサイズを拡充しながらユーザーニーズに合わせた幅広い商品を取り揃えてきた。7月1日より、様々な気象条件や路面状況での走行にバランス良く対応した「A/T(All Terrain:オールテレーン)」タイプのタイヤ「OPEN COUNTRY A/T Ⅲ」の発売を開始する。同社は今回「OPEN COUNTRY A/T Ⅲ」をはじめとするOPEN COUNTRYシリーズの製品を装着して、大自然を感じる体験やアウトドアなどのレジャーにお出かけいただきたいという思いから、このキャンペーンを実施するとの事。

キャンペーンの対象商品は、OPEN COUNTRYシリーズの全商品である。「OPEN COUNTRY A/T Ⅲ」の“3”にちなみ、期間内に対象商品を購入のうえ応募したユーザーの中から抽選で、オフロードアクティビティ、カヤック、ホーストレッキング、シュノーケリング、パラグライダーの体験を各3組に、おしゃピク※セット、オリジナルファイヤーピットを各3名に、3,000円分のクオカードを33名にプレゼントするコースをご用意しているという。

※おしゃれなピクニック

BRIDGESTONE:『Bridgestone 3.0 Journey Report(統合報告2022)』を発行

ブリヂストンは、同社グループの中長期的な企業価値向上に向けた考え方や取り組みを包括的に報告する 『Bridgestone 3.0 Journey Report(統合報告2022)』を本日発行し、同社Webサイトで公開した。

◆Bridgestone 3.0 Journey Report(統合報告2022)の主な内容◆

・Global CEOコミットメント
・企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」※2
・グローバルマネジメントチームによるラウンドテーブル
・サステナビリティを中核とした中長期事業戦略の実行
・価値創造の全体像
・価値共創への招待~信頼の醸成
・価値創造の基盤、コーポレート・ガバナンス
・財務/非財務データ

 

YOKOHAMA:氷雪性能重視型のトラック・バス用スタッドレスタイヤ「905W」を新発売

横浜ゴムは、氷雪性能重視型のトラック・バス用スタッドレスタイヤ「905W」を、2022年9月より全国のヨコハマタイヤ販売会社を通じて販売する。発売サイズは295/80R22.5~225/90R17.5 の12サイズで、価格はオープンプライスとなる。

「905W」は、優れた氷雪上性能で定評のあった「ZEN 903ZW」の後継品となる次世代トラック・バス用スタッドレスタイヤで、冬季路面での「効き」を徹底追求し、氷雪上性能をさらに向上させた。また「ZEN 903ZW」で好評だったロングライフ性能、低燃費性能を維持しており、経済性、環境対応にも配慮している。