DUNLOP:2022年度、入社式を挙行

住友ゴム工業は、4月1日、新入社員(事務系、技術系)58名の2022年度入社式を開催した。
昨年と同様に、今年も新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、対面方式で式典を行った。

日  時:4月1日(金) 9:00~10:00
場  所:住友ゴム工業(株)本社(神戸市中央区脇浜町3-6-9)
出席役員:山本悟代表取締役社長 、井川潔執行役員人事総務本部長 兼 人事部長

【山本社長の挨拶(要旨)】

【住友ゴムの一員として大切にしてほしいこと】
住友ゴムの企業理念「Our Philosophy」は、世界中の住友ゴムで働く全員が、同じ方向にむかって進んでいくために持つべき共通の指針で、軸となる我々の存在意義・Purposeは「未来をひらくイノベーションで最高の安心とヨロコビをつくる」です。一人ひとりが力を発揮し、人、社会、未来を支える「最高の安心とヨロコビ」を世の中へ提供することが住友ゴムの存在意義です。
コロナ禍では人々の生活に大きな変化があり、現在のロシアによるウクライナ侵攻は、事業活動にも大きな影響を及ぼしています。予期せぬことが起こり、変化の激しい環境の中だからこそ、「ブレない共通の指針」として、「Our Philosophy」を大切にして、変化に対応できるよう変わっていかなければなりません。自らが新しいことに挑戦し、イノベーションを起こしていこうという想いを大切にしてほしいと思います。

【社会人として大切にしてほしいこと】
「素直であること」は、社会人として大切な心構えのキーワードです。何事もまずは「素直な気持ち」で受け止めてみる姿勢が大事です。誰の意見もまずは素直に聞き、良いと感じたことは素直に取り入れていく。これを繰り返すことで、自分の至らない点が補強され、実力が蓄えられていきます。素直な心でいると、その人の周囲には同じような心を持った人が自然と集まり、協力者を得て物事がうまく運んでいきます。素直な気持ちを持って、誠実であることは強いベースとなります。
次に大切にしてほしいことは「一歩踏み出す勇気を持つこと」です。「自分を変える」「自分を変化させる」のは勇気がいることです。気恥ずかしさもあり、きっかけが無いとなかなか踏み出せないものですが、一歩踏み出す勇気をもって、積極的にチャレンジしてもらいたいと強く思います。

皆さんは社会人としては1年生ですので真っ白な状態です。自分の気持ち次第、やる気次第で、どんなことでも吸収可能です。皆さんの若いエネルギー、無限大の可能性、チャレンジ精神に大いに期待しています。

TOYO TIRES:ニュルブルクリンク24時間耐久レースおよびNLS耐久シリーズに参戦

TOYO TIREは、2022年5月26日から29日にかけて、ドイツ・ニュルブルクリンクで開催される「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」(正式名称:50th ADAC TOTAL 24h-Rennen)、および、2022年3月26日に同サーキットで開幕する「NLS耐久シリーズ」(正式名称:Nürburgring Langstrecken Serie)に参戦する事を発表した。

同社が欧州でのレース活動の中心として取り組む「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」は、世界でも過酷な耐久レースとして知られている。このレースが開催されるニュルブルクリンクは、ラインラント=プファルツ州(ドイツ)のニュルブルクに位置する全長約25kmのサーキットである。GPコースと呼ばれる、約5kmの通常サーキットと、ノルドシュライフェ(北コース)と呼ばれる、約20kmのサーキットで構成され、特に北コースは、約300mの高低差があり、170ヵ所を超えるコーナーや外側の傾斜面を高くしたヘアピンカーブが待ち受けている。山間部特有の急な天候変化に見舞われやすく、このコースを24時間走る本レースには、自動車やタイヤの総合的な性能を追求する場として多くのメーカーが参戦している。このレースに向け、同サーキットで行なわれる「NLS耐久シリーズ」※にも出走する予定とのこと。
※NLS耐久シリーズ:ニュルブルクリンク24時間耐久レースに参戦するドライバーが、コース慣れや実戦テストのために参戦するシリーズ。

今年から同社は参戦体制を刷新し、ニュルブルクリンク近郊で10年以上に渡りレース活動及び車両製作を手がけるレースチーム「Ring Racing」とパートナーシップ契約を結んだ。同社が投入する「TOYOTA GR Supra GT4」向けにレースタイヤを開発、供給し、TOYO TIRESブランドの訴求を図るとしている。

BRIDGESTONE:ロシアにおける生産および、ロシア向けタイヤ輸出停止と、ウクライナ人道支援を決定

ブリヂストンは、ウクライナにおける現状を憂慮しており、人々が安心して生活できる平和な社会が一刻も早く取り戻されることを願っている。同社は、従業員とその家族を含む関係者の安心と安全を最優先に、グループ内で密接に連携して状況を注視し、新たに制定した「Bridgestone EB Commitment」を軸として、対応を検討、実施してきた。
同社は、最新の情勢を踏まえつつ、事態を慎重かつ総合的に熟慮した結果、ロシアにおける生産および、ロシア向けタイヤ輸出停止を決定した。

●生産:ロシア乗用車用タイヤ工場(ウリアノフスク)の稼働停止および新規設備投入を凍結
3月14日に稼働停止を決定、現地従業員対応を実施
3月18日に稼働停止

●タイヤ輸出:ロシア向けタイヤ輸出を停止
3月14日付けにて停止

なお、同社における同社生産拠点は上記1工場のみであり、同社グループ全体における、ロシア事業の売り上げ収益は、約2%である。また、同社のロシア駐在員とその家族、計10名については、既に帰国を決定し、実施している。

同社は、ウクライナへの人道支援のため、総額250万ユーロ(約3億2000万円)の寄付を、UNHCR(国際難民高等弁務官事務所)へ行うと発表した。また、各地域グループ会社より、欧州にて、100万ユーロ、米州、アジアより、各25万ドルの寄付を、国際赤十字などに予定しており、同社グループ全体で、総額、約5億円の寄付を実施する。欧州グループ会社においては、従業員がボランティア活動に参加し、避難してきたウクライナ市民の受け入れ支援や、食料、医薬k品などの物資支援を行っているとの事。

YOKOHAMA:2022年モータースポーツ活動計画を発表

横浜ゴムは、2022年のモータースポーツ活動計画を発表した。同社は、中期経営計画「Yokohama Transformation 2023(YX2023)」のタイヤ消費財戦略において、高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR」、「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を掲げている。その中で、モータースポーツ活動を技術開発および「ADVAN」、「GEOLANDAR」ブランド強化の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまで国内外の多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦する。また、サステナブルな社会実現に向けた活動の一環として、再生可能原料やリサイクル原料を用いたタイヤの開発を極限のテストの場であるレースにおいてスタートするという。

★GT・ツーリングカーレース
■SUPER GT
「SUPER GT」はメーカーのワークス勢が主力となるGT500と個性的なチームが競い合うGT300の2つのクラスで争われる。GT500は独自の規則に則った車両が参戦。一方、GT300は自動車メーカーが製造販売する国際規格のFIA GT3マシンと日本独自のJAF-GT車両ならびにマザーシャシーが混在し、国内外のバラエティ豊かな車種が競い合う。GT500では、2021年に全8戦中、3回の表彰台を獲得。2022年も2チームと優勝を目指す。GT300では、15台をサポートし2年ぶりのシリーズチャンピオン奪還を目指す。

■ニュルブルクリンク24時間耐久レース
「第50 回ニュルブルクリンク24時間耐久レース(ADAC TOTAL 24h-Rennen)」と「ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)」に2021年からパートナーシップ契約を締結しているBMWカスタマーチーム「Walkenhorst Motorsport」の「BMW M4 GT3」3台で参戦。同チームは2021年のNLS第6戦「第44回RCM DMV Grenzlandrennen」で総合優勝しており、今年もADVANレーシングタイヤの「ADVAN A005」(ドライ用)と「ADVAN A006」(ウェット用)を供給する。

■TCRリージョナル選手権
世界各国で行われるTCRリージョナル選手権のうち「TCR Scandinavia」などに「ADVAN A005」(ドライ用)と「ADVAN A006」(ウェット用)を供給する。

■その他のGT・ツーリングカーレース
2021年よりワンメイク供給を開始した北米の「Porsche Sprint Challenge North America by Yokohama」および「Yokohama Drivers Cup USA」、日本で行われる「インタープロトシリーズ」にADVANレーシングタイヤを継続供給する。

★フォーミュラレース
■全日本スーパーフォーミュラ選手権
2016年からワンメイク供給を開始した「全日本スーパーフォーミュラ選手権」では2022年も「ADVAN A005」(ドライ用)と「ADVAN A006」(ウェット用)を継続供給する。なお、同選手権には2023年から天然由来の配合剤やリサイクル原料などのサステナブル素材を活用したレーシングタイヤを供給する予定で、本年から年間7回のスーパーフォーミュラの各大会前後に行われるテストでタイヤの開発を開始する。

■全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
シリーズチャンピオンを獲得したドライバーには、シーズン終了後に行われるスーパーフォーミュラのルーキーテストへの参加権が与えられる。トップドライバーへの登竜門である同選手権に、同社は昨年に続いて「ADVAN A005」(ドライ用)と「ADVAN A006」(ウェット用)を供給する。

★ラリー
■全日本ラリー選手権
ターマック(舗装路)向け「ADVAN A08B」および「ADVAN A052」、グラベル(未舗装路)向け「ADVAN A053」の高性能を武器に、多くのクラスでチャンピオン獲得を目指す。

■その他のラリーおよびラリークロス競技
米国の「ARA Rally (American Rally Assosiation)」に参戦する「Subaru Rally Team USA」に「ADVAN A053※」を供給する。また、2021年から北米でスタートし、今年から欧州と中東でも開催される「NRX (Nitro Rallycross)」では、これまでの内燃機関車両に加え、新たに追加されるEVカテゴリーに参戦する10台のEV車両向けにも「ADVAN」タイヤを供給する。 ※開発品

★スピード競技
■全日本ジムカーナ選手権
「ADVAN A08B」「ADVAN A052」「ADVAN A050」の高性能を武器に、多くのクラスでチャンピオン獲得を目指す。

■全日本ダートトライアル選手権
「ADVAN A053」をはじめ、軟質路面用「ADVAN A031」や超硬質路面用「ADVAN A036」など幅広い路面に対応したタイヤラインアップを武器に、多くのクラスでチャンピオンの獲得を目指す。

★ヨコハマ・モータースポーツ・スカラシップ
同社はモータースポーツ振興促進活動の一環として、国内のラリー、ジムカーナ、ダートトライアル競技参加者を支援する「ヨコハマ・モータースポーツ・スカラシップ2022」を実施している。受付期間は2022年4月30日 (当日消印有効)まで。同制度は登録したヨコハマタイヤユーザーを支援する制度である。対象競技などスカラシップの詳しい内容は専用サイトに掲載との事。

ヨコハマ・モータースポーツ・スカラシップ2022 専用サイト:https://www.y-yokohama.com/cp/motorsports/scholarship/

★参加型モータースポーツ
「TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ」や「N-ONE OWNER’S CUP」、各地のサーキットにて開催されるレースにタイヤを供給する。

★オフロードレース
SUV・ピックアップトラック向けタイヤブランド「GEOLANDAR」を擁し、北米の「The Mint400」やオセアニアでのデザートレース、アジアクロスカントリーラリーなどのオフロードレースに参戦する。2021年は「GEOLANDAR」装着車が数々のレースで輝かしい戦績を残しており、米国の「2021 King Shocks Area BFE Beatdown」の4800クラスでワンツーフィニッシュ、メキシコの「第34回 SCORE SAN FELIPE 250」のPro UTV NAクラスで優勝、北米の「Best In The Desert 2021」シリーズの一戦である「2021 King Shocks Laughlin Desert Classic」の「Trick Truck」クラスで優勝を果たした。

★その他レース
■ヒルクライム
第100回を迎える米国のヒルクライムレース「Pikes Peak International Hill Climb」に今年も参戦。今年はエキシビションクラスに参戦するEV車両にバイオマス(生物資源)由来のブタジエンゴムを使用した「ADVAN」タイヤを供給するほか、その他のクラスでも多くの車両をサポートする。また「Porsche Cayman GT4 Clubsport」により競われる「Porsche Pikes Peak Trophy by Yokohama」へのワンメイク供給を継続する。2021年はオープンクラスとエキシビションクラスの2部門でクラス優勝を果たしており、2022年は総合優勝奪還を目指す。

■カートレース
国内カートレースの頂点に位置する「全日本カート選手権」の最高峰クラスであるOK部門に参戦し、ヨコハマタイヤユーザーのチームやドライバーとともに勝利を目指す。また「ジュニアカート選手権」では、2021年に引き続きFP-ジュニアCadets部門に「ADVAN」タイヤをワンメイク供給するほか、海外でも「アジア・カーティング・オープン選手権」へのワンメイク供給を継続する。

 

DUNLOP:2022年度DUNLOP・FALKENモータースポーツ活動計画を決定

住友ゴム工業は、2022年度のモータースポーツ活動計画を決定した。今年も四輪、二輪の国内外のモータースポーツレースにおいて、トップクラスから入門レースまで幅広いカテゴリーでタイヤ供給を行い、好調な成績を残した2021年の記録を塗り替えるべく、各チーム・ドライバーと密に連携を図るとの事。
DUNLOPおよび、FALKENブランドのさらなる価値向上とタイヤ開発力の強化を目指すとともに、車を楽しむファンを支えモータースポーツの裾野を広げるべく活動していくとしている。

国内最高峰のレース「SUPER GT」では、2021年にシリーズチャンピオンを獲得したGT300クラスにおいて新たに「SHADE RACING」と「BUSOU Drago CORSE」が加わり7台、GT500クラス2台の合計8チーム・9台をサポートする。その他「全日本ラリー選手権」、「全日本ジムカーナ選手権」、「全日本ダートトライアル選手権」、「全日本カート選手権」の幅広いカテゴリーにタイヤを供給し、各クラスでタイトル獲得を目指すという。また、多くの人に開かれたスポーツとして楽しんでもらうために、入門フォーミュラレースである「フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ」、「FIA-F4選手権」、「F4選手権」、「Super FJ選手権」や、参加型競技の「TCRジャパンシリーズ」、「VITA RACE」、「BMW & MINI Racing」へのワンメイクタイヤの供給に加え、アマチュアドライバーも参戦する「TOYOTA GAZOO Racing GR86/BRZ Cup」への協賛およびタイヤの供給をすることで、若手ドライバーの育成にも力を入れるという。

世界一過酷なレースとも言われるドイツ・ニュルブルクリンクで開催される「ニュルブルクリンク24時間レース(正式名称:ADAC TOTAL 24-Hour Race)」に参戦。昨年に引き続き「FALKEN Motorsports」として、「Porsche 911 GT3R」2台体制で総合優勝を目指す。また、3年ぶりに「SP3T」クラスで参戦する「スバルテクニカインターナショナル」へのタイヤ供給も引き続き行い、欧米を中心に高い評価を得ているFALKENブランドのさらなる価値向上を目指す。

同社は、世界最高峰のロードレースである「FIMロードレース世界選手権」のMoto2、Moto3クラスにワンメイクタイヤ供給を行い、レースに参戦するライダーの足元を支える。「FIM世界耐久選手権シリーズ」では、今年から「Webike SRC Kawasaki France Trickstar」を加えた4チームにタイヤを供給し、優勝を目指す。オフロードレースでは、12年連続全階級制覇の記録を持つ全米選手権「AMAスーパークロス」で本年も全階級制覇を目指すとともに「モトクロス世界選手権」でのチャン ピオン獲得も目指す。

さらに当社は、国内において「全日本ロードレース選手権」をはじめ、様々なカテゴリーにおいてライダーをサポートし「NSF100 HRC トロフィー」のジュニアチャンピオンシップクラスなどの育成型レースにもワンメイクタイヤを供給することで、日本から世界に通用するライダーを育てるための環境づくりに取り組むとしている。

 

 

2021年「ニュルブルクリンク24時間レース」の様子
2021年「SUPER GT」の様子
2021年「AMAスーパークロス」の様子

 

 

 

 

 

TOYO TIRES:北米オフロードレース「The Mint 400」参戦選手をOPEN COUNTRYでサポート

TOYO TIREは、3月9日(水)から13日(日)の5日間、米国・ネバダ州で開催予定の、2022年「The Mint 400」において、チームランドクルーザー・トヨタオートボデー所属の、三浦昂選手に対し、同社製タイヤ「OPEN COUNTRY M/T-R」を供給し、このレース「Unlimited Truck SPECクラス」への参戦をサポートを行うと発表した。

「The Mint 400」は、1968年から開催されている、米国伝統のオフロードレースとして知られている。全行程400マイル(約644km)におよぶ山麓の、過酷な砂漠地帯を走破するコースで、無事にゴールするためには、ドライバーのテクニックに加えて、装着タイヤの悪路走破性と耐久性が高いレベルで要求されるとされている。

同社が、このレースでの参戦をサポートする三浦昂選手は、今年1月に開催された「Dakar Rally 2022」では、クラス9連覇、また、昨年の「Best in the Desert Vegas to Reno」では、初参戦にしてクラス優勝を達成するなど、オフロードレーサーとして着実に実績を積み上げている選手である。
同レースに供給する「OPEN COUNTRY M/T-R」は、北米市場で高く評価されている本格的オフロード向けピックアップトラック/SUV用タイヤ「OPEN COUNTRY M/T」をレース用にチューンアップしたもので、世界各地のオフロードレースで培った経験をフィードバックし、開発を重ねた「OPEN COUNTRY」シリーズは、トラクション性能やブレーキ性能、悪路走破性や耐外傷性が高く、同レースにおける走行を力強くサポートする。

NEXEN:マッドテレーンタイヤ「ROADIAN MTX」を日本で発売

ネクセンタイヤジャパンは、オンロードにもオフロードにも対応する汎用性の高いマッドテレーンタイヤ「ROADIAN MTX」を、2022年4月1日より、株式会社カーポートマルゼンにて先行販売を開始する。
発売サイズは、16インチから20インチの計7サイズで、価格はオープンプライスとなる。
今後は需要に応じてサイズ、販路を拡大予定とのこと。
このタイヤは、オフロード性能の向上はもちろんのこと ROADIANシリーズに期待される頑丈さや、オンロードの走行快適性を犠牲にすることなく、耐荷重とトラクション性能を向上している。また、市販タイヤとしては画期的な、ユーザーにカスタマイズのオプションが提供可能なタイヤである。

BRIDGESTONE:2030年を見据えた企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を発表

ブリヂストンは、創立91周年となる、2022年3月1日に、2030年を見据えた企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を発表した。
「E」で始まる言葉で表現した、ブリヂストンのらしい8つの価値「Energy・Ecology・Effciency・Extension・Economy・Emotion・Ease・Empowerment」を、ブリヂストンらしい目的と手段で、従業員・会社・パートナー・お客様と共に創出し、持続可能な社会を支える事にコミットしていくものである。
同社は、この「Bridgestone E8 Commitment」を、未来からの信任を得ながら、経営を進める軸として、ビジョン「2050年サステナブルなソリューションカンパニーとして、持続的に社会価値・顧客価値を提供している会社へ」の実現に向けて、変革を加速するとしている。

Energy:カーボンニュートラルなモビリティ社会の実現を支える事にコミットする。
Ecology:持続可能なタイヤソリューションの普及を通じ、より良い地球環境を将来世代に引き継ぐことにコミットする。
Effciency:モビリティを支え、オペレーションの生産性を最大化する事にコミットする。
Extension:人とモノの移動を止めず、さらにその革新を支えていくことにコミットする。
Economy:モビリティとオペレーションの経済価値を最大化する事にコミットする。
Emotion:心動かすモビリティ体験を支えることにコミットする。
Ease:より安心で心地よいモビリティライフを支えることをコミットする。
Empowerment:すべての人が自分らしい毎日を歩める社会づくりにコミットする。

ブリヂストングループは、1931年の創業以来「最高の品質で社会に貢献」を不変の使命としており、変わりゆく社会のニーズに対応し、ひとりひとりの安心・安全な移動や暮らしを支え続けるために、事業を拡大・進化させてきた。1988年のファイアストン社買収を契機とした「第二の創業」に続き、2020年を「第三の創業」Bridgestone3.0の初年度とし、ビジョンの実現に向けて取り組みを進めている。そして、2020年から2年間のコーポレートトランフォーメーション(CX)を経て築いた、変革に対応できる”強い”ブリヂストンを基盤に、変革をさらに加速するにあたり、未来からの信任を得ながら経営を進める軸とするのが「Bridgestone E8 Commitment」とのことである。

BRIDGESTONE:ENEOSと、使用済タイヤからタイヤ素原料を製造するケミカルリサイクル技術の社会実装に向けた共同プロジェクトを開始 ~持続可能な社会を目指す取り組みとして、NEDOグリーンイノベーション基金事業に採択~

ブリヂストンとENEOSは、ブリヂストンが掲げる「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」と、ENEOSが掲げる「低炭素・循環型社会への貢献」という共通するビジョンの実現に向け、「使用済タイヤの精密熱分解によるケミカルリサイクル」※1技術の社会実装に向けた共同プロジェクトを開始ししたと発表した。

なお、このプロジェクトは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いたプラスチック原料製造技術開発」に採択された実証事業「使用済タイヤからの化学品製造技術の開発」における2つの研究開発項目のうちのひとつである。※2※3
グリーンイノベーション基金事業とは、日本政府が掲げる「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」という目標の達成に向けて、エネルギー・産業部門の構造転換や大胆な投資によるイノベーションの加速を目指して、経済産業省により設置された制度で、この目標に経営課題として取り組む企業等に対して、10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援するものである。

自動車・交通需要の増加に伴い、将来もタイヤ需要の拡大※4が見込まれている。現在、タイヤの主な材料のひとつとして、石油由来の合成ゴムが使用されている。また、使用済タイヤの多くはサーマルリカバリー(熱回収)※5により燃料として有効利用されているが、その際にCO2排出を伴う。

このプロジェクトでは、ブリヂストンがタイヤ・ゴム事業を通じて培ってきた高機能ゴムなど高分子素材の設計技術と、ENEOSが有する原油精製技術や基礎化学品製造に関する基盤技術を最大限融合させ、使用済タイヤのケミカルリサイクル技術の確立を目指す。
具体的には、使用済タイヤを精密熱分解して得られる分解油を石化原料(ナフサ※6等)化し、この石化原料から合成ゴム※7の素原料であるブタジエン等の化学品を高収率に製造するケミカルリサイクル技術の社会実装に向けた実証実験を行う。
2030年までに量産を想定した大規模実証試験を実施し、その後、早期の事業化を進めていくという。
ブリヂストンとENEOSは、タイヤ・ゴム産業および石油・石油化学産業のリーディングカンパニーとして、将来に向け、これらの産業のバリューチェーンにおけるさらなる資源循環性の向上やCO2排出量の削減に取り組むとしている。

ブリヂストングループでは「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」をビジョンとして掲げ、中長期事業戦略/中期事業計画(2021-2023)※8を実行している。
その中核として、バリューチェーン全体でサーキュラーエコノミー、カーボンニュートラル化への取り組みと、ビジネスモデルを連動させる「サステナビリティビジネス構想」※9の実現に向けた取り組みを加速している。タイヤを「創って売る」タイヤ事業、お客様がタイヤを「使う」段階で価値を提供するソリューション事業に加えて、2021年にはタイヤを原材料に「戻す」リサイクル事業の探索と研究開発をスタートさせている。

ENEOSグループは、2040年グループ長期ビジョンにて「低炭素・循環型社会への貢献」を掲げている。化石燃料由来の原料を用いる石油・石油化学産業にとって、低炭素・循環型社会の実現のためには再生可能資源の更なる利用促進が求められる。その取組みの一環として、ENEOSグループは環境対応型事業として、製油所を活用した油化リサイクルを推進している。

両社は、タイヤ・ゴム産業、石油・石油化学産業において培ってきた技術やノウハウを融合し、タイヤに関わるこれらの産業のカーボンニュートラル化、および持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。

※1:使用済みの資源を、そのままではなく、化学的に処理し、他の化学物質に転換してリサイクルすること。
※2:ブリヂストンとENEOSが実施する「使用済タイヤからの化学品製造技術の開発」がNEDOグリーンイノベーション基金事業に採択
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101517.html
※3:グリーンイノベーション基金事業に採択された実証事業「使用済タイヤからの化学品製造技術の開発」における、もう一つの研究開発項目「使用済タイヤの低温分解解重合による高収率リサイクル法開発」の詳細は、こちらのニュースリリースをご覧ください。
https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2022021802.html
※4:公益社団法人新化学技術推進協会 「化学産業が紡ぐ30年後の未来社会とイノベーション戦略
個別戦略編 基礎化学品製造分野の技術戦略(1)ゴム編」
http://www.jaci.or.jp/public/page_03.html#rubber
※5:使用済みの資源から熱エネルギーを回収すること。
※6:主に原油から得られるガソリンに近い油を指す。ナフサを熱によって分解することで、プラスチック、合成ゴム、合成繊維、塗料、合成洗剤などの原料が作られている。
※7:タイヤの主材料の一つで、現在は主に石油から製造されているゴム。
※8:ブリヂストンの中長期事業戦略/中期事業計画(2021-2023)進捗
https://www.bridgestone.co.jp/ir/library/strategy/index.html
※9:ブリヂストンのサステナビリティビジネス構想
https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2020122201.html
https://www.bridgestone.co.jp/ir/library/strategy/pdf/JPN_yearendpressconference2020.pdf

DUNLOP:同社初の市販用EVタイヤDUNLOP「e. SPORT MAXX」を中国で新発売 ~同社史上最高レベルの低燃費(電費)性能を実現~

住友ゴム工業は、同社史上最高レベルの低燃費(電費)性能を誇る、同社初の市販用EVタイヤDUNLOP「e. SPORT MAXX」を、EV化が急速に進む中国市場で、4月から発売すると発表した。また、同様にEV市場が拡大する欧州でも、市販用EVタイヤとして、FALKEN「e. ZIEX」を、2023年から発売する予定との事。